2021/04/14(水) - 09:27
マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ドゥクーニンク・クイックステップ)がツアー・オブ・ ターキーの集団スプリントで再び勝利。35歳の「マン島超特急」が波に乗っている。
ファビオ・ヤコブセン(オランダ)たちと走るマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ドゥクーニンク・クイックステップ) (c)CorVos
アンドレ・グライペル(ドイツ、イスラエル・スタートアップネイション)のためのリードアウトの背後で脚を溜め、進路を取れず加速が遅れたヤスパー・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・フェニックス)を軽々退けての2連勝。全盛期を思わせる、マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ドゥクーニンク・クイックステップ)の勝負勘が冴え渡る勝利だった。
「まだ自信を取り戻している最中だけど、昨日以上の自信を得てもう一度勝利を狙って戦えると思っていたよ。市街地の石畳と危険な風が吹く難しいフィニッシュだったけれど、僕たち自身でスプリントの状況をコントロールしたいと思っていた。イーリョ(ケイセ)は今日も素晴らしく、彼の働きぶりはフィニッシュに向けてのモチベーションになった。ファビオ(ヤコブセン)も全力で働き、せわしないレース終盤に彼の仕事ぶりを見るのはとても嬉しかった。シェーン(アーチボルド)とステイン(スティールズ)は風避けとなってくれ、アルバロ(ホッジ)はラスト1kmをきってから僕のそばにいてくれた」と、ボーナスタイムを得て総合リードを広げたカヴェンデッシュはチームメイトに感謝する。
フィリプセンを下したマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ドゥクーニンク・クイックステップ) (c)CorVos
表彰台の中央に立つマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ドゥクーニンク・クイックステップ) (c)CorVos
「再び勝てたこと、特に連続勝利したのは約5年ぶりだからとても大きな自信になるよ。しかもリーダージャージを着用しての2連勝だから喜びも尚更だ。とてもハッピーだし、この後のステージも楽しんで臨みたいと思う」と加えたカヴェンディッシュ。今回の勝利でドゥクーニンク・クイックステップは通算勝利数を799勝と、800勝の大台まであと1つに迫っている。
またこの日、渡欧後最大規模のレースに挑んでいる織田聖(チームNIPPOプロヴァンス・PTSコンチ)は集団内でフィニッシュ。「「2つ目のKOMの登りは集団の先頭の方で入れよ。後半に急勾配があるから後ろにいると踏みっぱなしになるぞ」と言われ集団の前の方で入ったのですが、そのタイミングでパンク。西メカニックに助けてもらい復帰することができましたが、見事にミーティングとは真逆の展開になり自分で自分の首を絞め、山頂で脚が攣る。100km以上残っていましたが幸い下りでリカバリーすることができ、ごまかしごまかし走りプロトンでゴール」と、自身のSNSに綴っている。
text:So.Isobe
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アンドレ・グライペル(ドイツ、イスラエル・スタートアップネイション)のためのリードアウトの背後で脚を溜め、進路を取れず加速が遅れたヤスパー・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・フェニックス)を軽々退けての2連勝。全盛期を思わせる、マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ドゥクーニンク・クイックステップ)の勝負勘が冴え渡る勝利だった。
「まだ自信を取り戻している最中だけど、昨日以上の自信を得てもう一度勝利を狙って戦えると思っていたよ。市街地の石畳と危険な風が吹く難しいフィニッシュだったけれど、僕たち自身でスプリントの状況をコントロールしたいと思っていた。イーリョ(ケイセ)は今日も素晴らしく、彼の働きぶりはフィニッシュに向けてのモチベーションになった。ファビオ(ヤコブセン)も全力で働き、せわしないレース終盤に彼の仕事ぶりを見るのはとても嬉しかった。シェーン(アーチボルド)とステイン(スティールズ)は風避けとなってくれ、アルバロ(ホッジ)はラスト1kmをきってから僕のそばにいてくれた」と、ボーナスタイムを得て総合リードを広げたカヴェンデッシュはチームメイトに感謝する。
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「再び勝てたこと、特に連続勝利したのは約5年ぶりだからとても大きな自信になるよ。しかもリーダージャージを着用しての2連勝だから喜びも尚更だ。とてもハッピーだし、この後のステージも楽しんで臨みたいと思う」と加えたカヴェンディッシュ。今回の勝利でドゥクーニンク・クイックステップは通算勝利数を799勝と、800勝の大台まであと1つに迫っている。
またこの日、渡欧後最大規模のレースに挑んでいる織田聖(チームNIPPOプロヴァンス・PTSコンチ)は集団内でフィニッシュ。「「2つ目のKOMの登りは集団の先頭の方で入れよ。後半に急勾配があるから後ろにいると踏みっぱなしになるぞ」と言われ集団の前の方で入ったのですが、そのタイミングでパンク。西メカニックに助けてもらい復帰することができましたが、見事にミーティングとは真逆の展開になり自分で自分の首を絞め、山頂で脚が攣る。100km以上残っていましたが幸い下りでリカバリーすることができ、ごまかしごまかし走りプロトンでゴール」と、自身のSNSに綴っている。
text:So.Isobe
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