スペインを舞台としたクラシカ・デ・アルメリアで、盤石のリードアウトから飛び出したビニヤム・ギルマイ(エリトリア、NSNサイクリングチーム)がスプリント勝利。今季初戦のアルノー・ドゥリー(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ)は6位だった。



スペインのアンダルシア州アルメリアで行われたクラシカ・デ・アルメリア photo:Clasica de Almeria

多くのチームがシーズン前の合宿地とするスペイン南部、アンダルシア州アルメリアで行われたクラシカ・デ・アルメリア(UCI1.Pro)。3つのカテゴリー山岳はコース前半で終わり、フィニッシュまで概ね平坦路が続くため(後半に4級山岳は登場するが)、前回勝者のミラン・フレティン(ベルギー、コフィディス)やディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ユニベット・ローズ・ロケッツ)など、多くのスプリンターが集結した。

2チームが合併して誕生したロット・アンテルマルシェのエーススプリンター、アルノー・ドゥリー(ベルギー)が今季初出場となったレースは、ハンガリー王者であるマートン・ディナ(MBHバンクCSBテレコムフォート)ら5名がエスケープ。5分半のリードを築いたものの、メイン集団はビニヤム・ギルマイ(エリトリア)を擁するNSNサイクリングチームやコフィディスを中心にタイムコントロールしたため、残り24km地点で逃げは吸収された。

ハンガリー王者マートン・ディナ(MBHバンクCSBテレコムフォート)ら5名による逃げ集団 photo:Clasica de Almeria

その後、何度も集団落車が発生するなか、集団先頭はチューダープロサイクリングからピナレロQ36.5プロサイクリングへと入れ替わり、残り1km地点を過ぎるとNSNが再び先頭へ。ギルマイの前にアシスト3名を並べる盤石な展開から、最終ストレートに最終アシストであるユーゴ・オフステテール(フランス)の牽引で突入。統率の取れたトレインから、満を持してギルマイが踏み込み、先頭でフィニッシュに飛び込んだ。

圧巻のリードアウトから今季2勝目を得たビニヤム・ギルマイ(エリトリア、NSNサイクリングチーム) photo:CorVos

前回覇者を退け、初優勝したビニヤム・ギルマイ(エリトリア、NSNサイクリングチーム) photo:Clasica de Almeria

フィニッシュ手前の緩い右コーナーがライバルたちの位置取りと踏み込むタイミングを惑わせ、完璧とも言えるスプリントを決めたギルマイ。「夢のようなリードアウトだった。チームメイトはスタートからフィニッシュまで素晴らしかった」と、新天地に移籍後、早くも2勝目を喜んだ。

2位には連覇を逃したフレティン、3位はマッテオ・モスケッティ(イタリア、ピナレロQ36.5プロサイクリング)、4位にはフルーネウェーヘンが入っている。
クラシカ・デ・アルメリア2026結果
1位 ビニヤム・ギルマイ(エリトリア、NSNサイクリングチーム) 4:10:36
2位 ミラン・フレティン(ベルギー、コフィディス)
3位 マッテオ・モスケッティ(イタリア、ピナレロQ36.5プロサイクリング)
4位 ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ユニベット・ローズ・ロケッツ)
5位 フィル・バウハウス(ドイツ、バーレーン・ヴィクトリアス)
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos