2019/07/15(月) - 02:13
フランス全土がお祭りとなる『キャトーズジュイエ(フランス革命記念日)』に決まった15名の逃げ切り。終盤の3級山岳で飛び出し、ベノートとの一騎打ちを制したダリル・インピー(南アフリカ、ミッチェルトン・スコット)がツール・ド・フランス第9ステージで初優勝を飾った。
7月14日(日)第9ステージ
サン・テティエンヌ〜ブリウド
距離:170.5km
獲得標高差:2,900m
天候:晴れ
気温:23〜27度
7月14日(日)第9ステージ サン・テティエンヌ〜ブリウド 170.5km photo:A.S.O.
7月14日(日)第9ステージ サン・テティエンヌ〜ブリウド 170.5km photo:A.S.O.
笑顔でスタートを迎えたマイヨアポワのティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・スーダル) photo:Kei Tsuji
大声援とともに登場したマイヨジョーヌのジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ) photo:Kei Tsuji
ドゥクーニンク・クイックステップを先頭に1級山岳ミュール・ドレック・シュル・ロワールを登る photo:Kei Tsuji
中央山塊を駆ける獲得標高差2,900mの中級山岳ステージ
前日同様に中央山塊を走る1日。標高だけを見ると第8ステージよりも全体的に高いが、山岳の数は少なく(3つ)、勾配は緩く(1級山岳を除く)、獲得標高差は小さく(2,900m)、道幅は広く、路面状態も良好。フィニッシュ地点はロマン・バルデ(フランス、アージェードゥーゼール)の故郷ブリウドで、残り13km地点には「ボーナスポイント」付きの3級山岳サンジュスト峠(距離3.6km/平均7.2%)が設定されている。
キャトーズジュイエ(7月14日/フランス革命記念日)のこの日、マイヨアポワを着るティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・スーダル)のファーストアタックをきっかけに始まった逃げグループを形成するための戦いは15km地点まで続いた。前日の第8ステージで終盤まで逃げたアレッサンドロ・デマルキ(イタリア、CCCチーム)が落車リタイアした一方で、先頭で逃げグループを形成したのは14名。2018年のパリ〜ニース総合優勝者マルク・ソレル(スペイン、モビスター)は単独追走の末に逃げグループに合流したものの、出遅れた元世界王者ルイ・コスタ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ)は長時間の追走の末にメイン集団に戻っている。
逃げグループを形成した15名
イバン・ガルシア(スペイン、バーレーン・メリダ)
ヤン・トラトニク(スロベニア、バーレーン・メリダ)
ルーカス・ペストルベルガー(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ)
マルク・ソレル(スペイン、モビスター)
オリバー・ナーセン(ベルギー、アージェードゥーゼール)
トニー・マルティン(ドイツ、ユンボ・ヴィズマ)
サイモン・クラーク(オーストラリア、EFエデュケーションファースト)
ダリル・インピー(南アフリカ、ミッチェルトン・スコット)
ジャスパー・ストゥイヴェン(ベルギー、トレック・セガフレード)
ニコラス・ロッシュ(アイルランド、サンウェブ)
ティシュ・ベノート(ベルギー、ロット・スーダル)
エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、ディメンションデータ)
ロメン・シカール(フランス、トタル・ディレクトエネルジー)
アントニー・ドゥラプラス(フランス、アルケア・サムシック)
ヘスス・エラダ(スペイン、コフィディス)
ボアッソンハーゲンとマルティンという2人のステージ優勝経験者を含む逃げ。先頭15名の中で総合成績が最も良いのはロッシュで、ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)から23分14秒遅れ。総合争いだけでなく、ポイント賞争いや山岳賞争い、ヤングライダー賞争いに大きく関係しないこの逃げをメイン集団は見送った。ドゥクーニンク・クイックステップが集団先頭に立ったものの逃げグループとのタイム差は広がるばかり。40km地点で早くもタイム差は10分を超え、今大会最大となるタイム差がついた。
前日のステージ優勝者と各賞ジャージ着用者が最前列に並ぶ photo:Luca Bettini
スタートからしばらくハイスピードなアタック合戦が続く photo:Luca Bettini
1級山岳ミュール・ドレック・シュル・ロワールを駆け上がるティシュ・ベノート (ベルギー、ロット・スーダル) photo:Kei Tsuji
多くの観客が詰めかけた1級山岳ミュール・ドレック・シュル・ロワール photo:Kei Tsuji
