2016/11/11(金) - 09:11
今年のツール・ド・フランスで一部選手に供給され、第6世代のデビューを飾ったオルベアのフラッグシップモデル、新型ORCAをレビュー。定評あるトータル性能を更に引上げるべく、軽量化と剛性強化、そして空力を煮詰めたコンペティションモデルだ。
4度のフルモデルチェンジ、マイナー変更まで含めれば5度と変革を繰り返しながら、オルベア社のフラッグシップモデルの座を長く守り続けているORCA(オルカ)。2016年のツール・ド・フランスでコフィディスの一部選手に供給され話題を呼んだのが、先日正式デビューを果たした第5世代目となる新型ORCA OMRだ。
生粋のプロ供給用モデルであるORCAだけに、モデルチェンジにあたってのテーマは、軽量化と剛性、空力を強化しながら快適性をも高めること。これまでもピュアレーサーとして高い評価を受けていたが、各種性能をトータルで引き上げることでさらなるブラッシュアップを遂げている。
外見上の大きな変化は、衝撃を緩和するためにフォークやシートステー端部に設けられていた屈曲が無くなり、シンプルなストレート形状になったこと。合わせて各チューブも丸断面に近いフォルムとなったほか、トップチューブ前部のデザインもシンプル化され、ロードレーサー然としたオーソドックスなスタイルに変化を遂げている。
剛性面に関しては、よりレーシーなポジションに合わせるべく5mm短縮されたヘッドチューブなども含めて、ヘッドチューブ〜ダウンチューブ〜チェーンステーの値はオルカ史上最高となる94Nmに。TTバイクのORDUからヒントを得た、大股のデザインでフロントホイールとフォーク内側の間隔を広げ整流効果を高めた(40km/hで10km走行した場合、4秒短縮)フロントフォークは前後に20%、左右に26%の剛性強化を果たした。
快適性についての数値は謳われていないが、左右でワイドに、かつ非常に細く設定されたシートステーがその役割を担う。その他ジオメトリーも変更されており、先述のヘッドチューブと合わせてチェーンステーも短縮して反応性を高め、かつBBハイトを下げることで低重心化を狙っている。シートチューブ内に組み込まれたシートクランプや、28Cタイヤを装着できるクリアランスなど、最新のトレンドを組み込むことにも積極的。SRMとQUARK用のマグネットをセットする場所も最初から設けられている。
結果的に新型ORCAは先代からフレーム+フォークで92gを削減し、フレームは795g、フォークは315gに。加えてUCIレースでの使用を見据えたディスクブレーキモデルも同時発表されており、もちろん前後12mmスルーアクスル+フラットマウントという規格。ブレーキローター径は前160mm、後140mmをデフォルトに設定している。
新型ORCAはオルベアのカラーオーダーシステム「MyO(マイ・オー)」に対応しており、搭載コンポーネント・パーツ別に計14種類の完成車と2種類(ノーマル/ディスクブレーキ)のフレームセットが販売される。60万円〜140万円まで幅広いバリエーションが用意されているため、自分にぴったりの一台が見つかるはずだ。
オルベア ORCA OMRフレームセット
フレーム素材:オルカ カーボン OMR
フォーク :OMRカーボン、カーボンコラム、カーボンドロップエンド1-1/8”-1.5”
カラー:6種類+MyO
サイズ:47、49、51、53、55、57、60
シートポスト径:27.2mm
ボトムブラケット規格:BB386
・ケーブル・ワイヤーセット付属、パワーメーター対応
価格:480,000(税抜)、500,000円(MyO、税抜)
オルベア ORCA OMRディスクフレームセット
フレーム素材:オルカ カーボン OMR
フォーク :OMRカーボン、カーボンコラム、カーボンドロップエンド1-1/8”-1.5”、スルーアクスル12×100mm
カラー:6種類+MyO
サイズ:47、49、51、53、55、57、60
シートポスト径:27.2mm
ボトムブラケット規格:BB386
・ケーブル・ワイヤーセット付属、パワーメーター対応、リアスルーアクスル 12×142㎜
価格:480,000(税抜)、500,000円(MyO、税抜)
