エアロダイナミクスに長けるブランドとして名を馳せるアメリカのHED(ヘッド)より、カーボンロードホイールの主力となるVanquishシリーズをピックアップして紹介しよう。プレミアムグレードのPROと、セカンドグレードのPERFORMANCEが用意され、選び分けられるシリーズとなっている。



ヘッド VANQUISH RC4 PROヘッド VANQUISH RC4 PRO (c)HED
1980年代からホイールのエアロダイナミクスに着目していたアメリカのヘッド。長年の研究開発で蓄積された空力性能についてのノウハウをもとに生み出されたホイールは、サポート外のプロ選手もこぞって使用するほど性能に定評を得ていた。

アメリカでのハンドビルドにこだわるヘッドのロードホイールラインアップから今回ピックアップするモデルは、ディスクブレーキ用チューブレス、クリンチャーホイールのVanquish(ヴァンキッシュ)だ。

ヘッド VANQUISH RC6 PROヘッド VANQUISH RC6 PRO (c)HED
ヘッド VANQUISH RC8 PROヘッド VANQUISH RC8 PRO (c)HED
2018年にリリースされたVanquishだが、スペックは現在のトレンドとなっているものばかり。例えば、リム外幅30mmと内幅21mmの設計で、28mm幅を最適なタイヤに設定したところなどをみても、ノウハウを土台とした先見の明があったことは明らかだ。

特許を取得したエアロプロファイルのリムで構成されるVanquishホイールは、現在PROグレードとPERFOEMANCEグレードに分けられており、ユーザーのニーズや予算によって選べるシリーズとなっている。40mmハイトのRC4、61mmハイトのRC6は共通ラインアップで、PROグレードのみに84mmハイトのRC8が用意されている。

ヘッド VANQUISH RC6 PERFORMANCEヘッド VANQUISH RC6 PERFORMANCE (c)HED
リムの形状は同一で、用いられるカーボン素材がPROが110gsm、PERFORMANCEが150gsmと異なる。さらにハブ、スポークもそれぞれ選び分けられており、PROグレードがHED Sonic Proハブという5爪、45ラチェット仕様で、サピムCX-RAYで組み上げられている。

対してPERFORMANCEグレードに採用されたハブはHED GP PERFORMANCEという4爪フリーボディのモデルだ。スポークはサピムのCX-Sprint。各モデルのスペックや価格は以下一覧をチェックしてもらいたい。

ヘッド VANQUISH RC4 PERFORMANCEヘッド VANQUISH RC4 PERFORMANCE (c)HED
ヘッド Vanquishシリーズ ラインアップ
VANQUISH RC4 PRO VANQUISH RC6 PRO VANQUISH RC8 PRO VANQUISH RC4 PERFORMANCE VANQUISH RC4 PERFORMANCE
リムハイト 40mm 61mm 84mm 40mm 61mm
リム内幅 21mm 21mm 21mm 21mm 21mm
リム外幅 30mm 30.6mm 30.6mm 30mm 30.6mm
リム重量 423g 491g 567g 495g 523g
フロント重量 665g 725g 795g 760g 790g
リア重量 800g 850g 925g 900g 930g
セット重量 1465g 1575g 1720g 1660g 1720g
ハブ HED Sonic Pro hubs HED Sonic Pro hubs HED Sonic Pro hubs HED GP Performance hubs HED GP Performance hubs
スポーク Sapim CX-Ray Sapim CX-Ray Sapim CX-Ray Sapim CX-Sprint Sapim CX-Sprint
フロント価格(税込) 198,000円 198,000円 198,000円 121,000円 121,000円
リア価格(税込) 239,800円 239,800円 239,800円 148,500円 148,500円
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