強風のためコース短縮となったブエルタ・ア・ラ・レヒオン・デ・ムルシア初日。マルク・ソレル(スペイン、UAEチームエミレーツXRG)が逃げ切り勝利を飾り、今季初戦のトーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング)は40秒遅れの3位だった。



今季初戦を迎えたトーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング) photo:CorVos

ツール・ド・フランスへの出場が決まったピナレロQ36.5プロサイクリングのエース、トーマス・ピドコック(イギリス)の2026年シーズン初戦となったブエルタ・ア・ラ・レヒオン・デ・ムルシア(UCI2.1)。1981年に初開催されたスペイン南東部ムルシアを舞台にした大会は、昨年まで5年間のワンデーレースから今年、2日間のステージレースへと復活した。

大会初日は強風のため、レース主催者とプロ選手組合(CPA)を代表するペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス)が協議した結果、コース後半の83kmに短縮しての実施が決定した。変わらぬ強い風のなか、形成された逃げ集団は9名。そこにモビスターは3名、UAEチームエミレーツXRGは2名を送り込むことに成功し、追いかけるメイン集団はスーダル・クイックステップやトタルエネルジーなどが中心となり先導した。

しかし強風による集団分断を警戒し、チームメイトが逃げにいるティム・ウェレンス(ベルギー、UAEチームエミレーツXRG)がプロトンの先頭でペースアップ。直後に集団は分裂。ベルギー王者のウェレンスはそのまま単独で飛び出し、逃げ集団に追いつきその人数が10名となった。

逃げ集団を飛び出したマルク・ソレル(スペイン、UAEチームエミレーツXRG)とユリウス・ヨハンセン(デンマーク) photo:CorVos

慌ただしい展開のなか、逃げからマルク・ソレル(スペイン、UAEチームエミレーツXRG)とチームメイトのユリウス・ヨハンセン(デンマーク)が飛び出す。ピナレロQ36.5プロサイクリングが先導するプロトンは遅れを取った逃げを捉えたものの、先頭とは10kmを切っても1分以上の差。2名はフィニッシュ地点であるイェクラの市街地に突入し、最後の勝負所である急勾配の坂でヨハンセンが遅れた。

そのままソレルは頂上を越え、フィニッシュに到達。追走集団からは南米チリでの高地トレーニングを終えたピドコックが飛び出し、先頭を追いかけたものの、ソレルはおろかヨハンセンの姿を捉えることもできなかった。

初日勝者に輝いたマルク・ソレル(スペイン、UAEチームエミレーツXRG) photo:CorVos

チームメイトとワンツーフィニッシュを決め、今季初勝利を得たソレル。「ユリウスと飛び出し、あとは頭を下げて踏み続けるだけだった。風が強かったため決して簡単ではなかった。後続ではティムのアシストもあり、チームとして良い走りができた」と語り、総合リーダージャージに袖を通した。

ヨハンセンは19秒遅れでフィニッシュし、ピドコックは40秒遅れの3位で今季初戦を終えている。
ブエルタ・ア・ラ・レヒオン・デ・ムルシア2026第1ステージ結果
1位 マルク・ソレル(スペイン、UAEチームエミレーツXRG) 1:50:39
2位 ユリウス・ヨハンセン(デンマーク、UAEチームエミレーツXRG) +0:19
3位 トーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング) +0:40
個人総合成績
1位 マルク・ソレル(スペイン、UAEチームエミレーツXRG) 1:50:39
2位 ユリウス・ヨハンセン(デンマーク、UAEチームエミレーツXRG) +0:19
3位 トーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング) +0:40
その他の特別賞
山岳賞 マルク・ソレル(スペイン、UAEチームエミレーツXRG)
ヤングライダー賞 エクトール・アルバレス(スペインナショナルチーム)
チーム総合成績 UAEチームエミレーツXRG
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos

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