2020/11/02(月) - 09:06
エンヴィのホイールラインアップから、オールロード用途に開発された"SES3.4AR DISC"をピックアップ。SESシリーズで培った高いエアロ性能とワイドタイヤに最適化されたフックレスリムが特徴的な、オンロードからグラベルまでをカバーする高性能カーボンホイールを紹介しよう。
過酷な石畳コースが引かれるパリ~ルーベなどのクラシックレースや、近年爆発的に広がりを見せているグラベルライドに向けて、エンヴィが2016年にリリースした"SES AR"シリーズ。モデル名のAR=All Road(オールロード)が表す通り、未舗装路を含むあらゆる道を最速で駆け抜けるべく開発されたハイパフォーマンスホイールである。
シリーズ第一弾としてプロレースでの高速巡航にフォーカスしたディープリムの"SES4.5AR DISC"
が展開されてきたが、昨年から第二弾となる「SES3.4AR DISC」が仲間入り。エンヴィが得意とするエアロ性能を十分に確保しつつ、より扱いやすさを重視したリムハイトを採用することで、ブランド史上最も万能に使えるホイールに仕上がっている。
SESシリーズと言えば、ディメンションデータやNTTプロサイクリングの走りを支えたエンヴィが誇るエアロカーボンホイールだ。前後で異なるリムハイトを採用した"SES(スマート・エンヴィ・システム)"と呼ばれるテクノロジーによって、より高速でコントローラブルな走行性能を獲得。今回のSES3.4AR DISCもフロント39mm、リア43mmというリムハイトによって優れたエアロダイナミクスを追求している。
その上でARシリーズは、未舗装路にも対応する28~32Cのタイヤに最適化されたワイドなリムプロファイルを採用。内幅25mm、外幅32mmのリムは太めのロードタイヤを装着した際、リムとタイヤのサイドウォールがフラットに繋がり空気抵抗を低減するよう設計されている。
さらにARシリーズはロードホイールながらフックレスリムとした点も大きな特徴だ。グラベルでも快適なライドが楽しめるようチューブレスに最適化されており、フックレスリムによってタイヤとの密着度を高めることで空気漏れを防ぐ狙いがある。加えて、ビードフックのないシンプルな構造が高い強度を生み出すとともに、タイヤを嵌めた時に段差が少ない形状となることでエアロ効果を高めるメリットも(適合タイヤリストはこちら)。
また、リムのサイドウォール末端に厚みを持たせた独自の「ワイドフックレスビード」にも注目だ。リム壁面が細く鋭利だと路面から衝撃を受けた際リム打ちパンクしやすくなるが、MTBホイールのノウハウを活かしたワイド形状によってそのリスクを軽減。32C以上のグラベルタイヤをより低い空気圧で乗るようなシーンでも、パンクを気にせず攻めた走りを楽しむことができるだろう。
ディスクブレーキ専用モデルとして開発することで剛性に優れた軽いリムに仕上がっており、前後セット重量は1417gとエアロ&超ワイドなホイールとしては軽量な値をマークしている。エンヴィのサポートを受けるアメリカ人選手、コリン・ストリックランドもこのSES3.4AR DISCを使用し世界最高峰のグラベルレースであるダーティーカンザ200で優勝を飾るなど、その性能は折り紙付きだ。
エンヴィオリジナルのアルミハブで組まれた完組ホイールが358,000円(税抜)。クリスキングなど好みのハブで組みたい場合はリム単体でも購入可能だ。取り扱いはダイアテック。
エンヴィ SES3.4AR DISC
ホイールサイズ:700c
タイヤタイプ:クリンチャー / チューブレス
リムハイト:フロント 39mm / リア 43mm
リム幅:外側32mm、内側25mm
リム重量:フロント 387g / リア 394g
ホイール重量:1417g(前後セット)
推奨タイヤサイズ:28c-32c
最大空気圧:28c-5.5bar、32c-4.6bar
ブレーキタイプ:ディスク
ハブ:ENVE Alloy CL
