2018/11/01(木) - 16:23
新たにパーツブランドURSUSとシューズブランドDMTの取り扱いを開始したミズタニ自転車。グエルチョッティの新作ディスクロードを始め、国内外数十のブランドが一堂に会した展示会をレポートします。
国内外60以上ものサイクルブランドを取り扱う国内屈指の販売代理店、ミズタニ自転車のディーラー向け展示会が10月初旬に東京・北千住にて開催された。壁際に沿って各ブランドの製品を並べたが、会場に入りまず目を引いたのが入り口付近に展示されたセラフ、グエルチョッティ、ナイナーの3つのバイクブランドたち。
ミズタニ自転車オリジナルブランドであるセラフは今年、シマノのSTEPSコンポーネントを搭載したE-BIKE「E-01S」をリリース。アルミフレームにカーボンフォークを合わせたクロスバイクタイプとして、街中の移動や通勤、気軽なサイクリングなどに最適な1台だ。シマノSTEPSのE8080ドライブユニットを採用し、登坂でも抜群のアシスト力を発揮。老若男女問わず優雅にスポーツサイクルを楽しむことができるだろう。
グラベルロードバイクのフレーム設計を参考にしたジオメトリーとし、安定性と軽快性の高い走行性能を実現。クッション性の高いサドルや自立させられるスタンド、天候に関係なく優れた制動性能を発揮するディスクブレーキなど使い勝手に配慮されたスペックを備える。アシスト持続距離も100km以上とし、ロングライドも行って帰ってこられるほど。服装を選ばないシンプルなホワイトカラーもポイントだ。
オレンジ色のチームカラーが特徴的なプロコンチネンタルチーム、CCCスプランディ・ポルコウィチェも使用するイタリアのレーシングバイクブランド、グエルチョッティからは2つの新作バイクが登場した。一つは同社のハイエンドエアロロード「EUREKA AIR」のディスクブレーキモデルだ。ハンドル、ステム、シートポストなど専用設計されケーブルの内装化を図ることで空気抵抗低減を果たしている。
2つ目が快適性を重視したエンデュランスモデル「ITALO」である。創業者の一人、イタロ・グエルチョッティの名を冠したモデルだ。アップライトなジオメトリーによって体に負担の少ないポジションを実現し、細身でベンドしたシートステーが振動吸収性を高めている。フレーム素材も柔軟性の高いカーボンを使用し快適性を追求しつつ、1.5インチのヘッド規格などによって必要な箇所に剛性を持たせ優れた走行性能も両立させている。
グラベルロードやマウンテンバイクなどオフロード向けのモデルを展開するアメリカのナイナーは、ライダーのニーズを満たす各種フレームを用意。マルチパーパスロードの「RLT9」はスチール、アルミ、カーボンという3種類で展開され使い方に応じた選択が可能に。純粋にダート走行を楽しむ1台として、はたまた各所に設けられたダボ穴を活用したバイクパッキングなどでキャンプツーリングへ行くのもアリ。さらにはシクロクロスレースに参加もできる欲張りなバイクとして重宝することだろう。
ハードテールタイプのレーシングMTB「AIR9 RDO」には、同社が取り扱うラウフのカーボンリーフサスペンションフォークをインストールした仕様で展示。ダンパー機構を持たないユニークなデザインのサスペンションフォークは見た目にも独創性が溢れる一品だ。ナイナーのバイクには全て専用のヘッドパーツが付属しており、トップキャップの代わりに瓶の王冠を装着できる遊び心溢れた設計も見逃せない。
新たに取り扱いを開始したイタリアンシューズブランド、DMTは今季18勝もの勝利をチームにもたらしたエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ)も愛用するレーシングモデルを展開する。継ぎ目のないワンピース構造のアッパーを足底で縫い合わせる「袋縫い製法」を用いており、足先を包み込むような優れたフィット感が特徴のブランドだ。
2019年モデルの新作として、アッパーにスポーツニット素材を採用したフラッグシップモデル「KR1」が登場。3Dニットを編み込んだアッパーは高い柔軟性と通気性を生み出し、快適な履き心地を実現している。タン部分もアッパーと段差なく繋がっており、かつ足の入り口には伸縮性の高い素材をあしらうことで、靴下を履くかのような自然なフィット感に仕上がっている。
