2010/05/18(火) - 16:13
終盤、ワン・カンポーと福島晋一が逃げるも最終周回に吸収、ゴールは大集団となり、クラウディオ・クチノッタ(デローザ・スタックプラスチック)が制し、チームは2連勝。宮澤崇史(チームNIPPO)は3位。総合は変わらずマイケル・マシューズ(チームジャイコ・スキンズ)が首位。
5月18日(火)、ツアー・オブ・ジャパン第3ステージ美濃が岐阜県美濃市で行われた。コースは7周160.7kmで平坦基調だが1箇所に標高差80mの坂があり、山岳賞が設定されている。
1周目からアタックの応酬となる。デローザ、ラファ、クムサン、シマノ、ニッポ、ブリッツェンとチームブリヂストン・アンカー2人の合計8人の逃げができる。メイン集団とのタイム差を30秒から1分に広げる。さらに2人が逃げるが、メイン集団がすべて吸収。ここでワン・カンポー(ホンコンチャイナチーム)がアタックを決め独走を始める。その後に福島晋一(クムサン・ジンセンアジア)が単独これに合流、2人で逃げる。
しかし最終周回、スピードの上がったメイン集団は逃げた2人を吸収、大集団でゴールを向かえる。チームメイトに発射されたクチノッタがこれを制した。
各選手のコメント
「将来はジロのステージ優勝を」
ステージ優勝のクラウディオ・クチノッタ(デローザ・スタックプラスチック)
「自分はスプリンタータイプ(イタリア選手権スクラッチと団抜きで計3回チャンピオン)。今日は上りも短く自分向きだった。残り3kmからチームトレインを組み、最後はクラウディオ・コリオーニにラスト300mまで引っ張ってもらった。今日は自分にとって今年の初勝利。将来はジロ・デ・イタリアのステージやミラノ・サンレモなどを目標にしたい」
「1位になれず残念」
個人総合リーダーのマイケル・マシューズ(チームジャイコ・スキンズ)
「今日はタフなレースで昨日の疲れも残っていた。1位になれず残念だ。明日も最後の場面のスプリントで力を出したい」
「どんな状況でも勝たなくてはいけない」
ステージ3位の宮澤崇史(チームNIPPO)
「ナカジ(中島康晴)がラスト2kmで逃げていたときに、追走メンバーにチームメイトが入れずボクが追いかける形になった場面があった。ゴール前に脚をとっておけなかったのが残念。3位にはもちろん満足していない。(昨日逃げて疲れてはいたけれども)どんな状況でも勝たなくてはいけない」
「自分はイタリアでは登れない選手だ。でも平坦ならば勝負できる。それが自分の役割だ」
またチームとしては「最初の逃げにヴィンツェンツォ(ガロッファロ)が入っており、富士山前にタイム差をつけておきたかったので、そのまま逃げ切ってもチームとしては良かった」
結果 第3ステージ美濃 160.7km
1位 クラウディオ・クチノッタ(デローザ・スタックプラスチック)3時間42分35秒
2位 ザッカリ・デンプスター(ラファコンドル・シャープ)
3位 宮澤崇史(チームNIPPO)
4位 マイケル・マシューズ(チームジャイコ・スキンズ)
5位 盛一大(愛三工業レーシングチーム)
6位 奈良基(クムサン・ジンセンアジア)
7位 鈴木真理(シマノレーシング)
8位 ダレン・ラプソーン(ラファコンドル・シャープ)
9位 クリスチャン・ハウス(ラファコンドル・シャープ)
10位 ワン・カンポー(ホンコンチャイナチーム)
個人総合時間賞
1位 マイケル・マシューズ(チームジャイコ・スキンズ)6時間19分08秒
2位 クリスティアーノ・サレルノ(デローザ・スタックプラスチック)+09秒
3位 ダレン・ラプソーン(ラファコンドル・シャープ)+14秒
4位 ワン・カンポー(ホンコンチャイナチーム)
5位 アンドレイ・ミズロフ(カザフスタンナショナルチーム)+17秒
6位 奈良基(クムサン・ジンセンアジア)
7位 佐野淳哉(チームNIPPO)+19秒
8位 盛一大(愛三工業レーシングチーム)+20秒
9位 西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)
10位 鈴木真理(シマノレーシング)
個人総合ポイント賞
1位 マイケル・マシューズ(チームジャイコ・スキンズ)44ポイント
2位 クラウディオ・クチノッタ(デローザ・スタックプラスチック)31ポイント
3位 クリスティアーノ・サレルノ(デローザ・スタックプラスチック)25ポイント
個人総合山岳賞
1位 クリスティアーノ・サレルノ(デローザ・スタックプラスチック)21ポイント
2位 アレクサンドル・シュセモイン(カザフスタンナショナルチーム)8ポイント
