2020/11/20(金) - 17:01
イスラエル・スタートアップネイションが使用するブライトンのサイクルコンピューター。そのラインアップにミドルグレードの"Rider 750"が追加された。直感的に操作できるカラータッチスクリーン式、音声で目的地を検索できる新機能、センサーのオートスキャンが特徴のモデルだ。
UCIワールドチームのイスラエル・スタートアップネイションをサポートするブライトン。2020年の春にフラッグシップモデル"Rider860"を発表したばかりだが、早くもRider860の技術を落とし込み、新機能を追加したセカンドグレード"Rider750"をリリースする。
2.8インチサイズのディスプレイはRider860同様に、カラー表示かつタッチ操作可能なハイスペック仕様となっている。画面の切り替えやメニューの選択などは画面を触って操作するため、スマホ同様に直感的に操作を行えることが大きなメリット。
デバイス側部には物理ボタンが4つ備えられ、電源オン・オフ、スタート/ストップ、ラップ、走行中画面のページ送りなど、素早くかつ確実、画面ロック中やグローブを装着していてもサッとコントロールすることが可能となっている。Rider860は物理ボタンが増え、配置場所が変更されているため、使い勝手が向上していると期待できそうだ。
ブライトンのサイコンに搭載される衛星測位システムはGPS、Glonass、Galileo、Beidou、QZSS(みちびき)という5種類。高精度な位置情報を得られるとともに、高い建物が立ち並ぶ市街地などでも素早く信号をキャッチしてくれるだろう。また、高精度モードと省エネモードと衛星測位システムのモードを選ぶことができるため、データの精度と電池の持ちのどちらを取るかはユーザーが選べるようになっている。
Rider750には日本や欧州のオープンストリートマップが標準でインストールされており、その他の地域はブライトン公式ウェブサイトからPC経由でサイコンに入れることが可能。この地図データを利用してブライトンは目的地までナビゲーションしてくれる機能が備えられている。
スマホで予め作成したルートをサイコンに転送する機能や、外出先でスマホを利用してルートを導き出す機能、サイコンだけで現在地から目的地までのルートを作成する機能など非常にナビゲーションシステムのバラエティに富む。Rider860と同じ様にナビを利用できるため、使いこなし記事もチェックして欲しい。リンクは→こちら
Rider750はサイコンでルート作成する時に、音声検索が可能となったことが大きな特徴。例えば所定の手順を踏んでサイコンに向かって「コンビニ」と話しかけると、近くのコンビニをリストとして出してくれるのだ。そして、現在地からそのリストから選んだ目的地へナビゲーションを行ってくれる。話しかける言葉は、もちろん日本語で大丈夫。
また新型でブラッシュアップされたのは3台まで登録可能な自転車のプロフィール。ロードやMTB、シクロクロスなど複数の自転車に乗る人はもちろん、レースやトレーニングライド、室内トレーニングなどで画面を使い分けたい方にオススメの機能だ。GPSシステムやスピードやケイデンスセンサーなどもプロフィールごとに選ぶことが可能となっている。
今作のプロフィール機能の美点は、デバイス起動直後のトップ画面をタップするだけでプロフィールの選択を切り替えられること。ボタンをポチポチ押すなど切り替え作業が手間なデバイスもあるが、Rider750はタッチスクリーンのメリットを大いに活かしていると感じる。ワンタッチで切り替えられるため、プロフィールの設定が億劫になりにくいことは非常に有り難い。
センサーのペアリングは自転車プロフィールごとではなく、デバイス全体として記録することが可能となった。設定画面からセンサーをペアリングしていくと、センサープールと呼ばれるリストに掲載され、電池残量やセンサーのオンオフ、センサーIDなど各種設定を確認することができる。
さらにRider750は走行中にデバイスに登録されたセンサーを自動的に検索し接続する「自動スキャン機能」も搭載された。接続時にポップアップで確認してくれ、接続忘れのリスクも減らすことができるだろう。今作は全体的にシンプルな操作体系とされており、煩雑な作業を行わなくて良いケースが多い印象だ。パワーメーターや各種センサーはANT+のみに対応。
