2022/09/29(木) - 18:19
3度の世界王者ペテル・サガン(スロバキア、トタルエネルジー)が来日!日本はもちろん、韓国やタイ、フィリピンなど、アジア各国から集まったスペシャライズドのアンバサダーたちと共に富士スピードウェイを走り、レーシングカーに乗って楽しんだ一日をレポートします。
ペテル・サガン(スロバキア、トタルエネルジー)のインスタストーリー発信が、世界選手権開催地オーストラリアから、どこか見覚えのある大都市に切り替わったことに気づいたユーザーも多いはず。新橋のSL広場、東京、そして渋谷。そう、プロトンで屈指の人気を誇るスロバキアのスーパースターが、スペシャライズド主催のイベントに参加するため来日を果たしたのだ。
昨年の東京オリンピックをスキップしたサガンにとって、来日はティンコフに所属していた2016年のさいたまクリテリウム以来6年ぶり。タッグを組むスペシャライズドのアジア圏ブランディングの場として日本が選ばれ、世界選手権を終えたばかりの3x世界王者をゲストに、各国のスペシャライズドスタッフはもちろん、アジアのブランドアンバサダーを招いたビッグイベントが実現した。
9月28日(水)の夕方は渋谷のホテルを会場にしたパーティーが催され、翌9月29日(木)は富士スピードウェイを午前いっぱいフルに貸し切った豪華プラン。東京オリンピック・パラリンピックの記憶も新しい1周4.563kmの国際サーキットコースを舞台に、それぞれが自慢のスペシャライズドロードバイクを思いっきり走らせた。
思い思いにライドを楽しんだ後は、スペシャライズドと縁の深い(JSPORTSのゲスト解説としてもおなじみ!)プロレーシングドライバー、元嶋佑弥選手ドライブによるレーシングカー走行も。スペシャライズドのE-クロスバイク「Turbo Vado SL」で身体をほぐしたサガンもナビシートに収まり、300km/hのハイスピードドライブへと繰り出した。
元嶋選手によれば、大のクルマ好きとして知られるサガンは2、3周の全開走行を余裕で楽しんでいたという。
クルマを降りたサガンは、「とても楽しくて良い経験になったよ。彼(元嶋選手)はプロのドライバーだから怖くはなかった。ハイスピードで長いコーナーに突入した瞬間は興奮したね」とこの日一番の笑顔で刺激的な体験を振り返る。「レーサーが運転する車に乗ったのは2回目。前回は(フェルナンド)アロンソが運転してくれた車に乗ったけど、その時は普通の(レースカーではない)フェラーリだったんだ。それに雨も降っていたので今日みたいなブレーキングは初めてだったよ」と満足げだ。
「実際何位争いをしているのか分からなかったけれど、確実に優勝争いではないことは分かっていた」と振り返る世界選手権を7位で終え、健在ぶりをアピールしたサガン。2日前の9月27日(火)にオーストラリアを発ち日本に到着したが、疲れはあるか?という質問に対し「Why(なんで)?」と即答するあたりはさすがのタフっぷり。
3度にわたるコロナ感染で本調子と言えないシーズンを過ごしたサガン。世界選前のカナダ2連戦はどちらもDNFだったが、その実腹痛に見舞われていてコンディションが悪かったという。兄ユライの引退も重なって今シーズン限りで引退する噂が流れたが、「世界選手権を勝てなかったから(引退はしないよ)」と現役続行をアピール。「"この世界選手権を勝ったら引退する"っていうのはジョークだったんだよね」とも。今シーズンのロードレース活動は終了したものの、今後サガンは日本からイタリアに渡って初開催となるグラベル世界選手権(10月9日)に参戦する。
本日9月29日(木)は関係者やメディア、インフルエンサーだけを招いたクローズドイベントだったものの、イベント最終日となる明日9月30日(金)は、抽選を勝ち抜いた一般参加者も招いたスペシャルライドが行われる予定。その模様も速報レポートで紹介します。
シクロワイアードでは後日サガンのインタビューを掲載予定。イベントのこと、世界選手権のこと、キャリアを振り返ってのこと、類まれなるフィジカルやトレーニングについてなど、本人の言葉を通してお伝えします。