マイヨジョーヌを着てキャトーズジュイエ(フランス革命記念日)を迎えたジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ) photo:Luca Bettini
逃げ切りを容認された15名によるステージ優勝争い
最大勾配が19%に達するツール初登場の1級山岳ミュール・ドレック・シュル・ロワール(距離3.2km/平均11%)を先頭通過したのは山岳賞ランキングでワンツー体制を築いているロット・スーダルのベノートで、スプリントポイント(90km地点)はボアッソンハーゲン先頭。逃げグループは平均スピード40km/h前後でアップダウンコースを進んでいく。
ドゥクーニンク・クイックステップだけでなくグルパマFDJ、アスタナ、CCCチーム、UAEチームエミレーツ、カチューシャ・アルペシン、ワンティ・グループゴベールが逃げグループに選手を送り損ねたが、メイン集団を率いて逃げグループとのタイム差を詰めにかかるチームは最後まで現れず。逃げ切りが確実となった逃げグループから、残り62km地点でクラークが最初に動いた。
クラークのアタックは引き戻され、残り45km地点のガルシアのアタックも失敗に終わる。続いてカウンターアタックを仕掛けたペストルベルガーが下りを利用してリードを広げ、追走グループに40秒、メイン集団に13分のタイム差をつけて残り30km。ベノート、トラトニク、ナーセン、ストゥイヴェン、ソレル、インピーに絞られた追走グループに15秒のタイム差をつけて、先頭ペストルベルガーが3級山岳サンジュスト峠の登坂を開始する。
中央山塊のアップダウンを進むメイン集団 photo:Luca Bettini
逃げグループを形成するサイモン・クラーク(オーストラリア、EFエデュケーションファースト)ら15名 photo:Luca Bettini
ブリウドに向かってダウンヒルをこなすルーカス・ペストルベルガー(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ)ら photo:Luca Bettini
ドゥクーニンク・クイックステップが牽引するメイン集団 photo:Kei Tsuji
メイン集団を引き離しながら最後の3級山岳サンジュスト峠に向かう photo:Kei Tsuji
3級山岳サンジュスト峠で飛び出したインピー、ロッシュ、ベノート
独走を続けたペストルベルガーにフィニッシュまで15kmを残して追走グループが追いついて先頭は8名に。中盤にかけて勾配が9%を超える登りで間髪入れずにロッシュとベノートがアタックを仕掛け、ここにインピーが合流する。こうして3名に絞られた状態で逃げグループは最後の難所を越えた。
終始平穏なペースで進んだメイン集団からは、この3級山岳サンジュスト峠でローカルライダーが動く。トニー・ガロパン(フランス)にアシストされる形でバルデがアタックすると、ここに2年連続ツール第9ステージで落車リタイアしているリッチー・ポート(オーストラリア、トレック・セガフレード)とステフェン・クライスヴァイク(オランダ、ユンボ・ヴィズマ)が合流。しかしチームイネオスがメイン集団を率い、総合成績に影響を及ぼすこの3名を引き戻した。
やがて先頭からはロッシュが遅れ、インピーとベノートを先頭にフィニッシュに至るダウンヒル区間をこなす。追走グループを組織したロッシュ、ナーセン、ストゥイヴェン、トラトニク、ソレルらを振り切って、インピーとベノートがブリウドの街にやってきた。
インピーを先頭に牽制しながら街中を走り、残り200mからベノートがスプリントを開始。しかしインピーの脚には力が残っていた。スプリント力で勝るインピーに追い抜かれたベノートは脚を止める。2人のマッチスプリントは南アフリカチャンピオンのインピーに軍配が上がった。最終的に15名が逃げ切りを果たし、マイヨジョーヌを含むメイン集団は16分25秒遅れでフィニッシュしている。
15名の逃げ切りを容認したメイン集団 photo:Kei Tsuji
残り42km地点から独走したルーカス・ペストルベルガー(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ) photo:Luca Bettini
ペストルベルガーを追いかけるティシュ・ベノート (ベルギー、ロット・スーダル)ら photo:Luca Bettini
3級山岳サンジュスト峠でアタックしたティシュ・ベノート (ベルギー、ロット・スーダル)とニコラス・ロッシュ(アイルランド、サンウェブ) photo:Luca Bettini
スプリント一騎打ちを繰り広げるルーカス・ペストルベルガー(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ)とダリル・インピー(南アフリカ、ミッチェルトン・スコット) photo:Kei Tsuji
スプリントを制したダリル・インピー(南アフリカ、ミッチェルトン・スコット) photo:Kei Tsuji
フランス革命記念日にステージ初優勝を飾った南アフリカチャンピオン