接続可能なデバイスは主要なセンサーやパワーメーターに加え、スマートトレーナー、電動コンポーネント、E-BIKE、バイクレーダー(例:ガーミンVaria)。スマートトレーナーと接続するとサイコン側から負荷の調整や、ルートデータの起伏に合わせた自動負荷調整によるバーチャルライドが可能となる。
E-BIKEの接続はシマノSTEPSに対応しており、アシストモードやアシストレベル、ギア位置、バッテリーなどを画面に表示させることが可能となる。バイクレーダーとは、別途用意したレーダーが接近車両を発見すると、ビープ音で車両の存在を知らせるのとともに画面上に車両位置を表示してくれるというもの。安全性に寄与するデバイスだ。
また、表示画面に関してもRider750は新機能が追加されている。これまで速度やパワーのデータは数字での表示がメインだったが、今作からは折れ線グラフやタコメーターのように、グラフィックでデータを確認することが可能となった。視覚的に楽しめ、直感的に状況を把握できる表示とすることで、データに親しみを持ちやすいだろう。
販売ラインアップは基本パッケージ(Rider750 E)と、各種センサーが付属するパッケージ(Rider750 T)の2種類。価格は基本パッケージが29,800円(税抜)、センサー付属が38,800円(税抜)。
※詳しい使い方は後日掲載のRider750使いこなし連載記事にて紹介します。
UCIワールドチームのイスラエル・スタートアップネイションをサポートするブライトン。2020年の春にフラッグシップモデル"Rider860"を発表したばかりだが、早くもRider860の技術を落とし込み、新機能を追加したセカンドグレード"Rider750"をリリースする。
2.8インチサイズのディスプレイはRider860同様に、カラー表示かつタッチ操作可能なハイスペック仕様となっている。画面の切り替えやメニューの選択などは画面を触って操作するため、スマホ同様に直感的に操作を行えることが大きなメリット。
デバイス側部には物理ボタンが4つ備えられ、電源オン・オフ、スタート/ストップ、ラップ、走行中画面のページ送りなど、素早くかつ確実、画面ロック中やグローブを装着していてもサッとコントロールすることが可能となっている。Rider860は物理ボタンが増え、配置場所が変更されているため、使い勝手が向上していると期待できそうだ。
ブライトンのサイコンに搭載される衛星測位システムはGPS、Glonass、Galileo、Beidou、QZSS(みちびき)という5種類。高精度な位置情報を得られるとともに、高い建物が立ち並ぶ市街地などでも素早く信号をキャッチしてくれるだろう。また、高精度モードと省エネモードと衛星測位システムのモードを選ぶことができるため、データの精度と電池の持ちのどちらを取るかはユーザーが選べるようになっている。
Rider750には日本や欧州のオープンストリートマップが標準でインストールされており、その他の地域はブライトン公式ウェブサイトからPC経由でサイコンに入れることが可能。この地図データを利用してブライトンは目的地までナビゲーションしてくれる機能が備えられている。
スマホで予め作成したルートをサイコンに転送する機能や、外出先でスマホを利用してルートを導き出す機能、サイコンだけで現在地から目的地までのルートを作成する機能など非常にナビゲーションシステムのバラエティに富む。Rider860と同じ様にナビを利用できるため、使いこなし記事もチェックして欲しい。リンクは→こちら
Rider750はサイコンでルート作成する時に、音声検索が可能となったことが大きな特徴。例えば所定の手順を踏んでサイコンに向かって「コンビニ」と話しかけると、近くのコンビニをリストとして出してくれるのだ。そして、現在地からそのリストから選んだ目的地へナビゲーションを行ってくれる。話しかける言葉は、もちろん日本語で大丈夫。