text:So Isobe
ペテル・サガン(スロバキア、トタルエネルジー)のインスタストーリー発信が、世界選手権開催地オーストラリアから、どこか見覚えのある大都市に切り替わったことに気づいたユーザーも多いはず。新橋のSL広場、東京、そして渋谷。そう、プロトンで屈指の人気を誇るスロバキアのスーパースターが、スペシャライズド主催のイベントに参加するため来日を果たしたのだ。
昨年の東京オリンピックをスキップしたサガンにとって、来日はティンコフに所属していた2016年のさいたまクリテリウム以来6年ぶり。タッグを組むスペシャライズドのアジア圏ブランディングの場として日本が選ばれ、世界選手権を終えたばかりの3x世界王者をゲストに、各国のスペシャライズドスタッフはもちろん、アジアのブランドアンバサダーを招いたビッグイベントが実現した。
9月28日(水)の夕方は渋谷のホテルを会場にしたパーティーが催され、翌9月29日(木)は富士スピードウェイを午前いっぱいフルに貸し切った豪華プラン。東京オリンピック・パラリンピックの記憶も新しい1周4.563kmの国際サーキットコースを舞台に、それぞれが自慢のスペシャライズドロードバイクを思いっきり走らせた。
思い思いにライドを楽しんだ後は、スペシャライズドと縁の深い(JSPORTSのゲスト解説としてもおなじみ!)プロレーシングドライバー、元嶋佑弥選手ドライブによるレーシングカー走行も。スペシャライズドのE-クロスバイク「Turbo Vado SL」で身体をほぐしたサガンもナビシートに収まり、300km/hのハイスピードドライブへと繰り出した。
元嶋選手によれば、大のクルマ好きとして知られるサガンは2、3周の全開走行を余裕で楽しんでいたという。
クルマを降りたサガンは、「とても楽しくて良い経験になったよ。彼(元嶋選手)はプロのドライバーだから怖くはなかった。ハイスピードで長いコーナーに突入した瞬間は興奮したね」とこの日一番の笑顔で刺激的な体験を振り返る。「レーサーが運転する車に乗ったのは2回目。前回は(フェルナンド)アロンソが運転してくれた車に乗ったけど、その時は普通の(レースカーではない)フェラーリだったんだ。それに雨も降っていたので今日みたいなブレーキングは初めてだったよ」と満足げだ。
「実際何位争いをしているのか分からなかったけれど、確実に優勝争いではないことは分かっていた」と振り返る世界選手権を7位で終え、健在ぶりをアピールしたサガン。2日前の9月27日(火)にオーストラリアを発ち日本に到着したが、疲れはあるか?という質問に対し「Why(なんで)?」と即答するあたりはさすがのタフっぷり。
3度にわたるコロナ感染で本調子と言えないシーズンを過ごしたサガン。世界選前のカナダ2連戦はどちらもDNFだったが、その実腹痛に見舞われていてコンディションが悪かったという。兄ユライの引退も重なって今シーズン限りで引退する噂が流れたが、「世界選手権を勝てなかったから(引退はしないよ)」と現役続行をアピール。「"この世界選手権を勝ったら引退する"っていうのはジョークだったんだよね」とも。今シーズンのロードレース活動は終了したものの、今後サガンは日本からイタリアに渡って初開催となるグラベル世界選手権(10月9日)に参戦する。
本日9月29日(木)は関係者やメディア、インフルエンサーだけを招いたクローズドイベントだったものの、イベント最終日となる明日9月30日(金)は、抽選を勝ち抜いた一般参加者も招いたスペシャルライドが行われる予定。その模様も速報レポートで紹介します。
シクロワイアードでは後日サガンのインタビューを掲載予定。イベントのこと、世界選手権のこと、キャリアを振り返ってのこと、類まれなるフィジカルやトレーニングについてなど、本人の言葉を通してお伝えします。
text:So Isobe
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