アッパーにマイクロファイバーを使用したパフォーマンスモデルは、従来のRシリーズからDシリーズへと刷新され、各モデルで統一されたシンプルなグラフィックをあしらう。今年のジロ・デ・イタリアでステージ4勝を飾った、ヴィヴィアーニの足元を支えたトップモデル「D1」も新登場したシューズで、2個のBOAクロージャーが左右のアッパーを締め上げるデザインを採用している。
人間工学に基づくエルゴノミックな形状が特徴的なサドルブランド、セッレSMPからは今夏登場した2つのモデル「F30」と「F30C」をピックアップ。大きく曲線を描く座面形状で有名な同社だが、本作はフラットに近いデザインを採用しており、サドル上でのポジション位置変更を容易とした。昨今トレンドのグラベルライドなどでコントロール性を高める目的で開発されたモデルだ。
シリアスレーサーの定番カスタマイズパーツとして広く浸透した、ビッグプーリーや楕円チェーンリングをラインアップするライデア。より低いチェーンフリクションを実現するべくプーリーの大型化が進んでいるが、今回ガイド側16T、テンション側20Tという超大径プーリーを採用した「C60」が登場した。プーリーの歯先はチェーンとの噛み合いを高める形状へ加工し、変速性能向上やチェーン暴れの防止などに一役買っている。
スウェーデン初のアイウェアブランド、BLIZ(ブリス)はプロ選手からも高い評価を受けるレンズテクノロジーを採用したパフォーマンスモデルから、普段使いできるシティサングラスまで幅広く取り揃える。サイクリングシーンでのイチオシは、昨今トレンドのワイドレンズを採用した「MATRIX」だ。上下に広いレンゾと顔に沿ってカーブしたフレーム形状によって良好な視界を確保する。今回ビビッドなピンクとブルーのカラーを追加した他、ホワイトとブラックにはレンズカラーを変えたモデルも登場し、従来よりもカラー展開を増やしたラインアップとなる。
その他製品を写真でピックアップ
その他ミズタニ自転車取り扱いの製品情報やイベント情報は、随時公式ホームページとFacebookにて更新中。ぜひチェックしてみて欲しい。
text&photo:Yuto.Murata
国内外60以上ものサイクルブランドを取り扱う国内屈指の販売代理店、ミズタニ自転車のディーラー向け展示会が10月初旬に東京・北千住にて開催された。壁際に沿って各ブランドの製品を並べたが、会場に入りまず目を引いたのが入り口付近に展示されたセラフ、グエルチョッティ、ナイナーの3つのバイクブランドたち。
ミズタニ自転車オリジナルブランドであるセラフは今年、シマノのSTEPSコンポーネントを搭載したE-BIKE「E-01S」をリリース。アルミフレームにカーボンフォークを合わせたクロスバイクタイプとして、街中の移動や通勤、気軽なサイクリングなどに最適な1台だ。シマノSTEPSのE8080ドライブユニットを採用し、登坂でも抜群のアシスト力を発揮。老若男女問わず優雅にスポーツサイクルを楽しむことができるだろう。
グラベルロードバイクのフレーム設計を参考にしたジオメトリーとし、安定性と軽快性の高い走行性能を実現。クッション性の高いサドルや自立させられるスタンド、天候に関係なく優れた制動性能を発揮するディスクブレーキなど使い勝手に配慮されたスペックを備える。アシスト持続距離も100km以上とし、ロングライドも行って帰ってこられるほど。服装を選ばないシンプルなホワイトカラーもポイントだ。
オレンジ色のチームカラーが特徴的なプロコンチネンタルチーム、CCCスプランディ・ポルコウィチェも使用するイタリアのレーシングバイクブランド、グエルチョッティからは2つの新作バイクが登場した。一つは同社のハイエンドエアロロード「EUREKA AIR」のディスクブレーキモデルだ。ハンドル、ステム、シートポストなど専用設計されケーブルの内装化を図ることで空気抵抗低減を果たしている。
2つ目が快適性を重視したエンデュランスモデル「ITALO」である。創業者の一人、イタロ・グエルチョッティの名を冠したモデルだ。アップライトなジオメトリーによって体に負担の少ないポジションを実現し、細身でベンドしたシートステーが振動吸収性を高めている。フレーム素材も柔軟性の高いカーボンを使用し快適性を追求しつつ、1.5インチのヘッド規格などによって必要な箇所に剛性を持たせ優れた走行性能も両立させている。
