イタリアンバイクブランド、クォータよりエアロロードの「KOUGAR」がフルモデルチェンジを果たした。ブランドの歴史を脈々と受け継ぐミドルグレードバイクであり、独創的なチュービングやエアロに最適化された専用設計のコックピットパーツなど細部までアップデートが加わっている。



クォータ KOUGAR(レッド)※完成車イメージクォータ KOUGAR(レッド)※完成車イメージ (c)kuota
クォータの歴史の中で欠かせないエアロロードの系譜。2006年に誕生したKEBEL(ケベル)、2012年登場のKURARO(クラーロ)、そして2015年に生まれたKOUGAR(クーガー)と、優れた走行性能を持ちながらも手が届きやすい価格を実現した名機が代々その地位を守ってきた。そんなミドルグレードエアロモデルのKOUGARが今年フルモデルチェンジを果たしている。

前作に比べフレーム形状は大幅に変更が加えられ、よりエアロダイナミクスと振動吸収性を高めるスタイルになっている。薄く扁平させたトップチューブや、ヘッドチューブから三角形状に形状変化を見せる特徴的なダウンチューブなど、クォータの優れたカーボンテクノロジーやデザインの独創性が見られるフレームに仕上がっている。

ハンドル、ステム、コラムスペーサー、トップキャップはエアロタイプの専用品を新規開発。ケーブル類の完全内装に対応している。シートステーとシートチューブの接合位置が下がった、コンパクトなリア三角のデザインも現代のエアロロードトレンドを反映したものと言えるだろう。

シートピラーとシートチューブの間にはエラストマーを挟み快適性を向上させているシートピラーとシートチューブの間にはエラストマーを挟み快適性を向上させている ステム、ハンドル、コラムスペーサー、トップキャップは新たにエアロタイプのものが専用設計されているステム、ハンドル、コラムスペーサー、トップキャップは新たにエアロタイプのものが専用設計されている

横に大きく広がった形状のダウンチューブ横に大きく広がった形状のダウンチューブ ヘッドチューブとフォークはインテグレーテッドデザインを採用ヘッドチューブとフォークはインテグレーテッドデザインを採用


また、シートピラーとシートチューブの間にエラストマーを挟み込み快適性を向上させる工夫も。これはKRYONにも採用されているシステムと同じものであり、ダンパーパーツの交換も容易でシンプルな機構ながら振動吸収性向上に一役買っている。シートピラーは前後対称のオーバル形状となっており、180度反対に入れ替えることで、ロードポジションからTTポジションに変更が可能だ。

今回のモデルチェンジに伴いディスクブレーキモデルも新たに追加。ディスクブレーキはフラットマウントで、前後12mmスルーアクスルという標準的な仕様だ。リムブレーキモデルはフロントフォーク前方、シートステー後方にダイレクトマウントタイプのキャリパーを取付するタイプだ。

リム/ディスクブレーキともにフレームセットを用意。リムブレーキモデルではシマノULTEGRAとシマノ105の完成車もラインアップする。コフィディスブラックレッド、ブラックレッド、レッドの3カラー展開で、サイズはS、M、Lが揃う。取り扱いはインターマックス。

クォータ KOUGAR(ブラックレッド)※完成車イメージクォータ KOUGAR(ブラックレッド)※完成車イメージ (c)kuota


クォータ KOUGAR
フレーム:カーボンモノコック
BB:BB386
重量:フレーム1,070g、フォーク430g
カラー:コフィディスブラックレッド、ブラックレッド、レッド
サイズ:S(435) 、M(465) 、L(485) / C-T
価格:
シマノULTEGRA完成車 443,000円(税抜、リムブレーキ)
シマノ105完成車 396,000円(税抜、リムブレーキ)
フレームセット(リムブレーキ) 278,000円(税抜)
フレームセット(ディスクブレーキ) 298,000円(税抜)

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