11月2日にインドネシアで開催されたMTBアジア選手権で日本勢が上位を独占。山本幸平(スペシャライズドレーシング)が大会6連覇を達成し、平野星矢(ブリヂストンアンカー)と武井亨介(チームフォルツァ!)が表彰台に登った。



先頭を走る山本幸平(スペシャライズドレーシング)先頭を走る山本幸平(スペシャライズドレーシング)


以下は鈴木雷太JCFナショナルコーチによる大会レポート。

一周4.3キロのコースをジュニア女子3周、ジュニア男子4周、エリート女子5周、エリート男子6周+各クラススタートループで争われた。コースは滑りやすいジャングルの中に作られ、岩が多く登りももきついのにプラスして、高温多湿の気候もありテクニックと体力のレベルが、結果にダイレクトにつながる難しいレースとなった。

ジュニア男子は平林安里がスタートから独走しぶっちぎりで優勝。山田将輝はきっちりと走りきり3位。ジュニア女子は中島崚歩がよく粘り2位でゴール。エリート女子は與那嶺恵理と末政実緒が出走。スタートから中国3名が飛び出し、4位に与那嶺、5位に末政となった。

注目のエリート男子は山本幸平がスタートから桁違いのスピードで圧勝。2位に平野星矢、3位武井亨介、4位斎藤亮が続き、7位に沢田時が入った。オリンピックセクションに重要なアジア選手権にてエリート男子は狙い通り高ポイントを獲得することが出来、ジュニアも好成績で、リオデジャネイロに向けて一歩前進できた。ご声援ありがとうございました。



エリート男子の上位を独占した日本ナショナルチームエリート男子の上位を独占した日本ナショナルチーム


エリート男子 26.16km (600m + 4.26km x 6 Laps)
1位 山本幸平(スペシャライズドレーシング)   1h28'17"
2位 平野星矢(ブリヂストンアンカー)        +1'48"
3位 武井亨介(チームフォルツァ!)         +4'12"
4位 斎藤亮(ブリヂストンアンカー)         +5'05"
5位 ファルザド・コダヤリ(イラン)         +5'26"
6位 ワン・ゼン(中国)               +5'50"
7位 沢田時(ブリヂストンアンカー)         +6'17"
8位 チャン・チュンヒン(香港)           +7'10"
9位 ペラポル・チャウチャンクワン(タイ)      +8'03"
10位 ニノ・スルバン(フィリピン)         +9'11"

エリート女子 21.9km (600m + 4.26km x 5 Laps)
1位 シー・キンラン(中国)           1h27'21"
2位 レン・チョンユアン(中国)          +6'20"
3位 ヤン・リン(中国)              +8'56"
4位 與那嶺恵理(サクソバンクFX証券)       +12'15"
5位 末政実緒(DIRTFREAK/SARACEN)      +14'48"

ジュニア男子 17.64km (600m + 4.26km x 4 Laps)
1位 平林安里(WESTBERG ProRide)      1h06'17"
2位 グ・ビンチャン(中国)            +2'13"
3位 山田将輝(Limited846 DIRT FREAK)    +5'06"
4位 ジャマル・ヒバトゥラ(インドネシア)     +7'26"
5位 キム・ジョンヒュク(韓国)          +9'29"

ジュニア女子 13.38km (600m + 4.26km x 3 Laps)
1位 ワリノトーン・フェトプラファン(タイ)   1h04'35"
2位 中島崚歩(CLUB SY-Nak)          +1'04"
3位 アリアナ・ドルミトリオ(フィリピン)     +3'15"
4位 ツァイ・ヤユ(台湾)             +4'00"
5位 アザルドク・モヤマディ(イラン)       +8'45"