イタリアに拠点を構えるバイクブランドのウィリエールが、シマノ100周年を記念したFilante SLRのスペシャルバイクを世界200台で用意した。日本人アーティストの井上純氏が描くペイントが施された特別仕様車は、国内には1台のみ入荷するという。



ウィリエール Filante SLR Jun Inoueウィリエール Filante SLR Jun Inoue (c)服部産業
110年以上もの歴史を誇るイタリアンバイクブランドのウィリエール。長い歴史の中でウィリエールは現在まで語り継がれる名作を数多く生み出し、ビッグレースでの勝利を挙げてきた老舗だ。現在でもアスタナ・カザフスタンにバイクを供給し、世界の最前線で戦い続けている。

そんなウィリエールが、日本のコンポーネントブランドであるシマノの創業100周年を記念したFilante SLRの特別モデルを発表。レースバイクは勝利を目指すために使用する究極の機材であると同時に、「時として自転車は芸術作品でもある」とウィリエールは言う。そんな技術の結晶である自転車と芸術を融合させたUnicoシリーズをウィリエールは展開しており、今回登場した記念バイクもUnicoシリーズの一つとなる。

フレームの各部でグラフィックが異なるため、いつまでも見て楽しめるだろうフレームの各部でグラフィックが異なるため、いつまでも見て楽しめるだろう (c)服部産業
ステム一体型ハンドルまでペイントが施されているステム一体型ハンドルまでペイントが施されている (c)服部産業
特別モデルにはFilante SLRが採用された特別モデルにはFilante SLRが採用された (c)服部産業


ベースのFilante SLRにアートを融合させたのは、日本人アーティストの井上純氏だ。2010年には世界的なシューズブランドであるナイキの本社で壁画を制作、2012年にはパリコレクションでライブペインティングを実施。昨年は成田空港と羽田空港で開催されたVISION GATEプロジェクトにも参加するなど、国内外で広く活躍する芸術家だ。

Filante SLRに与えられるグラフィックは、書道を想起させるような筆の跡が日本の伝統を感じさせ、文字ではなく抽象的な筆運びが鑑賞者のイマジネーションを膨らませる現代的なものに仕上がる。

伝統と革新性をあわせ持つグラフィック伝統と革新性をあわせ持つグラフィック (c)服部産業
日本の伝統と現代の革新性をあわせ持つグラフィックは、革新的な製品を開発してきたシマノに息づく歴史を思い起こさせるとウィリエールは言う。どの角度からバイクを見ても、違うグラフィックが現れる特別ペイントは見ていて飽きないだろう。

今回のスペシャルバイクは世界で200台限定で展開される。日本国内には1台のみが入荷し、5月下旬よりウィリエール・コンセプトショップのプントロッソ東京にて展示・販売が開始される。サイズはM。価格は220万円(税込)だ。

ウィリエール Filante SLR Jun Inoueウィリエール Filante SLR Jun Inoue (c)服部産業
Filante SLRのテクニカルな仕様やインプレッションは、こちらの記事をチェックしてもらいたい。

世界的に活躍するアーティストの井上純氏世界的に活躍するアーティストの井上純氏 (c)服部産業


ウィリエール Filante SLR Jun Inoue
フレーム:M-Size
ハンドルバー:101-42㎝CC
価格:2,200,000円(税込)
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