2013年にアフリカ出身者として初めてマイヨジョーヌに袖を通した34歳のインピーが自身初のステージ優勝。1月のツアー・ダウンアンダーで大会連覇を達成した南アフリカチャンピオンがミッチェルトン・スコットに3年ぶりのステージ優勝をもたらした。「今日のステージを最初から狙っていた。正しい逃げに乗るという運も味方してくれた。逃げグループは最後まで協調していたし、最後の最後にティシュ・ベノートをスプリントで破る力が残っていてよかったよ」と、2007年のロバート・ハンター以来となる南アフリカ人によるステージ優勝を達成したインピー。
「自分のキャリアの中で欠けていたツール・ド・フランスのステージ優勝。過去数年間にわたって何回も逃げを試みた結果、今日、バスティーユ・デー(フランス革命記念日)に念願の勝利を飾るなんてファンタスティックだ。夢が叶った。こんなにエモーショナルになるのはいつぶりだろう」とインピーは語っている。
フランス国旗にあふれたコースをマイヨジョーヌを着て走ったアラフィリップは「チームバスを降りる時からホテルに着くまでずっと自分の名前が呼ばれていた。コース沿道に駆けつけてくれた観客たちに感謝したい。そして明日はエリア(ヴィヴィアーニ)のスプリントを狙うよ」とコメント。休息日前の第10ステージは再びスプリンターにチャンスが回ってくる。
ガッツポーズでフィニッシュするダリル・インピー(南アフリカ、ミッチェルトン・スコット) photo:Kei Tsuji
16分以上遅れてフィニッシュするメイン集団 photo:Kei Tsuji
集団内でフィニッシュしたマイヨジョーヌのジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ) photo:Kei Tsuji
ステージ初優勝を飾ったダリル・インピー(南アフリカ、ミッチェルトン・スコット) photo:Kei Tsuji
マイヨジョーヌを守ったジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ) photo:Kei Tsuji
7月14日(日)第9ステージ
サン・テティエンヌ〜ブリウド
距離:170.5km
獲得標高差:2,900m
天候:晴れ
気温:23〜27度
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中央山塊を駆ける獲得標高差2,900mの中級山岳ステージ
前日同様に中央山塊を走る1日。標高だけを見ると第8ステージよりも全体的に高いが、山岳の数は少なく(3つ)、勾配は緩く(1級山岳を除く)、獲得標高差は小さく(2,900m)、道幅は広く、路面状態も良好。フィニッシュ地点はロマン・バルデ(フランス、アージェードゥーゼール)の故郷ブリウドで、残り13km地点には「ボーナスポイント」付きの3級山岳サンジュスト峠(距離3.6km/平均7.2%)が設定されている。
キャトーズジュイエ(7月14日/フランス革命記念日)のこの日、マイヨアポワを着るティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・スーダル)のファーストアタックをきっかけに始まった逃げグループを形成するための戦いは15km地点まで続いた。前日の第8ステージで終盤まで逃げたアレッサンドロ・デマルキ(イタリア、CCCチーム)が落車リタイアした一方で、先頭で逃げグループを形成したのは14名。2018年のパリ〜ニース総合優勝者マルク・ソレル(スペイン、モビスター)は単独追走の末に逃げグループに合流したものの、出遅れた元世界王者ルイ・コスタ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ)は長時間の追走の末にメイン集団に戻っている。
逃げグループを形成した15名
イバン・ガルシア(スペイン、バーレーン・メリダ)
ヤン・トラトニク(スロベニア、バーレーン・メリダ)
ルーカス・ペストルベルガー(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ)
マルク・ソレル(スペイン、モビスター)
オリバー・ナーセン(ベルギー、アージェードゥーゼール)
トニー・マルティン(ドイツ、ユンボ・ヴィズマ)
サイモン・クラーク(オーストラリア、EFエデュケーションファースト)
ダリル・インピー(南アフリカ、ミッチェルトン・スコット)
ジャスパー・ストゥイヴェン(ベルギー、トレック・セガフレード)
ニコラス・ロッシュ(アイルランド、サンウェブ)
ティシュ・ベノート(ベルギー、ロット・スーダル)
エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、ディメンションデータ)
ロメン・シカール(フランス、トタル・ディレクトエネルジー)
アントニー・ドゥラプラス(フランス、アルケア・サムシック)
ヘスス・エラダ(スペイン、コフィディス)
