2013/12/16(月) - 12:20
12月15日に京都府南丹市の「スチールの森京都(旧府民の森ひよし)」で開催された関西シクロクロス第5戦で、島田真琴(シマノドリンキング)がシリーズ2勝目をマークした。エリート女子のCL1は豊岡英子(パナソニックレディース)が圧勝を飾っている。
シリーズ10戦で行なわれる関西シクロクロス2013-2014シーズンもいよいよ折り返し。京都府南丹市の山間に位置する「スチールの森京都(旧府民の森ひよし)」が第5戦の舞台だ。
コースの大半は傾斜が付いた草地で、シケインやステップの他、キャンバーやシングルトラック、砂利道、舗装路が組み合わされている。
一見すると滑らかな草地だが、そこに散らばった鋭利な小石がパンクを誘発。さらにレースの進行とともに轍が掘り返され、泥が露出してグリップが低下する。空気圧を上げてパンクのリスクを下げるか、それとも空気圧を下げてグリップを稼ぐか。この選択が勝負に大きく影響した。
朝夕にかけて粉雪や冷雨が降る寒空の下、ホールショットを獲った中原義貴(キャノンデール)がC1レースで先行する。「泥の路面を考えて空気圧を下げて走った」という中原。その後ろには島田真琴(シマノドリンキング)と大渕宏紀(Team-NR/錦ロイヤル)が続き、序盤の周回を重ねる。
しかし中原はパンクで後退し、時を同じくして大渕もパンク。こうして島田が先頭に立ち、ペースを崩さずに独走を開始した。
パンクから復帰した中原や、舗装路の登りで段違いのスピードを見せながらも「パンクで何度も何度もバイクを交換した」という泥だらけの畑中勇介(シマノレーシング)の追い上げは届かず、トラブルレスの島田が1分近いリードを保って優勝した。シーズン2勝目の島田はシリーズランキングで首位を快走中だ。
同時スタートのジュニアは、後方からのスタートにも関わらず、ジュニア全日本チャンピオン中井唯晶(瀬田工業高校)が勢い良く前へ。先頭を走る島田に追いつく走りを見せた中井が、40分のレースで圧勝している。
1週間前の全日本選手権で3連覇を達成した竹之内悠(コルバ・スペラーノハム)は、シクロクロスシーズン後半を見据え、ロードレースから続く長いシーズンの合間に小休止。この日はレースに出場せず、お馴染みタベルナエスキーナのブースでコーヒーを淹れるスペシャルアルバイトとして働き、キッズレースの先導役としてコースを駆け回った。なお、コーヒーの売り上げはそのまま世界選手権の遠征費に充てられるという。
同じくスペシャルアルバイトとしてタベルナエスキーナのブースに立った豊岡英子(パナソニックレディース)は、CL1で1周目から独走し、そのまま勝利。2位に相野田静香(clubGROW)、3位に坂口楓華(パナソニックレディース)が入っている。
CM1のレース序盤から先頭パックを形成したのは丸畑明彦(PCサイクルクラブ松本)と大河内二郎(シルクロード)、水谷拓也(BUCYO COFFEE CLT)の3人。その中から飛び出し、地元関西勢を押さえた水谷が優勝。シリーズランキングでは丸畑が首位をキープしている。また、C2優勝の伊藤翔吾(JP SPORTS TEST TEAM-MASSA-ANDEX)と同2位の野島遊はC1昇格を決めた。
その他の写真はフォトギャラリーにて!
