2017/10/18(水) - 09:01
フィジークのロード/MTBシューズのハイエンドクラスがモデルチェンジ。クロージャーシステムとアーチサポート構造にアップデートを加え、更に高いフィット感を追求したINFINITOシリーズの「R1」「R1 KNIT」「X1」の3モデルを紹介しよう。
フィジークが得意とするマイクロテックス素材を巧みに使い、フィット感の高い履き心地が人気を博す同社のシューズラインアップ。その性能も年々煮詰められ、今やサドルと並び多くのトッププロ選手も使用する同社の代表的なプロダクツと呼べるだろう。ゲラント・トーマス(イギリス、チーム スカイ)やフィリップ・ジルベール(ベルギー、クイックステップフロアーズ)といった選手もフィジークシューズを愛用するライダーの一人である。
ロードシューズのトップモデルとして昨年登場したばかりの「R1B UOMO」は、それまでラチェットバックル+2本ベルクロのフィッティングシステムとしていたフラッグシップ「R1」から大幅にモデルチェンジを果たしたもの。今や各社ハイエンドモデルでは主流となったBOAクロージャーを採用し、かつ独自のケーブルルーティングを投入することで、エレガントなルックスと高いフィット感を実現したモデルとして誕生した。
そんなR1B UOMOが今年再度モデルチェンジ。フィッティングのケーブルルーティングとアッパーの構造にアップデートを加え、新たに「INFINITO R1」として登場している。今作の大きな特徴は”INFINITO(インフィニート)”の名の通り、つま先部分のフィッティングに「∞」を描くケーブルルーティングを採用したこと。前作は1本のワイヤーが左右のアッパーを締め上げる構造だったが、今回のアップデートによりアッパーを締め上げるポイントを増やし、より最適なフィット感を生み出すよう進化している。
上部のクロージャーもアッパー端を引っ張るようワイヤー留め具の位置変更がされており、より大きく包み込むよう最適化されるとともにスタイリッシュなルックスにも貢献している。フィッティングには締める方向にも緩める方向にも微調整が可能なBOAの「IP1-B」ダイヤルを使用。上に引き上げるだけでリリースすることもでき、容易な脱ぎ履きが可能だ。
「ボリュームコントロールフィット」と呼ばれる左右から覆いかぶさる設計のアッパーデザインは引き続き採用され、前作でも評価の高かった足の輪郭に沿った圧迫感のない高いフィット感は健在。その上で、アッパーの土踏まず部分にはより柔軟性の高い素材を配した「ダイナミックアーチサポート」テクノロジーを新たに投入。土踏まずに沿ってソール部分から伸びたパネルがクロージャーワイヤーと繋がることで、ダイヤルを締め上げた際に自然とアーチサポートが生まれる構造となっている。
アッパーにはフィジークがサドルやバーテープにも採用しその扱いに長けたマイクロテックス素材を使用。随所にレーザーによる穴あけ加工が施され通気性の向上も図っている。また市場からの要望を取り入れ、かかとの内側部分には滑り止めを設けるとともに、足首に当たるアッパーの最上部は薄く柔らかな素材へと変更されている。
アウトソールには剛性、軽量性に優れたUDフルカーボンを採用。高いパワー伝達性を誇るとともに、前から後ろへと空気の通り道が考えられたベンチレーションホールも備えられ、足裏の蒸れを防ぐよう配慮されている。
同じくロード用シューズのハイエンドモデルとして登場した「INFINITO R1 KNIT」は、その名の通りニット素材をアッパーに採用したモデルだ。デザイン性の高さで足元をオシャレに見せるニット素材を、あえてレーシングモデルに採用することで快適性を向上させる狙いがある。しなやかなニット素材は柔らかく足先を包み込み高いフィット感を生み出すとともに、大きくメッシュとなることで夏場の高い気温にも対応した優れた通気性を発揮してくれることだろう。フィッティングシステムやアウトソール素材はINFINITO R1と同様のものになる。
