2010/04/02(金) - 11:04
4月1日、冷たい雨が降るイタリア北部でセッティマーナ・ロンバルダ(UCI2.1)の第1ステージが行なわれ、3名の逃げグループから飛び出したバルトス・フザルスキー(ポーランド、ISD・ネーリ)が優勝。新城幸也(Bboxブイグテレコム)ら日本人選手4名は、集団内でゴールした。
北イタリア・ロンバルディア州、ガルダ湖に近いカルチナート近郊を舞台に、セッティマーナ・ロンバルダ第1ステージが行なわれた。一帯には広大なポー平原(ポー川流域の平野)が広がっており、この日のステージはそんな平野部を駆け抜ける周回コースだ。
レースは序盤からバルトス・フザルスキー(ポーランド、ISD・ネーリ)、ミカエル・スティーヴンソン(スウェーデン、スパレバンケン・ヴェスト)、マヌエーレ・カッデーオ(イタリア、ゼロクアドロ・ラデンスカ)の3名が逃げる展開に。
当初は1周21.1kmの周回コースを7周半する156.8kmで行なわれる予定だったが、スタート後に冷たい雨が降り始めたため、オーガナイザーは周回コースを1周カット。コース全長は135.7kmに短縮された。
逃げた3名のリードは、72km地点で最大6分21秒をマーク。後半にかけてスプリンターチームがメイン集団の先頭に立ってペースアップすると、ゴールまで2周回(42km)を残してタイム差は4分53秒に。
しかし雨に濡れた危険な周回コースで集団がリスクを負わなかったことも影響し、タイム差は劇的には縮まらない。ラスト4kmで1分28秒、ラスト2kmで54秒。結局メイン集団は3名を捕らえることが出来ず、ゴール前で逃げメンバーを振り払ったフザルスキーがステージ優勝を飾った。
フザルスキーは直前のセッティマーナ・コッピ・エ・バルタリ最終第5ステージでも逃げ切り勝利を飾っており、初日の個人タイムトライアルを除けば、イタリア国内のステージレースでステージ2連勝。昨シーズン0勝だった29歳が怒濤の今シーズン2勝目を飾った。
先頭3名を捕らえ切ることが出来なかったメイン集団は、ロベルト・フェラーリ(イタリア、デローザ・スタックプラスチック)を先頭に30秒遅れでゴール。総合成績に大きな変動は見られず、ミケーレ・スカルポーニ(イタリア、アンドローニ・ジョカトーリ)がリーダージャージを守った。
日本人選手4名(新城幸也、宮澤崇史、佐野淳哉、井上和郎)も集団内でゴール。勝負には絡めなかったが、ユキヤは自身のブログの中で「明日また、頑張ります!脚は良い感じに回ってます」とコメントしており、今後のステージでの活躍に注目が集まる。
レース展開はレース公式サイトより。
セッティマーナ・ロンバルダ2010第1ステージ結果
1位 バルトス・フザルスキー(ポーランド、ISD・ネーリ) 3h12'30"
2位 ミカエル・スティーヴンソン(スウェーデン、スパレバンケン・ヴェスト) +01"
3位 マヌエーレ・カッデーオ(イタリア、ゼロクアドロ・ラデンスカ)
4位 ロベルト・フェラーリ(イタリア、デローザ・スタックプラスチック) +30"
5位 ユーリ・メトルシェンコ(ウクライナ、アモーレ・エ・ヴィータ)
6位 エルッキ・プトセプ(エストニア、カレフ・チョコレート)
7位 ジュラ・ウグリニッチ(クロアチア、メリディアーナ・カーメン)
8位 シモーネ・カンパニャーロ(イタリア、ミケ)
9位 ボイ・ファンポッペル(オランダ、ラボバンク・コンチネンタル)
10位 ロイ・ヘグレバーグ(ノルウェー、スパレバンケン・ヴェスト)
54位 新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)
77位 宮澤崇史(日本、チームNIPPO)
108位 佐野淳哉(日本、チームNIPPO) +43"
131位 井上和郎(日本、チームNIPPO)
個人総合成績
1位 ミケーレ・スカルポーニ(イタリア、アンドローニ・ジョカトーリ) 3h27'55"
2位 マッテーオ・カラーラ(イタリア、ヴァカンソレイユ) +16"
3位 プリジミスラウ・ニエミエツ(ポーランド、ミケ) +20"
4位 リカルド・リッコ(イタリア、チェラミカ・フラミニア) +21"
5位 ルーカ・ザナスカ(イタリア、CDC・カヴァリエーレ) +30"
6位 ロブ・ルーグ(オランダ、ヴァカンソレイユ) +34"
7位 エマヌエーレ・セッラ(イタリア、カルミオオーロ・NGC) +36"
8位 カルロスホセ・オチョア(ベネズエラ、アンドローニ・ジョカトーリ) +40"
9位 リカルド・キアリーニ(イタリア、デローザ・スタックプラスチック) +41"
10位 ヨハン・チョップ(スイス、Bboxブイグテレコム) +42"
ポイント賞
バルトス・フザルスキー(ポーランド、ISD・ネーリ)
新人賞
ロブ・ルーグ(オランダ、ヴァカンソレイユ)
チーム総合成績
ISD・ネーリ