ボアッソンハーゲンとマルティンという2人のステージ優勝経験者を含む逃げ。先頭15名の中で総合成績が最も良いのはロッシュで、ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)から23分14秒遅れ。総合争いだけでなく、ポイント賞争いや山岳賞争い、ヤングライダー賞争いに大きく関係しないこの逃げをメイン集団は見送った。ドゥクーニンク・クイックステップが集団先頭に立ったものの逃げグループとのタイム差は広がるばかり。40km地点で早くもタイム差は10分を超え、今大会最大となるタイム差がついた。
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逃げ切りを容認された15名によるステージ優勝争い
最大勾配が19%に達するツール初登場の1級山岳ミュール・ドレック・シュル・ロワール(距離3.2km/平均11%)を先頭通過したのは山岳賞ランキングでワンツー体制を築いているロット・スーダルのベノートで、スプリントポイント(90km地点)はボアッソンハーゲン先頭。逃げグループは平均スピード40km/h前後でアップダウンコースを進んでいく。
ドゥクーニンク・クイックステップだけでなくグルパマFDJ、アスタナ、CCCチーム、UAEチームエミレーツ、カチューシャ・アルペシン、ワンティ・グループゴベールが逃げグループに選手を送り損ねたが、メイン集団を率いて逃げグループとのタイム差を詰めにかかるチームは最後まで現れず。逃げ切りが確実となった逃げグループから、残り62km地点でクラークが最初に動いた。
クラークのアタックは引き戻され、残り45km地点のガルシアのアタックも失敗に終わる。続いてカウンターアタックを仕掛けたペストルベルガーが下りを利用してリードを広げ、追走グループに40秒、メイン集団に13分のタイム差をつけて残り30km。ベノート、トラトニク、ナーセン、ストゥイヴェン、ソレル、インピーに絞られた追走グループに15秒のタイム差をつけて、先頭ペストルベルガーが3級山岳サンジュスト峠の登坂を開始する。
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3級山岳サンジュスト峠で飛び出したインピー、ロッシュ、ベノート
独走を続けたペストルベルガーにフィニッシュまで15kmを残して追走グループが追いついて先頭は8名に。中盤にかけて勾配が9%を超える登りで間髪入れずにロッシュとベノートがアタックを仕掛け、ここにインピーが合流する。こうして3名に絞られた状態で逃げグループは最後の難所を越えた。
終始平穏なペースで進んだメイン集団からは、この3級山岳サンジュスト峠でローカルライダーが動く。トニー・ガロパン(フランス)にアシストされる形でバルデがアタックすると、ここに2年連続ツール第9ステージで落車リタイアしているリッチー・ポート(オーストラリア、トレック・セガフレード)とステフェン・クライスヴァイク(オランダ、ユンボ・ヴィズマ)が合流。しかしチームイネオスがメイン集団を率い、総合成績に影響を及ぼすこの3名を引き戻した。
やがて先頭からはロッシュが遅れ、インピーとベノートを先頭にフィニッシュに至るダウンヒル区間をこなす。追走グループを組織したロッシュ、ナーセン、ストゥイヴェン、トラトニク、ソレルらを振り切って、インピーとベノートがブリウドの街にやってきた。
インピーを先頭に牽制しながら街中を走り、残り200mからベノートがスプリントを開始。しかしインピーの脚には力が残っていた。スプリント力で勝るインピーに追い抜かれたベノートは脚を止める。2人のマッチスプリントは南アフリカチャンピオンのインピーに軍配が上がった。最終的に15名が逃げ切りを果たし、マイヨジョーヌを含むメイン集団は16分25秒遅れでフィニッシュしている。
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フランス革命記念日にステージ初優勝を飾った南アフリカチャンピオン
2013年にアフリカ出身者として初めてマイヨジョーヌに袖を通した34歳のインピーが自身初のステージ優勝。1月のツアー・ダウンアンダーで大会連覇を達成した南アフリカチャンピオンがミッチェルトン・スコットに3年ぶりのステージ優勝をもたらした。「今日のステージを最初から狙っていた。正しい逃げに乗るという運も味方してくれた。逃げグループは最後まで協調していたし、最後の最後にティシュ・ベノートをスプリントで破る力が残っていてよかったよ」と、2007年のロバート・ハンター以来となる南アフリカ人によるステージ優勝を達成したインピー。
「自分のキャリアの中で欠けていたツール・ド・フランスのステージ優勝。過去数年間にわたって何回も逃げを試みた結果、今日、バスティーユ・デー(フランス革命記念日)に念願の勝利を飾るなんてファンタスティックだ。夢が叶った。こんなにエモーショナルになるのはいつぶりだろう」とインピーは語っている。