MTBシューズの「INFINITO X1」は現行ラインアップのトップモデルである「M3B UOMO」に代わり、最上位グレードとして登場したシューズだ。従来は”M”の頭文字をモデル名に冠していたフィジークのMTBシューズだが、ここに来て新たに”X”のモデル名を採用している。基本的なスタイルはINFINITO R1と同じながら、ロードモデルと比較して厚めのアッパーを採用。MTB用途に対応させるためパネルのカッティングもやや変更され、かつ傷や汚れに強いプロテクション素材をつま先とかかとのアッパーに配す工夫も施されている。
アウトソールもUDフルカーボンが採用され、MTBクロスカントリーレースやシクロクロスレースにも最適な高いパワー伝達性を有するとともに、泥づまりに配慮したグリップパターンでクリートの着脱や歩行のしやすさを確保している。
各モデルの展開カラーはINFINITO R1がブラック、ホワイト、レッド、ブラック/レッドの4色、INFINITO R1 KNITがブラックニット/レッドの1色、INFINITO X1がブラック、グレー/レッド、グレー/イエローフルオの3色だ。価格はそれぞれ41,000円(税抜)、44,000円(税抜)、41,000円(税抜)となる。取り扱いはカワシマサイクルサプライ。
フィジーク INFINITO R1
アウトソール:ベンチレーテッドUDフルカーボンファイバー
アッパー:マイクロテックス
インソール:インフィニートフットベッド
クロージャーシステム:BOA IP1-Bx2
重 量:232g(42.5サイズ)
カラー:ブラック、ホワイト、レッド、ブラック/レッド
価 格: 41,000円(税抜)
フィジーク INFINITO R1 KNIT
アウトソール:ベンチレーテッドUDフルカーボンファイバー
アッパー:ニット
インソール:インフィニートフットベッド
クロージャーシステム:BOA IP1-Bx2
重 量:255g(42.5サイズ)
カラー:ブラックニット/レッド
価 格: 44,000円(税抜)
フィジーク INFINITO X1
アウトソール:UDフルカーボンファイバー+ラバースタッド
アッパー:マイクロテックス
インソール:インフィニートフットベッド
クロージャーシステム:BOA IP1-Bx2
重 量:294g(42.5サイズ)
カラー:ブラック、グレー/レッド、グレー/イエローフルオ
価 格: 41,000円(税抜)
フィジークが得意とするマイクロテックス素材を巧みに使い、フィット感の高い履き心地が人気を博す同社のシューズラインアップ。その性能も年々煮詰められ、今やサドルと並び多くのトッププロ選手も使用する同社の代表的なプロダクツと呼べるだろう。ゲラント・トーマス(イギリス、チーム スカイ)やフィリップ・ジルベール(ベルギー、クイックステップフロアーズ)といった選手もフィジークシューズを愛用するライダーの一人である。
ロードシューズのトップモデルとして昨年登場したばかりの「R1B UOMO」は、それまでラチェットバックル+2本ベルクロのフィッティングシステムとしていたフラッグシップ「R1」から大幅にモデルチェンジを果たしたもの。今や各社ハイエンドモデルでは主流となったBOAクロージャーを採用し、かつ独自のケーブルルーティングを投入することで、エレガントなルックスと高いフィット感を実現したモデルとして誕生した。
そんなR1B UOMOが今年再度モデルチェンジ。フィッティングのケーブルルーティングとアッパーの構造にアップデートを加え、新たに「INFINITO R1」として登場している。今作の大きな特徴は”INFINITO(インフィニート)”の名の通り、つま先部分のフィッティングに「∞」を描くケーブルルーティングを採用したこと。前作は1本のワイヤーが左右のアッパーを締め上げる構造だったが、今回のアップデートによりアッパーを締め上げるポイントを増やし、より最適なフィット感を生み出すよう進化している。
上部のクロージャーもアッパー端を引っ張るようワイヤー留め具の位置変更がされており、より大きく包み込むよう最適化されるとともにスタイリッシュなルックスにも貢献している。フィッティングには締める方向にも緩める方向にも微調整が可能なBOAの「IP1-B」ダイヤルを使用。上に引き上げるだけでリリースすることもでき、容易な脱ぎ履きが可能だ。
