「アレ=ジェット」のニックネームで親しまれている世界屈指のスプリンター、アレッサンドロ・ペタッキ(イタリア、ランプレ)がトレーニング中に落車し、脚に怪我を負った。ペタッキは3月10日に開幕するティレーノ〜アドリアティコを欠場する可能性が出て来た。

ジロ・ディ・サルデーニャでも落車したアレッサンドロ・ペタッキ(イタリア、ランプレ)ジロ・ディ・サルデーニャでも落車したアレッサンドロ・ペタッキ(イタリア、ランプレ) photo:Cor Vosランプレの公式サイトが伝えたところによると、チームメイトのロレンツォ・ベルヌッチ(イタリア)と一緒にトレーニングに出かけていたペタッキは、沿道の植え込みと接触して落車した。ペタッキはトスカーナ州ヴィアレッジョの病院で治療を受け、顎を5針縫った。

右半身を地面に打ち付けたペタッキは、打撲を負った右脚の脛と足首が大きく腫れている。クリートをペダルから外す際に、鼠蹊部(大腿部の付け根)にも痛みを感じたという。

ペタッキは10日に開幕するティレーノ〜アドリアティコに出場する予定だったが、チームドクターの判断によって出場を取り止める可能性も。同大会にはマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームHTC・コロンビア)やトム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)、オスカル・フレイレ(スペイン、ラボバンク)、ダニエーレ・ベンナーティ(イタリア、リクイガス)らが出場。世界トップクラスのスプリンターたちが、ペタッキと直接対決を繰り広げると予想されていた。

text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos

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