2017/09/11(月) - 09:04
イタリアのクォータが同社のラインアップの中でも高い人気を誇るエントリーカーボンロード、KRYONをフルモデルチェンジ。登場以来初となる大幅なモデルチェンジを行い、よりロードライドを楽しめる一台へと進化した。
2001年のミラノショーにてデビューしたクォータ。当時、まだ主流ではなかったカーボンフレームを主力製品とし、熱い注目を浴びてきたブランドである。創業から20年未満と、比較的若いブランドではあるが、その歴史は常にカーボンフレームと共にあり、カーボンというマテリアルに関するノウハウについては老舗ブランドに優るとも劣らない経験を持っている。
そんなクォータのロードバイクラインアップの中でも、大きな人気を集めてきたのが2015年にデビューしたKRYONだ。エントリーグレードながらも、エアロで有機的なデザインがハイエンドバイクさながらの存在感を主張する、クラスを超えた仕上がりで高い人気を集めてきた。
そんなKRYONが2018年モデルでフルモデルチェンジ。曲線を多用してきたデザインから一気にイメージを転換し、直線的なフォルムへと生まれ変わった。とはいえ、エアロを意識したチュービングは前作から堅持しており、シートチューブの翼断面形状などは、しっかりと受け継がれつつ最新のエアロトレンドを反映するようなデザインへと進化している。
ダウンチューブはカムテールデザインとなり、ボリュームは抑えめに。スローピングするトップチューブはストレートな形状になり、よりレーシーなイメージを掻き立てる。そして、大きな変更が見て取れるのはリアトライアングルとフロントフォークだろう。
リアトライアングルは、シートチューブとシートステーの交点が低くされコンパクトにまとめられる。シートステーとチェーンステー共に細身になっており、コンパクトなリアトライアングルでありながら縦方向への柔軟性もしっかりと考慮されていることが窺える。
前作ではボリュームたっぷりのエアロ形状とされていたベンドフォークを採用していたのに対し、今作では一転ストレートフォークを採用する。より機敏なハンドリングを手に入れることで、クリテリウムなどへの対応力も高まっているはずだ。
また、2018年モデルのクォータバイクの多くに採用されることになった、振動吸収機構も搭載する。シートピラーの後方とシートチューブの間にエラストマーを挿入することで、ピラーが前後方向へとしなるようになっているのだ。この機構により、しなりが少なく乗り心地が良くないといわれるエアロシートピラーを採用しながらも、高い快適性を持つバイクとして完成しているのだ。
フレーム重量、フォーク重量ともに据え置きとなり、それぞれ1,070g、480gとなっている。ボトムブラケットの規格はBB386となっており、様々なクランクに対応する。サイズはXXSからLまでの5種類が揃う。カラーはモザイクレッド、モザイクグリーン、モザイクオレンジ、ブラック×グリーン、イエロー×ブラックの5色展開。シマノアルテグラと105の完成車が用意され、価格はそれぞれ319,000円と268,000円。
クォータ KRYON
サイズ:XXS、XS、S、M、L
カラー:モザイクレッド、モザイクグリーン、モザイクオレンジ、ブラック×グリーン、イエロー×ブラック
重量:フレーム1,070g、フォーク480g
BB:BB386
価格:シマノアルテグラ完成車 319,000円
シマノ105完成車 268,000円
2001年のミラノショーにてデビューしたクォータ。当時、まだ主流ではなかったカーボンフレームを主力製品とし、熱い注目を浴びてきたブランドである。創業から20年未満と、比較的若いブランドではあるが、その歴史は常にカーボンフレームと共にあり、カーボンというマテリアルに関するノウハウについては老舗ブランドに優るとも劣らない経験を持っている。
そんなクォータのロードバイクラインアップの中でも、大きな人気を集めてきたのが2015年にデビューしたKRYONだ。エントリーグレードながらも、エアロで有機的なデザインがハイエンドバイクさながらの存在感を主張する、クラスを超えた仕上がりで高い人気を集めてきた。
そんなKRYONが2018年モデルでフルモデルチェンジ。曲線を多用してきたデザインから一気にイメージを転換し、直線的なフォルムへと生まれ変わった。とはいえ、エアロを意識したチュービングは前作から堅持しており、シートチューブの翼断面形状などは、しっかりと受け継がれつつ最新のエアロトレンドを反映するようなデザインへと進化している。
ダウンチューブはカムテールデザインとなり、ボリュームは抑えめに。スローピングするトップチューブはストレートな形状になり、よりレーシーなイメージを掻き立てる。そして、大きな変更が見て取れるのはリアトライアングルとフロントフォークだろう。
リアトライアングルは、シートチューブとシートステーの交点が低くされコンパクトにまとめられる。シートステーとチェーンステー共に細身になっており、コンパクトなリアトライアングルでありながら縦方向への柔軟性もしっかりと考慮されていることが窺える。
前作ではボリュームたっぷりのエアロ形状とされていたベンドフォークを採用していたのに対し、今作では一転ストレートフォークを採用する。より機敏なハンドリングを手に入れることで、クリテリウムなどへの対応力も高まっているはずだ。
また、2018年モデルのクォータバイクの多くに採用されることになった、振動吸収機構も搭載する。シートピラーの後方とシートチューブの間にエラストマーを挿入することで、ピラーが前後方向へとしなるようになっているのだ。この機構により、しなりが少なく乗り心地が良くないといわれるエアロシートピラーを採用しながらも、高い快適性を持つバイクとして完成しているのだ。
フレーム重量、フォーク重量ともに据え置きとなり、それぞれ1,070g、480gとなっている。ボトムブラケットの規格はBB386となっており、様々なクランクに対応する。サイズはXXSからLまでの5種類が揃う。カラーはモザイクレッド、モザイクグリーン、モザイクオレンジ、ブラック×グリーン、イエロー×ブラックの5色展開。シマノアルテグラと105の完成車が用意され、価格はそれぞれ319,000円と268,000円。
クォータ KRYON
サイズ:XXS、XS、S、M、L
カラー:モザイクレッド、モザイクグリーン、モザイクオレンジ、ブラック×グリーン、イエロー×ブラック
重量:フレーム1,070g、フォーク480g
BB:BB386
価格:シマノアルテグラ完成車 319,000円
シマノ105完成車 268,000円
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