フランス国旗にあふれたコースをマイヨジョーヌを着て走ったアラフィリップは「チームバスを降りる時からホテルに着くまでずっと自分の名前が呼ばれていた。コース沿道に駆けつけてくれた観客たちに感謝したい。そして明日はエリア(ヴィヴィアーニ)のスプリントを狙うよ」とコメント。休息日前の第10ステージは再びスプリンターにチャンスが回ってくる。
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ツール・ド・フランス2019第9ステージ結果
1位 | ダリル・インピー(南アフリカ、ミッチェルトン・スコット) | 4:03:12 |
2位 | ティシュ・ベノート (ベルギー、ロット・スーダル) | |
3位 | ヤン・トラトニク(スロベニア、バーレーン・メリダ) | 0:00:10 |
4位 | オリバー・ナーセン(ベルギー、アージェードゥーゼール) | |
5位 | ジャスパー・ストゥイヴェン(ベルギー、トレック・セガフレード) | |
6位 | ニコラス・ロッシュ(アイルランド、サンウェブ) | 0:00:14 |
7位 | マルク・ソレル(スペイン、モビスター) | 0:00:21 |
8位 | イバン・ガルシア(スペイン、バーレーン・メリダ) | 0:01:50 |
9位 | サイモン・クラーク(オーストラリア、EFエデュケーションファースト) | |
10位 | アントニー・ドゥラプラス(フランス、アルケア・サムシック) | 0:02:42 |
11位 | ヘスス・エラダ(スペイン、コフィディス) | |
12位 | ロメン・シカール(フランス、トタル・ディレクトエネルジー) | 0:02:46 |
13位 | ルーカス・ペストルベルガー(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ) | 0:05:26 |
14位 | エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、ディメンションデータ) | 0:07:24 |
15位 | トニー・マルティン(ドイツ、ユンボ・ヴィズマ) | |
35位 | ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ) | 0:16:25 |
DNF | アレッサンドロ・デマルキ(イタリア、CCCチーム) |
マイヨジョーヌ(個人総合成績)
1位 | ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ) | 38:37:36 |
2位 | ジュリオ・チッコーネ(イタリア、トレック・セガフレード) | 0:00:23 |
3位 | ティボー・ピノ(フランス、グルパマFDJ) | 0:00:53 |
4位 | ジョージ・ベネット(ニュージーランド、ユンボ・ヴィズマ) | 0:01:10 |
5位 | ゲラント・トーマス(イギリス、チームイネオス) | 0:01:12 |
6位 | エガン・ベルナル(コロンビア、チームイネオス) | 0:01:16 |
7位 | ステフェン・クライスヴァイク(オランダ、ユンボ・ヴィズマ) | 0:01:27 |
8位 | リゴベルト・ウラン(コロンビア、EFエデュケーションファースト) | 0:01:38 |
9位 | ヤコブ・フルサング(デンマーク、アスタナ) | 0:01:42 |
10位 | エマヌエル・ブッフマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) | 0:01:45 |
マイヨヴェール(ポイント賞)
1位 | ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ) | 204pts |
2位 | マイケル・マシューズ(オーストラリア、サンウェブ) | 144pts |
3位 | ソンニ・コルブレッリ(イタリア、バーレーン・メリダ) | 129pts |
マイヨアポワ(山岳賞)
1位 | ティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・スーダル) | 43pts |
2位 | トーマス・デヘント(ベルギー、ロット・スーダル) | 37pts |
3位 | ジュリオ・チッコーネ(イタリア、トレック・セガフレード) | 30pts |
マイヨブラン(ヤングライダー賞)
1位 | ジュリオ・チッコーネ(イタリア、トレック・セガフレード) | 38:37:59 |
2位 | エガン・ベルナル(コロンビア、チームイネオス) | 0:00:53 |
3位 | エンリク・マス(スペイン、ドゥクーニンク・クイックステップ) | 0:01:23 |
チーム総合成績
1位 | トレック・セガフレード | 116:12:24 |
2位 | モビスター | 0:01:50 |
3位 | EFエデュケーションファースト | 0:15:24 |
text&photo:Kei Tsuji in Brioude, France
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