C1(9周回)
1位 島田真琴(シマノドリンキング) 1h03'13"
2位 中原義貴(キャノンデール) +55"
3位 畑中勇介(シマノレーシング) +1'15"
4位 大塚航(JP SPORTS TEST TEAM-MASSA-ANDEX) +2'22"
5位 大渕宏紀(Team-NR/錦ロイヤル) +2'32"
6位 藤川正人(岩井商会レーシング) +2'38"
7位 木村吉秀(岩井商会レーシング) +2'44"
8位 船岡洋(tacurino.net) +2'45"
9位 菅原成典(八ヶ岳CYCLOCROSS CLUB) +2'55"
10位 伊澤優大(岩井商会レーシング) +3'16"
CJ(6周回)
1位 中井唯晶(瀬田工業高校) 43'19"
2位 徳田匠(ひだまりの家) +2'59"
3位 岡野樹(TeamRINGOROAD/のぼこん) +3'08"
4位 早川裕紀(北桑田高校) +3'51"
5位 今野有樹(松山聖陵高校) +5'13"
6位 竹村拓(Sakatani Racing) +7'42"
CL1(5周回)
1位 豊岡英子(パナソニックレディース) 39'55"
2位 相野田静香(clubGROW) +2'21"
3位 坂口楓華(パナソニックレディース) +2'52"
4位 上田順子(BC.ANELLO獣遊ダム部) +5'27"
5位 三浦涼香(桜花学園) +6'48"
6位 埜真賢美 -1Lap
7位 三井由香(ベロチスタアヴェル) -1Lap
CM1(5周回)
1位 水谷拓也(BUCYO COFFEE CLT) 38'07"
2位 丸畑明彦(PCサイクルクラブ松本) +20"
3位 大河内二郎(シルクロード) +25"
4位 藤井修(きゅうべえsports) +29"
5位 景山昭宏(クラブシルベスト) +42"
6位 石田純之(美山サイクリングクラブWSJ) +57"
C2(5周回)
1位 伊藤翔吾(JP SPORTS TEST TEAM-MASSA-ANDEX)38'40"
2位 野島遊 +18"
3位 永良大誠(マトリックスパワータグ) +31"
4位 中村松根(岩井商会レーシング) +38"
5位 松前洋平(bicinoko.com) +45"
6位 川崎卓治(TeamMAGURU) +48"
C3A(4周回)
1位 米田彰(ネクストリーム) 32'54"
2位 安藤和也(京都MTB朝ライド/TeamNiner) +22"
3位 大坊崇(BikeTeam回転木馬) +48"
CM2(4周回)
1位 西野順一(Teamスクアドラ) 32'35"
2位 前川圭助(White Jack) +35"
3位 河原徳(DISTANZA) +41"
C3B(4周回)
1位 若杉圭祐(シエルボ奈良MERIDAサイクリング) 32'08"
2位 古市天馬(京大サイクリング部) +43"
3位 小倉隆志(SKRK CX) +48"
CM3(3周回)
1位 井海義久(レグルスお達者予備軍) 26'08"
2位 小出浩雅(ARAI MURACA) +30"
3位 塚原政知(シルクロード) +34"
C4(4周回)
1位 涌本正樹(Teamスクアドラ) 32'53"
2位 森田雄紀(龍谷大学CC) +08"
3位 斉藤和哉(シルクロード) +35"
CL2(3周回)
1位 清水友恵(CSヤマダ) 31'10"
2位 恒田さよ子(泥んこプロレス) +30"
3位 山口裕子(スクアドラ/SOLEIL FLIEGER) +1'22"
U17(4周回)
1位 日野竜嘉(松山聖陵高校) 32'22"
2位 梶鉄輝(sonic racing Jr) +1'15"
