今年も開催されるツール・ド・フランスさいたまクリテリウム。注目が集まる出走選手が発表された。総合優勝のクリストファー・フルーム、山岳賞のワレン・バルギルら今年のツールを沸かせたライダーが多数参戦。他にもトップ選手が多数来日する。



今年で5年目を迎えるツール・ド・フランスさいたまクリテリウム今年で5年目を迎えるツール・ド・フランスさいたまクリテリウム photo:Kei Tsuji
今年で5年目を迎えるツール・ド・フランスさいたまクリテリウム。世界最高峰のサイクルロードレース「ツール・ド・フランス」の名を冠した大会として、この夏にツールで活躍したスター選手たちが日本へ集結し、さいたま新都心に設けられたコースで勝負を繰り広げる、サイクルロードレースファンにとってはたまらないレースだ。

そんなツール・ド・フランスさいたまクリテリウムが今年も開催される。今年はコースを変更し、より観戦しやすいレイアウトとなってリニューアル。1周3.0kmの周回コースで展開する熱い戦いの主役となる選手たちが発表された。

総合優勝のフルームと54秒差の総合2位、リゴベルト・ウラン(コロンビア、キャノンデール・ドラパック)も来日総合優勝のフルームと54秒差の総合2位、リゴベルト・ウラン(コロンビア、キャノンデール・ドラパック)も来日 photo:Makoto.AYANO天を指差してフィニッシュするワレン・バルギル(フランス、サンウェブ)天を指差してフィニッシュするワレン・バルギル(フランス、サンウェブ) photo:Tim de Waele / TDWsport

ステージ5勝目を飾ったマルセル・キッテル(ドイツ、クイックステップフロアーズ)も出場ステージ5勝目を飾ったマルセル・キッテル(ドイツ、クイックステップフロアーズ)も出場 photo:Kei Tsuji / TDWsportツールでの落車から復帰したマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ)ツールでの落車から復帰したマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ) photo:Kei Tsuji / TDWsport


ツール・ド・フランスで3年連続4回目の個人総合優勝を果たしたクリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ)と山岳賞を制したワレン・バルギル(フランス、サンウェブ)の2人が来日。昨年は4賞ジャージが顔を揃えたが、今年特別なジャージを纏うのはこの2人。ちなみにフルームは2013年の初開催から一度も欠かさず来日している。

一方で、今ツールで最多となる5回のステージ優勝を果たしたマルセル・キッテル(ドイツ、クイックステップフロアーズ)や、現役選手の中でツールのステージ優勝最多記録30勝をマークするマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ)という2人のトップスプリンターの名前も。大迫力のスプリントバトルに期待大だ。特にカヴェンディッシュは初来日となり、その走りを日本に居ながらにして目にすることが出来る貴重な機会となるだろう。

豪快にシャンパンを開けるグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング)豪快にシャンパンを開けるグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング) photo:CorVosミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ)ミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ) photo:CorVos

別府史之(トレック・セガフレード)別府史之(トレック・セガフレード) モンデュシャの下りで笑顔を見せる新城幸也(バーレーン・メリダ)モンデュシャの下りで笑顔を見せる新城幸也(バーレーン・メリダ) photo:Makoto.AYANO


他にも今ツールで総合2位に入ったリゴベルト・ウラン(コロンビア、キャノンデール・ドラパック)、リオオリンピックの金メダリストであるグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング)、ストラーデビアンケやミラノ~サンレモ、クラシカ・サンセバスティアンを制したミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ)など、花形選手が多数来日する。

日本からは日本人最多のツール・ド・フランス7回の完走記録を持つ新城幸也(バーレーン・メリダ)と、日本人初の敢闘賞を獲得した別府史之(トレック・セガフレード)がツール・ド・フランス ジャパンチームとしてタッグを組む他、全日本選手権で優勝した畑中勇介(チーム右京)をはじめ国内トップクラスの選手が出場する。


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ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム2017 参加選手リスト
おもな海外出場チームと選手
チームスカイ サンウェブ
クリストファー・フルーム(イギリス) ワレン・バルギル(フランス)
ミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド) サイモン・ゲシュケ(ドイツ)
ミカル・ゴワシュ(ポーランド) ニキアス・アルント(ドイツ)
ケニー・エリッソンド(フランス) ヨハネス・フレリンガー(ドイツ)
ディメンションデータ BMCレーシング
マーク・カヴェンディッシュ(イギリス) グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー)
ベルンハルト・アイゼル(オーストリア) ニコラス・ロッシュ(アイルランド)
ジェイコブス・フェンター(南アフリカ) アマエル・モワナール(フランス)
ネイサン・ハース(オーストラリア) ミヒャエル・シェア(スイス)
クイックステップフロアーズ キャノンデール・ドラパック
マルセル・キッテル(ドイツ) リゴベルト・ウラン(コロンビア)
ファビオ・サバティーニ(イタリア) サイモン・クラーク(オーストラリア)
ジュリアン・ヴェルモート(ベルギー) ウィリアム・クラーク(オーストラリア)
ペトル・ヴァコッチ(チェコ) アルベルト・ベッティオール(イタリア)
ツール・ド・フランスジャパンチーム
新城幸也(バーレーン・メリダ)
別府史之(トレック・セガフレード)
国内参加選手
スペシャルチームジャパン for さいたま チーム右京
山本幸平 畑中勇介
沢田時 平塚吉光
冨尾大地 中井路雅
武山晃輔 菱沼由季典
宇都宮ブリッツェン ブリヂストンアンカー
増田成幸 初山翔
阿部嵩之 西薗良太
小野寺玲 鈴木龍
岡篤志 大久保陣
シマノレーシング 愛三工業レーシングチーム
秋丸湧哉 小森亮平
木村圭佑 住吉宏太
水谷翔 渡邊翔太郎
小山貴大 岡本隼
NIPPO・ヴィーニファンティーニ
窪木一茂
中根英登
小林海
小石祐馬