2014/12/09(火) - 09:05
多くのサイクリストを一度は悩ませるお尻の痛み。幾つかある原因の中でも「サドルが合っていない」という方に朗報なのが今回紹介するプロロゴの「MyOwn」。体重、身長、坐骨の幅、柔軟性、ライディングスタイルを基に豊富なラインナップの中から高確率で最適なモデルを導き出してくれるシステムだ。
創業からの日が浅いながらも、確かな技術で着実にシェアを伸ばしつつあるイタリアのサドルブランド、プロロゴ。ロードのトップチームではティンコフ・サクソ、ランプレ・メリダ、オリカ・グリーンエッジをサポートし、アルベルト・コンタドール(スペイン)やルイ・コスタ(ポルトガル)、サイモン・ジェランス(オーストラリア)らの走りを支えてきた。
そんなプロロゴが2014年秋より展開しているのが、サドルフィッティングシステム「MyOwn」。これまでも、各ブランドから同様のシステムが展開されてきたが、坐骨の幅や柔軟性と行った様に1つのファクターから導き出すのでは無く、これにBMI、ライディングスタイルを加え複数の要素から総合的に導きだすのが、その特徴である。
「最高のプロダクトを生み出すため、我々は長年に渡ってプロライダーと協力しながら研究開発を続けている。しかしながら、現在のところライダー個々に最適なサドルを割り出せるシステムやツールが存在していなかったことから、このシステムを開発したんだ」と語るのはプロチームのサポートも担当する本国セールマネージャーのサルヴァトーレ・トラグリオ氏。「MyOwnはセールスのための後付ではなく情熱を注いで開発したシステムで、バイオメカニクスの専門家によるアドバイスを多く取入れているのが特徴だ」と続ける。
MyOwnの対象となるのは座面横方向の形状別にフラット形状のZERO、セミラウンド形状のNAGO、ラウンド形状のSCRATCHの3シリーズで、タイムトライアルやMTBダウンヒルモデル等も含まれる。そして、座面に滑り止め素材を設けた「CPC」であるか否か、レール素材、横幅なども導き出してくれるのもシステムの大きな特徴の1つ。なお、エントリーモデルのKAPPAシリーズなどは対象外となっている。
手順は全部で4段階あり、MyOwn専用のウェブページにデータを入力しながら行う。まずはロード、クロスカントリーMTB、ダウンヒル、トライアスロン…といった様にライディングスタイルを入力し、ライドの頻度から「FRIENDLY USER」か「EXPERT」を選択する。
次にゲル状のシートを用いて坐骨の幅を測定。測定方法については他社のシステムの中にも同様のものがあるが、MyOwnの場合は少々異なる。測定の際には背筋を伸ばし、大腿部を地面と水平にした状態で、座っている箱を用いてシートを坐骨に押し付ける。そして測定値に左右1.5cmずつ加算した値を採用するのがポイントだ。
3段階目は柔軟性の測定。これも他ブランドとやや異なり、ライディングポジションと同様の状態を作り出すために座りながら行う。そして最後にウェブページ体重と身長を入力すると、BMIを算出され、サドルが導きだされる。
例えば、骨盤幅110mm、柔軟性指数65、BMI22.55のライダーに最適なロードバイク用サドルはNAGOEVO CPCの134mmになる。トラグリオ氏によると「このライダーの場合は柔軟性は決して高いといえないが、仮に柔軟性指数が75まで高くなれば、座面がよりフラットなモデルが選択される」とのこと。また、「BMIは幅を決定する際に重要なファクターになり、体重によってカーボンレールのNACKか否かまで導くことができるんだ。」と解説する。
実際に、筆者がMyOwnを用いて最適なサドルを導き出したところ、現在好んで使用しているのと同じSCRATCH(実際には後継モデルSCRATCH2のCPCタイプ)が選択された。そして、インターマックスのスタッフの中でも現在使ってフィットしているのと同じモデルが導き出されたというケースが多いとのこと。つまり、その精度は十分に高そうだ。
MyOwnは2015年1月より国内展開が開始される。現段階では全国13のインターマックス製品取扱店に測定機器が設置されることが決定しており、今後もその数は増えていく予定だ。
プロロゴ MyOwn設置店舗(11月9日現在)
秋田県
SHOWA
東京都
GARAGE WORKS
Y's Road池袋チャーリー
Y's Road赤坂
Y's Road新宿カスタム
サイクルプロショップセキヤ
石川県
サイクルショップみなみ
2015年1月よりサービス開始
※設置店舗は順次拡大予定
長野県
三沢自転車商会
