2020/09/25(金) - 09:21
ミノウラから新作のスマートトレーナー「LSF-9300」が登場。前後固定型の全く新しいスタイルと、独自のフローティングシステムによって左右の可動域を確保し、ペダリングに追従して揺れることでより自然な走行感を再現した最新の国産ローラー台だ。
ズイフトを始めとするバーチャルライドの盛り上がりを受け、昨今大きな注目を集めるようになったスマートトレーナー。国内メーカーのミノウラも昨年満を持してダイレクトドライブ式の「LSD-9200」をリリースしたが、そこからわずか1年半を経て次なる新作「LSF-9300」が発表された。
ミノウラのスマートトレーナーといえば「SmartTurbo 神楽」というシリーズ名で展開されており、タイヤドライブのLST-9200、ダイレクトドライブのLSD-9200、そして今回加わったLSF-9300という3機種がラインアップ。価格帯で見ても今回のLSF-9300はより高機能なフラッグシップという位置づけとなる。
発表に先んじてメディア向けの製品お披露目会も開かれ、ミノウラの箕浦副社長や開発を担当した立岩さん、ミノウラアンバサダーでトライアスリートのMIHOさんらが製品解説やデモンストレーションを行った。ミノウラと共同で開発を行ったフカヤの牧さんは「国産ブランドならではのユーザーフレンドリーな仕様や充実のサポート体制は海外ブランド品に負けない部分」と意気込む。
MIHO Instagram
フカヤ専売品となるLSF-9300は、より実走に近いライドフィーリングを追求して開発された製品だ。既存のLSD-9200とフォーク固定タイプのハイブリッドローラー「FG」シリーズを組み合わせた見た目をしており、前後輪とも外してトレーナー台にセットするというユニークなデザインに仕上がっている。
今作はトレーナー台本体が左右に振れるフローティングシステムが最大の特徴。本体を支えるレッグとの接続部分にスプリングが2個搭載されており、左右に最大5.6度傾く可動域を確保。ペダリングに合わせてスプリングが沈み込むことで自然な揺れが生まれ、実走感のあるライドフィールを実現している。
左右への動きがなく完全に固定されてしまうといかにもローラーを回している感覚が強くなってしまうが、これならより没入感の高いバーチャルライドが楽しめるはず。加えて、従来のトレーナーではペダリングによってフレームへねじれるようなストレスがかかっていたが、左右への逃しがあることでバイク破損のリスクも大きく軽減されているという。
左右への揺れを考慮し、フロント部分はハイブリッドローラーと同じ三脚タイプとすることで安定性を確保。バイクのホイールベースに合わせてセンターレールをスライドさせることで、無段階に長さを調整することができる。フロントフォーク固定部分に内蔵されたエラストマーも、フローティングシステムの一部として自然なライドフィールに一役買っている。
また、バイクが浮いた状態となるフローティングシステムは振動や騒音の軽減にも寄与しており、日本の住宅環境にもバッチリ対応した静粛性も兼ね備える。接地面にもエラストマー素材を配置しているため、近隣に伝わるようなノイズもカットしてくれるだろう。重量は25.6kgとやや重く、持ち運んだり一回一回セットするような使い方ではなく、据え置き機としてトレーニングを楽しむよう想定されているが、収納時にはコンパクトに折り畳むことも可能だ。
肝心のスマートトレーナーとしてのスペックはLSD-9200と同等の性能が与えられており、各種無線通信に対応していることはもちろん、バーチャルライド内でのコース斜度に合わせて負荷が変わる自動負荷調整機能も備わる。最大2200ワットの抵抗、最大25%の斜度再現などハードなトレーニングにも十分に対応するスペックだ。
バーチャルライドにおける慣性も緻密にシミュレーションされているほか、10kgにもなるフライホイールが自然な走行感を再現。9mmクイックレリーズ、12/15mmスルーアクスルに対応しているため、ロードバイクやシクロクロス、MTB、TTバイクなど様々な種類の自転車で使用することが可能だ(フロント用のBOOSTアダプターは別売り)。
標準のフリーボディはシマノ対応品、オプションでスラムXDRフリーも用意される。なおスプロケットは付属しない。より質の高いライドクオリティーを実現した最新のLSF-9300は155,000円(税抜)にて販売される。製品入荷は10月上旬予定だ。
ミノウラ SmartTurbo 神楽 LSF-9300
重量:25.6kg
サイズ:展開時 全長1450~1760mm、幅710mm、高さ480mm
収納時 全長620mm、幅610mm、高さ625mm
対応エンド幅:フロント 9mmQR、12×100mm
リア 130/135クイックレリーズ、12×142/148mm
通信規格:Dual ANT+ / Bluetooth Smart / FTMS support
計測出力データ:スピード、パワー
最大出力:2200ワット
再現斜度:25%
パワー計測度:+/-3%の誤差
