2010/05/14(金) - 08:37
ジロ・デ・イタリア2010第5ステージを終えての選手たちのコメント集。新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)を含む3人の逃げ切りが決まり、 ジェローム・ピノー(フランス、クイックステップ)が優勝。新城は3位だった。
新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)
今日のステージがラストチャンスだったかもしれないですよ!
前半に大きなタイム差が開いたので、少しだけペースを弱めて調整しました。
終盤は逃げグループを牽き続けました。他の2人(ピノーとフシャール)が牽制するのが分かっていたので、メイン集団が後ろに迫っていたし、とにかく逃げ切りたくて飛び出したんです。ピノーがすぐに後ろについて、コフィディスの選手も。でもあのアタックが無かったら、3人とも捕まっていた。でもさすがにあそこまで行ったら勝ちたかったですね!
勝つところを日本のファンのみんなに見せることが出来なくてごめんなさい! 悔しいです。まだ5ステージが終わったばかりなので、またチャンスが回ってくると思います! また頑張ります!
ジェローム・ピノー(フランス、クイックステップ)
逃げ切ってゴールラインを先頭で通過して初めて逃げが成功したと言えるんだ。長い5年間を経て、ようやくまた勝つことができた。
クラシックでひどい成績だったから、チームにはジロ・デ・イタリアに出場させてくれるように懇願していたんだ。そして今日、キャリアの中でもっとも重要な勝利を挙げることができた。
ポール・ヴォス(ドイツ、チームミルラム)
(新城について質問されて) 彼は本当に強かった。特に終盤、集団とのスピード勝負になってからは、本当に強力な走りで逃げグループの前を牽き続けていたんだ。とても冷静で、ベテランのようだった
ドミニク・アルノー監督(Bboxブイグテレコム)
最後の1kmで(新城)ユキヤがアタックしなければこの3人の逃げは決まらなかっただろうね。もし逃げの3人がもう数秒タイム差を持っており、じっくりとスプリント勝負をすることが出来ていたら、ユキヤに最も勝算があったと思う。いずれにせよ、ユキヤに対して一切文句はないよ! 彼はやるべきことをやったんだ。この3位は素晴らしい結果だ。今日のステージではチームは非常に攻撃的に臨んだが、それが報われた形だよ。
アレッサンドロ・ペタッキ(イタリア、ランプレ・ファルネーゼヴィーニ)
僕らはできることをやった。他のチームももっと早く集団を引くのを手伝ってくれるべきだった。彼らはたぶんもう勝ってしまっていたから、そんなにハングリーじゃなかったんだろう。
カルロス・サストレ(スペイン、サーヴェロ・テストチーム)
スタートからずっとすごい速さだった。しかし総合争いでは差が出来ているから逃げは容認されたんだと思う。
ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス・ドイモ)
ゴール前までの終盤までレースは本当に速かった。全員がゴール直前まで苦しんだ。緊張したし、神経を使ってエネルギーを消費してしまった。
コッピの実家のあるカステラーニアの街を通り過ぎるとき、マリアローザを僕が着て通り過ぎたときに感じた敬虔な気持ちはいつまでも僕の中に記憶となって残るだろう。
マリアローザを気に入っている。これを着た僕はカッコいいと思う。ヴェローナ? 一日一日調子を見ていくよ。モンタルチーノかテルミニッロに入ったら(バッソと)相談することになると思う。
フィリッポ・ポッツァート(イタリア、カチューシャ)
ランプレだけが僕らのことを信用してくれたチームだった。他のチームと違って僕はペタッキのチームのことを手伝った(先頭交代に協力した)。
アルベルト・ロッド(イタリア、アンドローニ・ジョカトーリ)
ペタッキはこういった勝負に適したチームを持っていないね。実際、彼にはアシストが誰もいなかった。だから逃げが成功したんだ。
ソースは現地取材、記者会見、チーム公式ウェブサイト、主催新聞ガゼッタ・デッロ・スポルト紙、選手個人のウェブサイトおよびTwitterなど。
text:Makoto.AYANO
photo:Kei.TSUJI、CorVos
新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)
今日のステージがラストチャンスだったかもしれないですよ!
