ヨーロッパと国内の両方で活動するU-23の若手で構成される新チーム”チームユーラシア・ムセウバイクス”がベルギーで活動している。橋川健監督から近況レポート第1弾が届いたので紹介しよう。

チームユーラシア・ムセウバイクス 中央にバイクスポンサーのヨハン・ムセーウ氏チームユーラシア・ムセウバイクス 中央にバイクスポンサーのヨハン・ムセーウ氏 (c)チームユーラシア・ムセウバイクス

TEAM NIPPOのサテライトチームとして誕生したTeam Eurasia-Museeuw Bikes(チーム ユーラシア・ムセウ バイクス)。現在ベルギーを拠点に、橋川健監督のもとヨーロッパ各地のレースを主戦場として転戦している。

ヨーロッパのレースを主戦場とするが、帰国時は実業団Jサイクルツアーを中心に戦う。チームの成立上、TEAM NIPPOの育成チームだが、レースにおいては展開も含め全く別々のチームとして動いている。

所属メンバーは、いずれもここ数年、国内で急成長したアンダー23の選手ばかりで構成されている。

チーム ユーラシア・ムセウ バイクス2010メンバー
中山卓士
伊藤翼
竹之内悠
外勢健一朗
中村弦太
中根 英登
榊原 健一

橋川健監督のレポート 「チーム待望のケルメストップ10入賞」

ベルギーに来て早2ヶ月が過ぎ、チームユーラシア・ムセウバイクスのヨーロッパ遠征も残すところ1か月を切りました。

3月のレースは竹之内悠が着実に完走を重ね、数字で見ればあと少しでトップ10というところまで来ていました。しかし、そこには数字以上に高い壁があります。20以内で完走を狙うのならば、本当に強い選手が一番キツイところでアタックした時に、それに反応できなくてもまだチャンスはあります。しかしそれでは本当に勝ち負けを分ける「勝負」はできていません。

あとワンテンポ早めにアタックする事をアドバイスしていたのですが中々結果がでてきませんでしたが、先日の5月1日のレースでチームユーラシア初のトップ10入賞を果たしました。

ケルメスでチーム初のトップ10入賞を果たした竹之内悠(チームユーラシア・ムセウバイクス)ケルメスでチーム初のトップ10入賞を果たした竹之内悠(チームユーラシア・ムセウバイクス) (c)チームユーラシア・ムセウバイクス出走は約100名。1周5.7kmを22周。出走120名。竹之内がようやく10位に入賞した。これまで完走し僅かながらでも賞金を手にすることは度々あったが「勝負所」を見る前にレースを終えていた。

3月末のKOOLSKAMPでは先頭集団8名に逃げられ、その追撃に乗り、そこから3名で飛び出し、スプリントで敗れての11位。
「それだけの足があれば先頭集団に乗れば逃げ切れるだけの足はある」と見ていたのだが、なかなかチャンスはやってこなかった。
最もベルギーで公式戦としては最もカテゴリーの低い「ケルメス クルス」とは言えど、チャンスが向こうからやって来るほど甘くは無い。今回のレースは後半に決まりかかった10数名の逃げを後続集団で追走し振り出しに戻 し、そこから8名で飛び出し最終周回に千切れ、10位に引っかかった。これまで展開に委ねていたものが、今回は自らレースを展開しての入賞である。ゆっくりだけど確実にステップアップしている。

チームユーラシアはこの後、5月30日に帰国。国内の実業団レース、全日本選手権等のレースを走り、8月に2ケ月間のヨーロッパ遠征を行う予定です。今後ともご声援よろしくお願いします。


チーム公式ブログがオープン

チームユーラシア・ムセウバイクス公式ブログがオープンしている。レースレポートなどが随時アップされると言う。

チームユーラシア・ムセウバイクス公式ブログ
http://d.hatena.ne.jp/teameurasia-museeuwbikes/