12月26日にベルギー・ゾルダーで開催されたシクロクロスUCIワールドカップ第7戦ゾルダー大会。渡欧後2戦目を迎えた辻浦圭一(チームブリヂストン・アンカー)、竹之内悠(TREK)、豊岡英子(パナソニックレディース)のレース後のコメントをお届けする。

大観衆が詰めかけたゾルダーの特設シクロクロスコース大観衆が詰めかけたゾルダーの特設シクロクロスコース photo:Sonoko Tanaka
辻浦圭一(チームブリヂストン・アンカー)
2戦目として、よく走れたレースだったと思う。いつもの走りをすることができた。前回のような機材トラブルもなく、(メインバイクが前回のレースで壊れてしまったので)急きょ用意した代車も調子よく走れている。

今回のレースでパワー不足を感じた。コーナーや泥などで失速してしまうポイントから立ち上がりに踏めるパワーがほしい。もう少し速く踏み出せるパワーと、そこで加速することで必要になってくるテクニックがあればいいと思う。1月初旬までしばらくレースが続くので、いますぐに解決するという目標ではないが、世界選前に少し意識した練習ができればと思う。しかし、シーズンが始まってから実力をつけるというのは、なかなか難しいこと。来シーズンに向けての課題になってくるのかと思う。

去年はヨーロッパにきて、レースの結果がよく、さらにいい結果が出せるのではないかと気負いすぎてしまっていた感じがある。でも、今年はそれがない。冷静に自分の実力を見られている。これはおそらく実力のベースが上がっているのだと思う。

エリート男子44位 辻浦圭一(日本・チームブリヂストンアンカー)エリート男子44位 辻浦圭一(日本・チームブリヂストンアンカー) photo:Sonoko Tanaka

豊岡英子(パナソニックレディース)
レース前日に体調が悪くて、試走時も激しい上りや下りの連続に、どうなるかと思ったけど、周回を重ねるごとにコースに慣れてきて、いい調子で走れることができた。最後尾からのスタートだったものの、スタートはいい位置に入ることができ、前半はトップから20番内で走れていた。中盤で失速してしまい抜かされてしまったが、先週のレースよりも追い込むことができた。

ヨーロッパに来て1週間が経ち、生活に落ち着きがでてきている。さらに3シーズン目のヨーロッパで、最初の頃は「とにかくレースに出なくちゃ!」と思っていたけど、今はレースに慣れて、必要なレースだけに焦点を絞って、有意義に1戦1戦のレースで戦えている。

女子28位の豊岡英子(日本、パナソニックレディーズ)女子28位の豊岡英子(日本、パナソニックレディーズ) photo:Sonoko Tanaka

竹之内悠(TREK)
残念でした。アップをしているときは調子のよさを感じていたけど、レースでは走れなかった。好きなコースだったし、直線も速く走れていた。でも、気持ちとカラダがうまくリンクしなかった。

アンダーカテゴリーで最後となる世界選手権では10番代を狙っていく。とにかく力を出し切れるレースをしたい。力を出し切ったときに結果がついてくればいいと思う。

U23クラス42位の竹之内悠(日本、TREK)U23クラス42位の竹之内悠(日本、TREK) photo:Sonoko Tanaka
エリート男子59位 松井正史(日本・シマノドリンキング)エリート男子59位 松井正史(日本・シマノドリンキング) photo:Sonoko Tanaka


text&photo:Sonoko Tanaka

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