前半に大きなタイム差が開いたので、少しだけペースを弱めて調整しました。
終盤は逃げグループを牽き続けました。他の2人(ピノーとフシャール)が牽制するのが分かっていたので、メイン集団が後ろに迫っていたし、とにかく逃げ切りたくて飛び出したんです。ピノーがすぐに後ろについて、コフィディスの選手も。でもあのアタックが無かったら、3人とも捕まっていた。でもさすがにあそこまで行ったら勝ちたかったですね!
勝つところを日本のファンのみんなに見せることが出来なくてごめんなさい! 悔しいです。まだ5ステージが終わったばかりなので、またチャンスが回ってくると思います! また頑張ります!
ジェローム・ピノー(フランス、クイックステップ)
逃げ切ってゴールラインを先頭で通過して初めて逃げが成功したと言えるんだ。長い5年間を経て、ようやくまた勝つことができた。
クラシックでひどい成績だったから、チームにはジロ・デ・イタリアに出場させてくれるように懇願していたんだ。そして今日、キャリアの中でもっとも重要な勝利を挙げることができた。
ポール・ヴォス(ドイツ、チームミルラム)
(新城について質問されて) 彼は本当に強かった。特に終盤、集団とのスピード勝負になってからは、本当に強力な走りで逃げグループの前を牽き続けていたんだ。とても冷静で、ベテランのようだった
ドミニク・アルノー監督(Bboxブイグテレコム)
最後の1kmで(新城)ユキヤがアタックしなければこの3人の逃げは決まらなかっただろうね。もし逃げの3人がもう数秒タイム差を持っており、じっくりとスプリント勝負をすることが出来ていたら、ユキヤに最も勝算があったと思う。いずれにせよ、ユキヤに対して一切文句はないよ! 彼はやるべきことをやったんだ。この3位は素晴らしい結果だ。今日のステージではチームは非常に攻撃的に臨んだが、それが報われた形だよ。
アレッサンドロ・ペタッキ(イタリア、ランプレ・ファルネーゼヴィーニ)
僕らはできることをやった。他のチームももっと早く集団を引くのを手伝ってくれるべきだった。彼らはたぶんもう勝ってしまっていたから、そんなにハングリーじゃなかったんだろう。
カルロス・サストレ(スペイン、サーヴェロ・テストチーム)
スタートからずっとすごい速さだった。しかし総合争いでは差が出来ているから逃げは容認されたんだと思う。
ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス・ドイモ)
ゴール前までの終盤までレースは本当に速かった。全員がゴール直前まで苦しんだ。緊張したし、神経を使ってエネルギーを消費してしまった。
コッピの実家のあるカステラーニアの街を通り過ぎるとき、マリアローザを僕が着て通り過ぎたときに感じた敬虔な気持ちはいつまでも僕の中に記憶となって残るだろう。
マリアローザを気に入っている。これを着た僕はカッコいいと思う。ヴェローナ? 一日一日調子を見ていくよ。モンタルチーノかテルミニッロに入ったら(バッソと)相談することになると思う。
フィリッポ・ポッツァート(イタリア、カチューシャ)
ランプレだけが僕らのことを信用してくれたチームだった。他のチームと違って僕はペタッキのチームのことを手伝った(先頭交代に協力した)。
アルベルト・ロッド(イタリア、アンドローニ・ジョカトーリ)
ペタッキはこういった勝負に適したチームを持っていないね。実際、彼にはアシストが誰もいなかった。だから逃げが成功したんだ。
ソースは現地取材、記者会見、チーム公式ウェブサイト、主催新聞ガゼッタ・デッロ・スポルト紙、選手個人のウェブサイトおよびTwitterなど。
text:Makoto.AYANO
photo:Kei.TSUJI、CorVos