萩原麻由子(ウィグル・ホンダ)がタイ北部でのトレーニング合宿に入った。温暖な気候のなか距離を乗り込み、アジア選手権、そして欧州でのシーズンインに備える。直近のスケジュールとともに紹介する。



タイ北部で乗り込みを開始した萩原麻由子(ウィグル・ホンダ)タイ北部で乗り込みを開始した萩原麻由子(ウィグル・ホンダ) (c)Mayuko Hagiwara and Sonoko Tanaka


タイ北部を走る萩原麻由子(ウィグル・ホンダ)タイ北部を走る萩原麻由子(ウィグル・ホンダ) (c)Mayuko Hagiwara and Sonoko Tanaka女子ロードレース界最高峰のステージレース「ジロローザ」でのステージ優勝や全日本選手権ロードレース優勝などUCIレースで3勝を挙げた2015シーズンを終え、現在、萩原麻由子はタイ北部のチェンライにあるナーソンリゾートを拠点に、2016シーズンに向けた自主合宿を行っている。

タイでの合宿風景。食事は現地レストランなどでタイでの合宿風景。食事は現地レストランなどで (c)Mayuko Hagiwara and Sonoko Tanaka9月中旬の落車による鎖骨骨折、手術により、リハビリを行っていたが、傷は回復し、タイでは本格的なトレーニングを開始した。現在、1月の伊豆大島でのアジア選手権を目標に厳しい乗り込みを行っている。

今年のアジア選手権ロードレースのエリート女子カテゴリーでは、8月に開催されるリオオリンピックへの特別出場枠が優勝国に与えられる。リオ五輪での活躍を2016シーズンの大きな目標に掲げる萩原にとって、とても重要な大会となる。

また、その年に活躍したスポーツ選手に贈られる「第46回日本スポーツ賞(主催:読売新聞社)」で、萩原麻由子が2015年の自転車競技の優秀選手に選ばれた。そのことについて萩原は次のようにコメントしている。

「この度日本スポーツ賞優秀選手に選んで頂き、とても光栄に思います。これからもさらなる活躍をし、より多くの方々に良い知らせを届けられるよう、また一人でも多くの方にこの競技を知ってもらえるよう精進したいと思います。そして、2016年はリオオリンピックへ出場し、表彰台を狙って勝負したいと思っています。そのために、アジア選手権や全日本選手権はとても大事になります。まずは出場枠を獲得し、自他ともに認められる形で、リオオリンピックへ挑みたいと思います」。

今後のスケジュール
〜1月4日 タイでの自主合宿
1月8日〜12日 日本代表選考合宿@伊豆大島

(アジア選手権の代表選手に選ばれた場合)
1月21日 アジア選手権個人タイムトライアル エリート女子@伊豆大島
1月23日 アジア選手権ロードレース エリート女子@伊豆大島

photo&text:萩原麻由子ニュースレターより