対応デバイス:iOS / Android / Mac / PC
価格:155,000円(税抜)
ズイフトを始めとするバーチャルライドの盛り上がりを受け、昨今大きな注目を集めるようになったスマートトレーナー。国内メーカーのミノウラも昨年満を持してダイレクトドライブ式の「LSD-9200」をリリースしたが、そこからわずか1年半を経て次なる新作「LSF-9300」が発表された。
ミノウラのスマートトレーナーといえば「SmartTurbo 神楽」というシリーズ名で展開されており、タイヤドライブのLST-9200、ダイレクトドライブのLSD-9200、そして今回加わったLSF-9300という3機種がラインアップ。価格帯で見ても今回のLSF-9300はより高機能なフラッグシップという位置づけとなる。
発表に先んじてメディア向けの製品お披露目会も開かれ、ミノウラの箕浦副社長や開発を担当した立岩さん、ミノウラアンバサダーでトライアスリートのMIHOさんらが製品解説やデモンストレーションを行った。ミノウラと共同で開発を行ったフカヤの牧さんは「国産ブランドならではのユーザーフレンドリーな仕様や充実のサポート体制は海外ブランド品に負けない部分」と意気込む。
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フカヤ専売品となるLSF-9300は、より実走に近いライドフィーリングを追求して開発された製品だ。既存のLSD-9200とフォーク固定タイプのハイブリッドローラー「FG」シリーズを組み合わせた見た目をしており、前後輪とも外してトレーナー台にセットするというユニークなデザインに仕上がっている。
今作はトレーナー台本体が左右に振れるフローティングシステムが最大の特徴。本体を支えるレッグとの接続部分にスプリングが2個搭載されており、左右に最大5.6度傾く可動域を確保。ペダリングに合わせてスプリングが沈み込むことで自然な揺れが生まれ、実走感のあるライドフィールを実現している。
左右への動きがなく完全に固定されてしまうといかにもローラーを回している感覚が強くなってしまうが、これならより没入感の高いバーチャルライドが楽しめるはず。加えて、従来のトレーナーではペダリングによってフレームへねじれるようなストレスがかかっていたが、左右への逃しがあることでバイク破損のリスクも大きく軽減されているという。
左右への揺れを考慮し、フロント部分はハイブリッドローラーと同じ三脚タイプとすることで安定性を確保。バイクのホイールベースに合わせてセンターレールをスライドさせることで、無段階に長さを調整することができる。フロントフォーク固定部分に内蔵されたエラストマーも、フローティングシステムの一部として自然なライドフィールに一役買っている。
また、バイクが浮いた状態となるフローティングシステムは振動や騒音の軽減にも寄与しており、日本の住宅環境にもバッチリ対応した静粛性も兼ね備える。接地面にもエラストマー素材を配置しているため、近隣に伝わるようなノイズもカットしてくれるだろう。重量は25.6kgとやや重く、持ち運んだり一回一回セットするような使い方ではなく、据え置き機としてトレーニングを楽しむよう想定されているが、収納時にはコンパクトに折り畳むことも可能だ。
肝心のスマートトレーナーとしてのスペックはLSD-9200と同等の性能が与えられており、各種無線通信に対応していることはもちろん、バーチャルライド内でのコース斜度に合わせて負荷が変わる自動負荷調整機能も備わる。最大2200ワットの抵抗、最大25%の斜度再現などハードなトレーニングにも十分に対応するスペックだ。
バーチャルライドにおける慣性も緻密にシミュレーションされているほか、10kgにもなるフライホイールが自然な走行感を再現。9mmクイックレリーズ、12/15mmスルーアクスルに対応しているため、ロードバイクやシクロクロス、MTB、TTバイクなど様々な種類の自転車で使用することが可能だ(フロント用のBOOSTアダプターは別売り)。
標準のフリーボディはシマノ対応品、オプションでスラムXDRフリーも用意される。なおスプロケットは付属しない。より質の高いライドクオリティーを実現した最新のLSF-9300は155,000円(税抜)にて販売される。製品入荷は10月上旬予定だ。
ミノウラ SmartTurbo 神楽 LSF-9300
重量:25.6kg
サイズ:展開時 全長1450~1760mm、幅710mm、高さ480mm
収納時 全長620mm、幅610mm、高さ625mm
対応エンド幅:フロント 9mmQR、12×100mm
リア 130/135クイックレリーズ、12×142/148mm
通信規格:Dual ANT+ / Bluetooth Smart / FTMS support
計測出力データ:スピード、パワー
最大出力:2200ワット
再現斜度:25%
パワー計測度:+/-3%の誤差
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