また新型でブラッシュアップされたのは3台まで登録可能な自転車のプロフィール。ロードやMTB、シクロクロスなど複数の自転車に乗る人はもちろん、レースやトレーニングライド、室内トレーニングなどで画面を使い分けたい方にオススメの機能だ。GPSシステムやスピードやケイデンスセンサーなどもプロフィールごとに選ぶことが可能となっている。
今作のプロフィール機能の美点は、デバイス起動直後のトップ画面をタップするだけでプロフィールの選択を切り替えられること。ボタンをポチポチ押すなど切り替え作業が手間なデバイスもあるが、Rider750はタッチスクリーンのメリットを大いに活かしていると感じる。ワンタッチで切り替えられるため、プロフィールの設定が億劫になりにくいことは非常に有り難い。
センサーのペアリングは自転車プロフィールごとではなく、デバイス全体として記録することが可能となった。設定画面からセンサーをペアリングしていくと、センサープールと呼ばれるリストに掲載され、電池残量やセンサーのオンオフ、センサーIDなど各種設定を確認することができる。
さらにRider750は走行中にデバイスに登録されたセンサーを自動的に検索し接続する「自動スキャン機能」も搭載された。接続時にポップアップで確認してくれ、接続忘れのリスクも減らすことができるだろう。今作は全体的にシンプルな操作体系とされており、煩雑な作業を行わなくて良いケースが多い印象だ。パワーメーターや各種センサーはANT+のみに対応。
接続可能なデバイスは主要なセンサーやパワーメーターに加え、スマートトレーナー、電動コンポーネント、E-BIKE、バイクレーダー(例:ガーミンVaria)。スマートトレーナーと接続するとサイコン側から負荷の調整や、ルートデータの起伏に合わせた自動負荷調整によるバーチャルライドが可能となる。
E-BIKEの接続はシマノSTEPSに対応しており、アシストモードやアシストレベル、ギア位置、バッテリーなどを画面に表示させることが可能となる。バイクレーダーとは、別途用意したレーダーが接近車両を発見すると、ビープ音で車両の存在を知らせるのとともに画面上に車両位置を表示してくれるというもの。安全性に寄与するデバイスだ。
また、表示画面に関してもRider750は新機能が追加されている。これまで速度やパワーのデータは数字での表示がメインだったが、今作からは折れ線グラフやタコメーターのように、グラフィックでデータを確認することが可能となった。視覚的に楽しめ、直感的に状況を把握できる表示とすることで、データに親しみを持ちやすいだろう。
販売ラインアップは基本パッケージ(Rider750 E)と、各種センサーが付属するパッケージ(Rider750 T)の2種類。価格は基本パッケージが29,800円(税抜)、センサー付属が38,800円(税抜)。
※詳しい使い方は後日掲載のRider750使いこなし連載記事にて紹介します。
ブライトン Rider750
液晶サイズ | 2.8インチ |
タッチスクリーン | ○ |
ディスプレイ解像度 | 240×400 |
GPSサポート | GPS, Glonass, Galileo, Beidou, QZSS |
寸法 | 92.5x49.7x23.8mm |
バッテリー稼働時間 | 最大20時間 |
重量 | 93g |
Wi-Fi | ○ |
プリインストールマップ | 主要地域のOSMマップ |
ワークアウト | ○ |
マップダウンロード | グローバルOSMマップ(無料) |
ナビゲーション | オフライン |
音声検索 | ○ |
グーグルあいまい検索 | ○ |
ルート案内 | ○ |
ルート再検索 | Via app with BLE |
POI検索 | デバイスで音声検索(アプリと連携) |
グラフィカルユーザーインターフェース | ○ |
センサー・パワーメーター | ANT+ |
E-BIKE | シマノSTEPS |
電動変速コンポーネント | シマノ、スラム、カンパニョーロ |
バイクレーダー | ○ |
センサーバッテリー表示 | ○ |
アプリ上での管理 | ○ |
税抜価格 | 29,800円(基本)、38,800円(センサー付属) |
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