「ボリュームコントロールフィット」と呼ばれる左右から覆いかぶさる設計のアッパーデザインは引き続き採用され、前作でも評価の高かった足の輪郭に沿った圧迫感のない高いフィット感は健在。その上で、アッパーの土踏まず部分にはより柔軟性の高い素材を配した「ダイナミックアーチサポート」テクノロジーを新たに投入。土踏まずに沿ってソール部分から伸びたパネルがクロージャーワイヤーと繋がることで、ダイヤルを締め上げた際に自然とアーチサポートが生まれる構造となっている。
アッパーにはフィジークがサドルやバーテープにも採用しその扱いに長けたマイクロテックス素材を使用。随所にレーザーによる穴あけ加工が施され通気性の向上も図っている。また市場からの要望を取り入れ、かかとの内側部分には滑り止めを設けるとともに、足首に当たるアッパーの最上部は薄く柔らかな素材へと変更されている。
アウトソールには剛性、軽量性に優れたUDフルカーボンを採用。高いパワー伝達性を誇るとともに、前から後ろへと空気の通り道が考えられたベンチレーションホールも備えられ、足裏の蒸れを防ぐよう配慮されている。
同じくロード用シューズのハイエンドモデルとして登場した「INFINITO R1 KNIT」は、その名の通りニット素材をアッパーに採用したモデルだ。デザイン性の高さで足元をオシャレに見せるニット素材を、あえてレーシングモデルに採用することで快適性を向上させる狙いがある。しなやかなニット素材は柔らかく足先を包み込み高いフィット感を生み出すとともに、大きくメッシュとなることで夏場の高い気温にも対応した優れた通気性を発揮してくれることだろう。フィッティングシステムやアウトソール素材はINFINITO R1と同様のものになる。
MTBシューズの「INFINITO X1」は現行ラインアップのトップモデルである「M3B UOMO」に代わり、最上位グレードとして登場したシューズだ。従来は”M”の頭文字をモデル名に冠していたフィジークのMTBシューズだが、ここに来て新たに”X”のモデル名を採用している。基本的なスタイルはINFINITO R1と同じながら、ロードモデルと比較して厚めのアッパーを採用。MTB用途に対応させるためパネルのカッティングもやや変更され、かつ傷や汚れに強いプロテクション素材をつま先とかかとのアッパーに配す工夫も施されている。
アウトソールもUDフルカーボンが採用され、MTBクロスカントリーレースやシクロクロスレースにも最適な高いパワー伝達性を有するとともに、泥づまりに配慮したグリップパターンでクリートの着脱や歩行のしやすさを確保している。
各モデルの展開カラーはINFINITO R1がブラック、ホワイト、レッド、ブラック/レッドの4色、INFINITO R1 KNITがブラックニット/レッドの1色、INFINITO X1がブラック、グレー/レッド、グレー/イエローフルオの3色だ。価格はそれぞれ41,000円(税抜)、44,000円(税抜)、41,000円(税抜)となる。取り扱いはカワシマサイクルサプライ。
フィジーク INFINITO R1
アウトソール:ベンチレーテッドUDフルカーボンファイバー
アッパー:マイクロテックス
インソール:インフィニートフットベッド
クロージャーシステム:BOA IP1-Bx2
重 量:232g(42.5サイズ)
カラー:ブラック、ホワイト、レッド、ブラック/レッド
価 格: 41,000円(税抜)
フィジーク INFINITO R1 KNIT
アウトソール:ベンチレーテッドUDフルカーボンファイバー
アッパー:ニット
インソール:インフィニートフットベッド
クロージャーシステム:BOA IP1-Bx2
重 量:255g(42.5サイズ)
カラー:ブラックニット/レッド
価 格: 44,000円(税抜)
フィジーク INFINITO X1
アウトソール:UDフルカーボンファイバー+ラバースタッド
アッパー:マイクロテックス
インソール:インフィニートフットベッド
クロージャーシステム:BOA IP1-Bx2
重 量:294g(42.5サイズ)
カラー:ブラック、グレー/レッド、グレー/イエローフルオ
価 格: 41,000円(税抜)
リンク
Amazon.co.jp