4月11日、イタリア北部でトレーニング中のクリストファー・ホーナー(アメリカ、ランプレ・メリダ)が車両と接触事故に遭い、肋骨の骨折と肺の破裂、頭部に切り傷を負った。幸い、命に別状があるほどの容態ではない。



クリストファー・ホーナー(アメリカ、ランプレ・メリダ)クリストファー・ホーナー(アメリカ、ランプレ・メリダ) photo:Cor Vos事故の詳しい状況は明らかにされていないが、ロンバルディア州コモ湖の湖岸路でトレーニングしていたホーナーが車両との接触事故に遭った。ホーナーはすぐにレッコのマンツォーニ病院へと搬送され、同病院の医師とチームドクターのルーカ・ポッラストリ医師による検査を受けた。

ランプレ・メリダのリリースによると、ホーナーは右の肺が破裂し、肋骨が4本折れる重傷。頭部の切り傷は縫合が必要なほど深いものだった。脳しんとうの症状はなく、意識ははっきりとしているという。今後チームは病院と連携しながらホーナーの回復を目指す。

昨年ブエルタ・ア・エスパーニャで総合優勝を果たし、今年ランプレ・メリダで走る42歳のホーナー。期待されていたジロ・デ・イタリアへの出場はキャンセルを余儀なくされる。シーズンスケジュールや2015年以降の動向にも大きく影響しそうだ。

text:Kei Tsuji

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