トレックが技術の粋を投入し開発した新型エアロロードバイク「Madone 9」に、先日のミラノ~サンレモでファビアン・カンチェラーラが駆ったスペシャルカラーの「Fabian Spring Classic Special Edition」が登場。トレックのセミオーダーシステム「Project One」にて選択可能だ。



トレック Madone 9(Fabian Spring Classic Special Edition)トレック Madone 9(Fabian Spring Classic Special Edition) (c)trekbikes.com
今回、ファビアン・カンチェラーラ(スイス、トレック・セガフレード)がミラノ~サンレモで駆った「Madone 9」のスペシャルペイント仕様がProject Oneに登場した。トレック・セガフレードの活躍を支える1台であり、カンチェラーラも1月の末のトロフェオ・セッラデトラムンターナをMadone 9と共に制している。

シリーズの6代目にあたるMadone 9は、先代で導入されたKVF(カムテール・ヴァーチャル・フォイル)を引き続き採用すると同時に、ブレーキやハンドル周りなどの各部のインテグレーテッドデザインによりケーブルの完全内装を実現し、最高のエアロダイナミクスを追求したバイクだ。加えて、DomaneやBooneに採用される振動吸収機構「IsoSpeed」を投入することで、エアロロードながら優れた振動吸収性をも併せ持つスペシャルバイクだ。

トップチューブには、ミラノ~サンレモにおけるカンチェラーラの戦績が記されているトップチューブには、ミラノ~サンレモにおけるカンチェラーラの戦績が記されている (c)トレック・ジャパンダウンチューブにはSpartacusと記されているダウンチューブにはSpartacusと記されている (c)トレック・ジャパン


今回登場した「Fabian Spring Classic Special Edition」は、カンチェラーラにとってキャリア最後となるミラノ~サンレモのために用意されたスペシャルデザインである。落ち着いた雰囲気を演出するチャコールカラーをメインフレームに使用し、ホワイトのTREKロゴをあしらっている。

Project OneでFabian Spring Classic Special Editionが選択可能にProject OneでFabian Spring Classic Special Editionが選択可能に (c)トレック・ジャパンフロントフォークとシートステーの内側には、大会のイメージカラーであるイエロー・ブルー・グリーンのグラフィックでミラノ~サンレモを表現。トップチューブ上面には、「ラ・プリマヴェーラ」の愛称で親しまれる世界最長距離のクラシックレースにおけるカンチェラーラの戦績が記されている。圧倒的な独走力で勝利した2008年のフィニッシュシーンを思い起こす方も多いだろう。

そして、ダウンチューブ下面にはニックネームでもある「Spartacus」の文字を配した。なお、カンチェラーラのバイクのトップチューブにあしらわれていたミラノ~サンレモの大会ロゴは、市販バージョンではオミットされる。

Madone 9のFabian Spring Classic Special Editionを駆るファビアン・カンチェラーラ(スイス、トレック・セガフレード)Madone 9のFabian Spring Classic Special Editionを駆るファビアン・カンチェラーラ(スイス、トレック・セガフレード) photo:Luca Bettini/BettiniPhoto
既に「Fabian Spring Classic Special Edition」は販売が開始されており、全国のトレック正規販売店にてオーダーすることができる。対象となる車種はMadone 9のみ。アップチャージは60,000円(税込)。