3位 吉岡拓也(バルバクラブ) +2'55"
CL3
1位 見高康代 23'33"
2位 金谷真紀子(ルカナール) +32"
3位 藤野直美(まんま-AO・HANI CyclingTeam) +54"
U15
1位 日野泰静(ボンシャンス飯田) 18'32"
2位 木下俊亮(エキップリオ) +4'45"
3位 池部寛介(FUKADAまじりんぐ) +5'45"
CK2
1位 古里翔 8'13"
2位 副島達海(OK牧場) +28"
3位 二唐基(WGAracing) +30"
CK1
1位 細渓晃成(Salata bianca kobe) 8'24"
2位 竹中希春 +11"
3位 後藤悠一郎(平群小学校) +19"
text:Kei Tsuji
シリーズ10戦で行なわれる関西シクロクロス2013-2014シーズンもいよいよ折り返し。京都府南丹市の山間に位置する「スチールの森京都(旧府民の森ひよし)」が第5戦の舞台だ。
コースの大半は傾斜が付いた草地で、シケインやステップの他、キャンバーやシングルトラック、砂利道、舗装路が組み合わされている。
一見すると滑らかな草地だが、そこに散らばった鋭利な小石がパンクを誘発。さらにレースの進行とともに轍が掘り返され、泥が露出してグリップが低下する。空気圧を上げてパンクのリスクを下げるか、それとも空気圧を下げてグリップを稼ぐか。この選択が勝負に大きく影響した。
朝夕にかけて粉雪や冷雨が降る寒空の下、ホールショットを獲った中原義貴(キャノンデール)がC1レースで先行する。「泥の路面を考えて空気圧を下げて走った」という中原。その後ろには島田真琴(シマノドリンキング)と大渕宏紀(Team-NR/錦ロイヤル)が続き、序盤の周回を重ねる。
しかし中原はパンクで後退し、時を同じくして大渕もパンク。こうして島田が先頭に立ち、ペースを崩さずに独走を開始した。
パンクから復帰した中原や、舗装路の登りで段違いのスピードを見せながらも「パンクで何度も何度もバイクを交換した」という泥だらけの畑中勇介(シマノレーシング)の追い上げは届かず、トラブルレスの島田が1分近いリードを保って優勝した。シーズン2勝目の島田はシリーズランキングで首位を快走中だ。
同時スタートのジュニアは、後方からのスタートにも関わらず、ジュニア全日本チャンピオン中井唯晶(瀬田工業高校)が勢い良く前へ。先頭を走る島田に追いつく走りを見せた中井が、40分のレースで圧勝している。
1週間前の全日本選手権で3連覇を達成した竹之内悠(コルバ・スペラーノハム)は、シクロクロスシーズン後半を見据え、ロードレースから続く長いシーズンの合間に小休止。この日はレースに出場せず、お馴染みタベルナエスキーナのブースでコーヒーを淹れるスペシャルアルバイトとして働き、キッズレースの先導役としてコースを駆け回った。なお、コーヒーの売り上げはそのまま世界選手権の遠征費に充てられるという。
同じくスペシャルアルバイトとしてタベルナエスキーナのブースに立った豊岡英子(パナソニックレディース)は、CL1で1周目から独走し、そのまま勝利。2位に相野田静香(clubGROW)、3位に坂口楓華(パナソニックレディース)が入っている。
CM1のレース序盤から先頭パックを形成したのは丸畑明彦(PCサイクルクラブ松本)と大河内二郎(シルクロード)、水谷拓也(BUCYO COFFEE CLT)の3人。その中から飛び出し、地元関西勢を押さえた水谷が優勝。シリーズランキングでは丸畑が首位をキープしている。また、C2優勝の伊藤翔吾(JP SPORTS TEST TEAM-MASSA-ANDEX)と同2位の野島遊はC1昇格を決めた。
その他の写真はフォトギャラリーにて!