愛知県
リーフ
カトーサイクル
島根県
タクワサイクル
広島県
ニシダサイクル
沖縄県
サイクルプラザ池原
創業からの日が浅いながらも、確かな技術で着実にシェアを伸ばしつつあるイタリアのサドルブランド、プロロゴ。ロードのトップチームではティンコフ・サクソ、ランプレ・メリダ、オリカ・グリーンエッジをサポートし、アルベルト・コンタドール(スペイン)やルイ・コスタ(ポルトガル)、サイモン・ジェランス(オーストラリア)らの走りを支えてきた。
そんなプロロゴが2014年秋より展開しているのが、サドルフィッティングシステム「MyOwn」。これまでも、各ブランドから同様のシステムが展開されてきたが、坐骨の幅や柔軟性と行った様に1つのファクターから導き出すのでは無く、これにBMI、ライディングスタイルを加え複数の要素から総合的に導きだすのが、その特徴である。
「最高のプロダクトを生み出すため、我々は長年に渡ってプロライダーと協力しながら研究開発を続けている。しかしながら、現在のところライダー個々に最適なサドルを割り出せるシステムやツールが存在していなかったことから、このシステムを開発したんだ」と語るのはプロチームのサポートも担当する本国セールマネージャーのサルヴァトーレ・トラグリオ氏。「MyOwnはセールスのための後付ではなく情熱を注いで開発したシステムで、バイオメカニクスの専門家によるアドバイスを多く取入れているのが特徴だ」と続ける。
MyOwnの対象となるのは座面横方向の形状別にフラット形状のZERO、セミラウンド形状のNAGO、ラウンド形状のSCRATCHの3シリーズで、タイムトライアルやMTBダウンヒルモデル等も含まれる。そして、座面に滑り止め素材を設けた「CPC」であるか否か、レール素材、横幅なども導き出してくれるのもシステムの大きな特徴の1つ。なお、エントリーモデルのKAPPAシリーズなどは対象外となっている。
手順は全部で4段階あり、MyOwn専用のウェブページにデータを入力しながら行う。まずはロード、クロスカントリーMTB、ダウンヒル、トライアスロン…といった様にライディングスタイルを入力し、ライドの頻度から「FRIENDLY USER」か「EXPERT」を選択する。
次にゲル状のシートを用いて坐骨の幅を測定。測定方法については他社のシステムの中にも同様のものがあるが、MyOwnの場合は少々異なる。測定の際には背筋を伸ばし、大腿部を地面と水平にした状態で、座っている箱を用いてシートを坐骨に押し付ける。そして測定値に左右1.5cmずつ加算した値を採用するのがポイントだ。
3段階目は柔軟性の測定。これも他ブランドとやや異なり、ライディングポジションと同様の状態を作り出すために座りながら行う。そして最後にウェブページ体重と身長を入力すると、BMIを算出され、サドルが導きだされる。
例えば、骨盤幅110mm、柔軟性指数65、BMI22.55のライダーに最適なロードバイク用サドルはNAGOEVO CPCの134mmになる。トラグリオ氏によると「このライダーの場合は柔軟性は決して高いといえないが、仮に柔軟性指数が75まで高くなれば、座面がよりフラットなモデルが選択される」とのこと。また、「BMIは幅を決定する際に重要なファクターになり、体重によってカーボンレールのNACKか否かまで導くことができるんだ。」と解説する。
実際に、筆者がMyOwnを用いて最適なサドルを導き出したところ、現在好んで使用しているのと同じSCRATCH(実際には後継モデルSCRATCH2のCPCタイプ)が選択された。そして、インターマックスのスタッフの中でも現在使ってフィットしているのと同じモデルが導き出されたというケースが多いとのこと。つまり、その精度は十分に高そうだ。
MyOwnは2015年1月より国内展開が開始される。現段階では全国13のインターマックス製品取扱店に測定機器が設置されることが決定しており、今後もその数は増えていく予定だ。
プロロゴ MyOwn設置店舗(11月9日現在)
秋田県
SHOWA
東京都
GARAGE WORKS
Y's Road池袋チャーリー
Y's Road赤坂
Y's Road新宿カスタム
サイクルプロショップセキヤ
石川県
サイクルショップみなみ
2015年1月よりサービス開始
※設置店舗は順次拡大予定
長野県
三沢自転車商会
愛知県
リーフ
カトーサイクル
島根県
タクワサイクル
広島県
ニシダサイクル
沖縄県
サイクルプラザ池原
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