3位 ニック・アトケン(チームジャイコ・スキンズ)6ポイント
photo&text:高木秀彰
5月18日(火)、ツアー・オブ・ジャパン第3ステージ美濃が岐阜県美濃市で行われた。コースは7周160.7kmで平坦基調だが1箇所に標高差80mの坂があり、山岳賞が設定されている。
1周目からアタックの応酬となる。デローザ、ラファ、クムサン、シマノ、ニッポ、ブリッツェンとチームブリヂストン・アンカー2人の合計8人の逃げができる。メイン集団とのタイム差を30秒から1分に広げる。さらに2人が逃げるが、メイン集団がすべて吸収。ここでワン・カンポー(ホンコンチャイナチーム)がアタックを決め独走を始める。その後に福島晋一(クムサン・ジンセンアジア)が単独これに合流、2人で逃げる。
しかし最終周回、スピードの上がったメイン集団は逃げた2人を吸収、大集団でゴールを向かえる。チームメイトに発射されたクチノッタがこれを制した。
各選手のコメント
「将来はジロのステージ優勝を」
ステージ優勝のクラウディオ・クチノッタ(デローザ・スタックプラスチック)
「自分はスプリンタータイプ(イタリア選手権スクラッチと団抜きで計3回チャンピオン)。今日は上りも短く自分向きだった。残り3kmからチームトレインを組み、最後はクラウディオ・コリオーニにラスト300mまで引っ張ってもらった。今日は自分にとって今年の初勝利。将来はジロ・デ・イタリアのステージやミラノ・サンレモなどを目標にしたい」
「1位になれず残念」
個人総合リーダーのマイケル・マシューズ(チームジャイコ・スキンズ)
「今日はタフなレースで昨日の疲れも残っていた。1位になれず残念だ。明日も最後の場面のスプリントで力を出したい」
「どんな状況でも勝たなくてはいけない」
ステージ3位の宮澤崇史(チームNIPPO)
「ナカジ(中島康晴)がラスト2kmで逃げていたときに、追走メンバーにチームメイトが入れずボクが追いかける形になった場面があった。ゴール前に脚をとっておけなかったのが残念。3位にはもちろん満足していない。(昨日逃げて疲れてはいたけれども)どんな状況でも勝たなくてはいけない」
「自分はイタリアでは登れない選手だ。でも平坦ならば勝負できる。それが自分の役割だ」
またチームとしては「最初の逃げにヴィンツェンツォ(ガロッファロ)が入っており、富士山前にタイム差をつけておきたかったので、そのまま逃げ切ってもチームとしては良かった」
結果 第3ステージ美濃 160.7km
1位 クラウディオ・クチノッタ(デローザ・スタックプラスチック)3時間42分35秒
2位 ザッカリ・デンプスター(ラファコンドル・シャープ)
3位 宮澤崇史(チームNIPPO)
4位 マイケル・マシューズ(チームジャイコ・スキンズ)
5位 盛一大(愛三工業レーシングチーム)
6位 奈良基(クムサン・ジンセンアジア)
7位 鈴木真理(シマノレーシング)
8位 ダレン・ラプソーン(ラファコンドル・シャープ)
9位 クリスチャン・ハウス(ラファコンドル・シャープ)
10位 ワン・カンポー(ホンコンチャイナチーム)
個人総合時間賞
1位 マイケル・マシューズ(チームジャイコ・スキンズ)6時間19分08秒
2位 クリスティアーノ・サレルノ(デローザ・スタックプラスチック)+09秒
3位 ダレン・ラプソーン(ラファコンドル・シャープ)+14秒
4位 ワン・カンポー(ホンコンチャイナチーム)
5位 アンドレイ・ミズロフ(カザフスタンナショナルチーム)+17秒
6位 奈良基(クムサン・ジンセンアジア)
7位 佐野淳哉(チームNIPPO)+19秒
8位 盛一大(愛三工業レーシングチーム)+20秒
9位 西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)
10位 鈴木真理(シマノレーシング)
個人総合ポイント賞
1位 マイケル・マシューズ(チームジャイコ・スキンズ)44ポイント
2位 クラウディオ・クチノッタ(デローザ・スタックプラスチック)31ポイント
3位 クリスティアーノ・サレルノ(デローザ・スタックプラスチック)25ポイント
個人総合山岳賞
1位 クリスティアーノ・サレルノ(デローザ・スタックプラスチック)21ポイント
2位 アレクサンドル・シュセモイン(カザフスタンナショナルチーム)8ポイント
3位 ニック・アトケン(チームジャイコ・スキンズ)6ポイント
photo&text:高木秀彰
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