C1(9周回)
1位 島田真琴(シマノドリンキング) 1h03'13"
2位 中原義貴(キャノンデール) +55"
3位 畑中勇介(シマノレーシング) +1'15"
4位 大塚航(JP SPORTS TEST TEAM-MASSA-ANDEX) +2'22"
5位 大渕宏紀(Team-NR/錦ロイヤル) +2'32"
6位 藤川正人(岩井商会レーシング) +2'38"
7位 木村吉秀(岩井商会レーシング) +2'44"
8位 船岡洋(tacurino.net) +2'45"
9位 菅原成典(八ヶ岳CYCLOCROSS CLUB) +2'55"
10位 伊澤優大(岩井商会レーシング) +3'16"
CJ(6周回)
1位 中井唯晶(瀬田工業高校) 43'19"
2位 徳田匠(ひだまりの家) +2'59"
3位 岡野樹(TeamRINGOROAD/のぼこん) +3'08"
4位 早川裕紀(北桑田高校) +3'51"
5位 今野有樹(松山聖陵高校) +5'13"
6位 竹村拓(Sakatani Racing) +7'42"
CL1(5周回)
1位 豊岡英子(パナソニックレディース) 39'55"
2位 相野田静香(clubGROW) +2'21"
3位 坂口楓華(パナソニックレディース) +2'52"
4位 上田順子(BC.ANELLO獣遊ダム部) +5'27"
5位 三浦涼香(桜花学園) +6'48"
6位 埜真賢美 -1Lap
7位 三井由香(ベロチスタアヴェル) -1Lap
CM1(5周回)
1位 水谷拓也(BUCYO COFFEE CLT) 38'07"
2位 丸畑明彦(PCサイクルクラブ松本) +20"
3位 大河内二郎(シルクロード) +25"
4位 藤井修(きゅうべえsports) +29"
5位 景山昭宏(クラブシルベスト) +42"
6位 石田純之(美山サイクリングクラブWSJ) +57"
C2(5周回)
1位 伊藤翔吾(JP SPORTS TEST TEAM-MASSA-ANDEX)38'40"
2位 野島遊 +18"
3位 永良大誠(マトリックスパワータグ) +31"
4位 中村松根(岩井商会レーシング) +38"
5位 松前洋平(bicinoko.com) +45"
6位 川崎卓治(TeamMAGURU) +48"
C3A(4周回)
1位 米田彰(ネクストリーム) 32'54"
2位 安藤和也(京都MTB朝ライド/TeamNiner) +22"
3位 大坊崇(BikeTeam回転木馬) +48"
CM2(4周回)
1位 西野順一(Teamスクアドラ) 32'35"
2位 前川圭助(White Jack) +35"
3位 河原徳(DISTANZA) +41"
C3B(4周回)
1位 若杉圭祐(シエルボ奈良MERIDAサイクリング) 32'08"
2位 古市天馬(京大サイクリング部) +43"
3位 小倉隆志(SKRK CX) +48"
CM3(3周回)
1位 井海義久(レグルスお達者予備軍) 26'08"
2位 小出浩雅(ARAI MURACA) +30"
3位 塚原政知(シルクロード) +34"
C4(4周回)
1位 涌本正樹(Teamスクアドラ) 32'53"
2位 森田雄紀(龍谷大学CC) +08"
3位 斉藤和哉(シルクロード) +35"
CL2(3周回)
1位 清水友恵(CSヤマダ) 31'10"
2位 恒田さよ子(泥んこプロレス) +30"
3位 山口裕子(スクアドラ/SOLEIL FLIEGER) +1'22"
U17(4周回)
1位 日野竜嘉(松山聖陵高校) 32'22"
2位 梶鉄輝(sonic racing Jr) +1'15"
3位 吉岡拓也(バルバクラブ) +2'55"
CL3
1位 見高康代 23'33"
2位 金谷真紀子(ルカナール) +32"
3位 藤野直美(まんま-AO・HANI CyclingTeam) +54"
U15
1位 日野泰静(ボンシャンス飯田) 18'32"
2位 木下俊亮(エキップリオ) +4'45"
3位 池部寛介(FUKADAまじりんぐ) +5'45"
CK2
1位 古里翔 8'13"
2位 副島達海(OK牧場) +28"
3位 二唐基(WGAracing) +30"
CK1
1位 細渓晃成(Salata bianca kobe) 8'24"
2位 竹中希春 +11"
3位 後藤悠一郎(平群小学校) +19"
text:Kei Tsuji
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