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos,www.settimanaciclisticalombarda.it
北イタリア・ロンバルディア州、ガルダ湖に近いカルチナート近郊を舞台に、セッティマーナ・ロンバルダ第1ステージが行なわれた。一帯には広大なポー平原(ポー川流域の平野)が広がっており、この日のステージはそんな平野部を駆け抜ける周回コースだ。
レースは序盤からバルトス・フザルスキー(ポーランド、ISD・ネーリ)、ミカエル・スティーヴンソン(スウェーデン、スパレバンケン・ヴェスト)、マヌエーレ・カッデーオ(イタリア、ゼロクアドロ・ラデンスカ)の3名が逃げる展開に。
当初は1周21.1kmの周回コースを7周半する156.8kmで行なわれる予定だったが、スタート後に冷たい雨が降り始めたため、オーガナイザーは周回コースを1周カット。コース全長は135.7kmに短縮された。
逃げた3名のリードは、72km地点で最大6分21秒をマーク。後半にかけてスプリンターチームがメイン集団の先頭に立ってペースアップすると、ゴールまで2周回(42km)を残してタイム差は4分53秒に。
しかし雨に濡れた危険な周回コースで集団がリスクを負わなかったことも影響し、タイム差は劇的には縮まらない。ラスト4kmで1分28秒、ラスト2kmで54秒。結局メイン集団は3名を捕らえることが出来ず、ゴール前で逃げメンバーを振り払ったフザルスキーがステージ優勝を飾った。
フザルスキーは直前のセッティマーナ・コッピ・エ・バルタリ最終第5ステージでも逃げ切り勝利を飾っており、初日の個人タイムトライアルを除けば、イタリア国内のステージレースでステージ2連勝。昨シーズン0勝だった29歳が怒濤の今シーズン2勝目を飾った。
先頭3名を捕らえ切ることが出来なかったメイン集団は、ロベルト・フェラーリ(イタリア、デローザ・スタックプラスチック)を先頭に30秒遅れでゴール。総合成績に大きな変動は見られず、ミケーレ・スカルポーニ(イタリア、アンドローニ・ジョカトーリ)がリーダージャージを守った。
日本人選手4名(新城幸也、宮澤崇史、佐野淳哉、井上和郎)も集団内でゴール。勝負には絡めなかったが、ユキヤは自身のブログの中で「明日また、頑張ります!脚は良い感じに回ってます」とコメントしており、今後のステージでの活躍に注目が集まる。
レース展開はレース公式サイトより。
セッティマーナ・ロンバルダ2010第1ステージ結果
1位 バルトス・フザルスキー(ポーランド、ISD・ネーリ) 3h12'30"
2位 ミカエル・スティーヴンソン(スウェーデン、スパレバンケン・ヴェスト) +01"
3位 マヌエーレ・カッデーオ(イタリア、ゼロクアドロ・ラデンスカ)
4位 ロベルト・フェラーリ(イタリア、デローザ・スタックプラスチック) +30"
5位 ユーリ・メトルシェンコ(ウクライナ、アモーレ・エ・ヴィータ)
6位 エルッキ・プトセプ(エストニア、カレフ・チョコレート)
7位 ジュラ・ウグリニッチ(クロアチア、メリディアーナ・カーメン)
8位 シモーネ・カンパニャーロ(イタリア、ミケ)
9位 ボイ・ファンポッペル(オランダ、ラボバンク・コンチネンタル)
10位 ロイ・ヘグレバーグ(ノルウェー、スパレバンケン・ヴェスト)
54位 新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)
77位 宮澤崇史(日本、チームNIPPO)
108位 佐野淳哉(日本、チームNIPPO) +43"
131位 井上和郎(日本、チームNIPPO)
個人総合成績
1位 ミケーレ・スカルポーニ(イタリア、アンドローニ・ジョカトーリ) 3h27'55"
2位 マッテーオ・カラーラ(イタリア、ヴァカンソレイユ) +16"
3位 プリジミスラウ・ニエミエツ(ポーランド、ミケ) +20"
4位 リカルド・リッコ(イタリア、チェラミカ・フラミニア) +21"
5位 ルーカ・ザナスカ(イタリア、CDC・カヴァリエーレ) +30"
6位 ロブ・ルーグ(オランダ、ヴァカンソレイユ) +34"
7位 エマヌエーレ・セッラ(イタリア、カルミオオーロ・NGC) +36"
8位 カルロスホセ・オチョア(ベネズエラ、アンドローニ・ジョカトーリ) +40"
9位 リカルド・キアリーニ(イタリア、デローザ・スタックプラスチック) +41"
10位 ヨハン・チョップ(スイス、Bboxブイグテレコム) +42"
ポイント賞
バルトス・フザルスキー(ポーランド、ISD・ネーリ)
新人賞
ロブ・ルーグ(オランダ、ヴァカンソレイユ)
チーム総合成績
ISD・ネーリ
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos,www.settimanaciclisticalombarda.it
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