フリーハブ:Campagnolo / SHIMANO 11s / SRAM XDR
価格:358,000円(税抜)
過酷な石畳コースが引かれるパリ~ルーベなどのクラシックレースや、近年爆発的に広がりを見せているグラベルライドに向けて、エンヴィが2016年にリリースした"SES AR"シリーズ。モデル名のAR=All Road(オールロード)が表す通り、未舗装路を含むあらゆる道を最速で駆け抜けるべく開発されたハイパフォーマンスホイールである。
シリーズ第一弾としてプロレースでの高速巡航にフォーカスしたディープリムの"SES4.5AR DISC"
が展開されてきたが、昨年から第二弾となる「SES3.4AR DISC」が仲間入り。エンヴィが得意とするエアロ性能を十分に確保しつつ、より扱いやすさを重視したリムハイトを採用することで、ブランド史上最も万能に使えるホイールに仕上がっている。
SESシリーズと言えば、ディメンションデータやNTTプロサイクリングの走りを支えたエンヴィが誇るエアロカーボンホイールだ。前後で異なるリムハイトを採用した"SES(スマート・エンヴィ・システム)"と呼ばれるテクノロジーによって、より高速でコントローラブルな走行性能を獲得。今回のSES3.4AR DISCもフロント39mm、リア43mmというリムハイトによって優れたエアロダイナミクスを追求している。
その上でARシリーズは、未舗装路にも対応する28~32Cのタイヤに最適化されたワイドなリムプロファイルを採用。内幅25mm、外幅32mmのリムは太めのロードタイヤを装着した際、リムとタイヤのサイドウォールがフラットに繋がり空気抵抗を低減するよう設計されている。
さらにARシリーズはロードホイールながらフックレスリムとした点も大きな特徴だ。グラベルでも快適なライドが楽しめるようチューブレスに最適化されており、フックレスリムによってタイヤとの密着度を高めることで空気漏れを防ぐ狙いがある。加えて、ビードフックのないシンプルな構造が高い強度を生み出すとともに、タイヤを嵌めた時に段差が少ない形状となることでエアロ効果を高めるメリットも(適合タイヤリストはこちら)。
また、リムのサイドウォール末端に厚みを持たせた独自の「ワイドフックレスビード」にも注目だ。リム壁面が細く鋭利だと路面から衝撃を受けた際リム打ちパンクしやすくなるが、MTBホイールのノウハウを活かしたワイド形状によってそのリスクを軽減。32C以上のグラベルタイヤをより低い空気圧で乗るようなシーンでも、パンクを気にせず攻めた走りを楽しむことができるだろう。
ディスクブレーキ専用モデルとして開発することで剛性に優れた軽いリムに仕上がっており、前後セット重量は1417gとエアロ&超ワイドなホイールとしては軽量な値をマークしている。エンヴィのサポートを受けるアメリカ人選手、コリン・ストリックランドもこのSES3.4AR DISCを使用し世界最高峰のグラベルレースであるダーティーカンザ200で優勝を飾るなど、その性能は折り紙付きだ。
エンヴィオリジナルのアルミハブで組まれた完組ホイールが358,000円(税抜)。クリスキングなど好みのハブで組みたい場合はリム単体でも購入可能だ。取り扱いはダイアテック。
エンヴィ SES3.4AR DISC
ホイールサイズ:700c
タイヤタイプ:クリンチャー / チューブレス
リムハイト:フロント 39mm / リア 43mm
リム幅:外側32mm、内側25mm
リム重量:フロント 387g / リア 394g
ホイール重量:1417g(前後セット)
推奨タイヤサイズ:28c-32c
最大空気圧:28c-5.5bar、32c-4.6bar
ブレーキタイプ:ディスク
ハブ:ENVE Alloy CL
フリーハブ:Campagnolo / SHIMANO 11s / SRAM XDR
価格:358,000円(税抜)
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