完成車バリエーションはポディウムホームページ内の製品ページを確認のこと。
4度のフルモデルチェンジ、マイナー変更まで含めれば5度と変革を繰り返しながら、オルベア社のフラッグシップモデルの座を長く守り続けているORCA(オルカ)。2016年のツール・ド・フランスでコフィディスの一部選手に供給され話題を呼んだのが、先日正式デビューを果たした第5世代目となる新型ORCA OMRだ。
生粋のプロ供給用モデルであるORCAだけに、モデルチェンジにあたってのテーマは、軽量化と剛性、空力を強化しながら快適性をも高めること。これまでもピュアレーサーとして高い評価を受けていたが、各種性能をトータルで引き上げることでさらなるブラッシュアップを遂げている。
外見上の大きな変化は、衝撃を緩和するためにフォークやシートステー端部に設けられていた屈曲が無くなり、シンプルなストレート形状になったこと。合わせて各チューブも丸断面に近いフォルムとなったほか、トップチューブ前部のデザインもシンプル化され、ロードレーサー然としたオーソドックスなスタイルに変化を遂げている。
剛性面に関しては、よりレーシーなポジションに合わせるべく5mm短縮されたヘッドチューブなども含めて、ヘッドチューブ〜ダウンチューブ〜チェーンステーの値はオルカ史上最高となる94Nmに。TTバイクのORDUからヒントを得た、大股のデザインでフロントホイールとフォーク内側の間隔を広げ整流効果を高めた(40km/hで10km走行した場合、4秒短縮)フロントフォークは前後に20%、左右に26%の剛性強化を果たした。
快適性についての数値は謳われていないが、左右でワイドに、かつ非常に細く設定されたシートステーがその役割を担う。その他ジオメトリーも変更されており、先述のヘッドチューブと合わせてチェーンステーも短縮して反応性を高め、かつBBハイトを下げることで低重心化を狙っている。シートチューブ内に組み込まれたシートクランプや、28Cタイヤを装着できるクリアランスなど、最新のトレンドを組み込むことにも積極的。SRMとQUARK用のマグネットをセットする場所も最初から設けられている。
結果的に新型ORCAは先代からフレーム+フォークで92gを削減し、フレームは795g、フォークは315gに。加えてUCIレースでの使用を見据えたディスクブレーキモデルも同時発表されており、もちろん前後12mmスルーアクスル+フラットマウントという規格。ブレーキローター径は前160mm、後140mmをデフォルトに設定している。
新型ORCAはオルベアのカラーオーダーシステム「MyO(マイ・オー)」に対応しており、搭載コンポーネント・パーツ別に計14種類の完成車と2種類(ノーマル/ディスクブレーキ)のフレームセットが販売される。60万円〜140万円まで幅広いバリエーションが用意されているため、自分にぴったりの一台が見つかるはずだ。
オルベア ORCA OMRフレームセット
フレーム素材:オルカ カーボン OMR
フォーク :OMRカーボン、カーボンコラム、カーボンドロップエンド1-1/8”-1.5”
カラー:6種類+MyO
サイズ:47、49、51、53、55、57、60
シートポスト径:27.2mm
ボトムブラケット規格:BB386
・ケーブル・ワイヤーセット付属、パワーメーター対応
価格:480,000(税抜)、500,000円(MyO、税抜)
オルベア ORCA OMRディスクフレームセット
フレーム素材:オルカ カーボン OMR
フォーク :OMRカーボン、カーボンコラム、カーボンドロップエンド1-1/8”-1.5”、スルーアクスル12×100mm
カラー:6種類+MyO
サイズ:47、49、51、53、55、57、60
シートポスト径:27.2mm
ボトムブラケット規格:BB386
・ケーブル・ワイヤーセット付属、パワーメーター対応、リアスルーアクスル 12×142㎜
価格:480,000(税抜)、500,000円(MyO、税抜)
完成車バリエーションはポディウムホームページ内の製品ページを確認のこと。
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