グラベルロードやマウンテンバイクなどオフロード向けのモデルを展開するアメリカのナイナーは、ライダーのニーズを満たす各種フレームを用意。マルチパーパスロードの「RLT9」はスチール、アルミ、カーボンという3種類で展開され使い方に応じた選択が可能に。純粋にダート走行を楽しむ1台として、はたまた各所に設けられたダボ穴を活用したバイクパッキングなどでキャンプツーリングへ行くのもアリ。さらにはシクロクロスレースに参加もできる欲張りなバイクとして重宝することだろう。
ハードテールタイプのレーシングMTB「AIR9 RDO」には、同社が取り扱うラウフのカーボンリーフサスペンションフォークをインストールした仕様で展示。ダンパー機構を持たないユニークなデザインのサスペンションフォークは見た目にも独創性が溢れる一品だ。ナイナーのバイクには全て専用のヘッドパーツが付属しており、トップキャップの代わりに瓶の王冠を装着できる遊び心溢れた設計も見逃せない。
新たに取り扱いを開始したイタリアンシューズブランド、DMTは今季18勝もの勝利をチームにもたらしたエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ)も愛用するレーシングモデルを展開する。継ぎ目のないワンピース構造のアッパーを足底で縫い合わせる「袋縫い製法」を用いており、足先を包み込むような優れたフィット感が特徴のブランドだ。
2019年モデルの新作として、アッパーにスポーツニット素材を採用したフラッグシップモデル「KR1」が登場。3Dニットを編み込んだアッパーは高い柔軟性と通気性を生み出し、快適な履き心地を実現している。タン部分もアッパーと段差なく繋がっており、かつ足の入り口には伸縮性の高い素材をあしらうことで、靴下を履くかのような自然なフィット感に仕上がっている。
アッパーにマイクロファイバーを使用したパフォーマンスモデルは、従来のRシリーズからDシリーズへと刷新され、各モデルで統一されたシンプルなグラフィックをあしらう。今年のジロ・デ・イタリアでステージ4勝を飾った、ヴィヴィアーニの足元を支えたトップモデル「D1」も新登場したシューズで、2個のBOAクロージャーが左右のアッパーを締め上げるデザインを採用している。
人間工学に基づくエルゴノミックな形状が特徴的なサドルブランド、セッレSMPからは今夏登場した2つのモデル「F30」と「F30C」をピックアップ。大きく曲線を描く座面形状で有名な同社だが、本作はフラットに近いデザインを採用しており、サドル上でのポジション位置変更を容易とした。昨今トレンドのグラベルライドなどでコントロール性を高める目的で開発されたモデルだ。
シリアスレーサーの定番カスタマイズパーツとして広く浸透した、ビッグプーリーや楕円チェーンリングをラインアップするライデア。より低いチェーンフリクションを実現するべくプーリーの大型化が進んでいるが、今回ガイド側16T、テンション側20Tという超大径プーリーを採用した「C60」が登場した。プーリーの歯先はチェーンとの噛み合いを高める形状へ加工し、変速性能向上やチェーン暴れの防止などに一役買っている。
スウェーデン初のアイウェアブランド、BLIZ(ブリス)はプロ選手からも高い評価を受けるレンズテクノロジーを採用したパフォーマンスモデルから、普段使いできるシティサングラスまで幅広く取り揃える。サイクリングシーンでのイチオシは、昨今トレンドのワイドレンズを採用した「MATRIX」だ。上下に広いレンゾと顔に沿ってカーブしたフレーム形状によって良好な視界を確保する。今回ビビッドなピンクとブルーのカラーを追加した他、ホワイトとブラックにはレンズカラーを変えたモデルも登場し、従来よりもカラー展開を増やしたラインアップとなる。
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text&photo:Yuto.Murata
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