2013/11/27(水) - 15:24
11月23日(土)、砂地が名物のベルギー・コクサイデでシクロクロスのUCIワールドカップ第3戦が開催。ニールス・アルベルト(ベルギー、BKCP・パワープラス)が2年前に世界選手権を制した地で独走勝利を飾った。
ベルギー・コクサイデと言えば砂のレース。砂地でありながらアップダウンがあるのが特徴で、トップ選手であっても担ぎ&押しを余儀なくされる難所も数カ所ある。
9周のレースの幕開け、ホールショットを取ったのはベルギーチャンピオンのクラース・ヴァントルノウト(ベルギー、サンウェブ・ナポレオンゲームス)。
最初の長い砂セクションでUCIワールドカップリーダージャージを着るラルス・ファンデルハール(オランダ、ラボバンクデベロップメント)とアルカンシェルを着るスヴェン・ネイス(ベルギー、クレラン・KDL)の2人が先頭へ。続いて2周目に入るとコルヌ・ファンケッセル(オランダ、テレネット・フィデア)が先行したが、タイム差が広がらないまま10名ほどがパックになって走行する。
すると3周目に入ってニールス・アルベルト(ベルギー、BKCP・パワープラス)やフィリップ・ワルスレーベン(ドイツ、BKCP・パワープラス)のペースアップがスタート。ネイスがポジションを落とす中、アルベルト、ワルスレーベン、ファンデルハール、ヴァントルノウト、トム・メーウセン(ベルギー、テレネット・フィデア)らがリードを奪う。そこから、4周目の最も長い砂セクションでアルベルトとメーウセンの先行が決まった。
メーウセンを引き離して独走に持ち込んだアルベルトの後方では、ネイスらが10名ほどのパックを形成して追走。ネイスは砂セクションでストップした際に後続の選手に衝突され、一旦諦めたような仕草を見せたものの、熱い声援を受けて再びペースアップした。
ワルスレーベンとフランシス・ムレー(フランス、FDJ.fr)、ケヴィン・パウエルス(ベルギー、サンウェブ・ナポレオンゲームス)とともに先頭アルベルトを追うネイス。ハイペースで砂コースを駆け抜けたが、アルベルトとのタイム差は大きすぎた。
先頭アルベルトのペースは落とさず走りきり、32秒差でフィニッシュ。2位争いのスプリントはムレーが制している。
「コクサイデのレースは特別」と語るアルベルトは、同じコクサイデで開催された2012年シクロクロス世界選手権で優勝している。
「スタート直後から調子の良さを感じていて、独走に持ち込んでからもペースは落ちなかった。明日(スーパープレスティージュ)も勝って良い週末にしたい」という言葉通り、11月24日(日)にオランダのギーテンで行なわれたスーパープレスティージュ第5戦でアルベルトは優勝。シーズン中盤にかけてコンディションを上げている。
UCIワールドカップ開幕2連勝を飾ったファンデルハールは10位に終わったものの、ワールドカップリーダーの座はキープ。今シーズンすでにスーパープレスティージュは第5戦まで、bpost bankトロフェーは第3戦までが終了。UCIワールドカップ次戦は12月22日のベルギー・ナミュールだ。
選手コメントはベルギーのニーウスブラット紙より。
エリート男子
1位 ニールス・アルベルト(ベルギー、BKCP・パワープラス) 1h04'49"
2位 フランシス・ムレー(フランス、FDJ.fr) +32"
3位 フィリップ・ワルスレーベン(ドイツ、BKCP・パワープラス)
4位 スヴェン・ネイス(ベルギー、クレラン・KDL) +34"
5位 ケヴィン・パウエルス(ベルギー、サンウェブ・ナポレオンゲームス) +37"
6位 トム・メーウセン(ベルギー、テレネット・フィデア) +54"
7位 バルト・アールノウト(ベルギー、AAドリンク) +1'05"
8位 クラース・ヴァントルノウト(ベルギー、サンウェブ・ナポレオンゲームス) +1'13"
9位 コルヌ・ファンケッセル(オランダ、テレネット・フィデア) +1'14"
10位 ラルス・ファンデルハール(オランダ、ラボバンクデベロップメント) +1'33"
エリート女子
1位 キャサリン・コンプトン(アメリカ、トレックシクロクロス) 43'32"
2位 サンヌ・カント(ベルギー、エネルタルム・BKCP) +1'08"
3位 ニキ・ハリス(イギリス、ヤングテレネット・フィデア) +1'22"
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos
ベルギー・コクサイデと言えば砂のレース。砂地でありながらアップダウンがあるのが特徴で、トップ選手であっても担ぎ&押しを余儀なくされる難所も数カ所ある。
9周のレースの幕開け、ホールショットを取ったのはベルギーチャンピオンのクラース・ヴァントルノウト(ベルギー、サンウェブ・ナポレオンゲームス)。
最初の長い砂セクションでUCIワールドカップリーダージャージを着るラルス・ファンデルハール(オランダ、ラボバンクデベロップメント)とアルカンシェルを着るスヴェン・ネイス(ベルギー、クレラン・KDL)の2人が先頭へ。続いて2周目に入るとコルヌ・ファンケッセル(オランダ、テレネット・フィデア)が先行したが、タイム差が広がらないまま10名ほどがパックになって走行する。
すると3周目に入ってニールス・アルベルト(ベルギー、BKCP・パワープラス)やフィリップ・ワルスレーベン(ドイツ、BKCP・パワープラス)のペースアップがスタート。ネイスがポジションを落とす中、アルベルト、ワルスレーベン、ファンデルハール、ヴァントルノウト、トム・メーウセン(ベルギー、テレネット・フィデア)らがリードを奪う。そこから、4周目の最も長い砂セクションでアルベルトとメーウセンの先行が決まった。
メーウセンを引き離して独走に持ち込んだアルベルトの後方では、ネイスらが10名ほどのパックを形成して追走。ネイスは砂セクションでストップした際に後続の選手に衝突され、一旦諦めたような仕草を見せたものの、熱い声援を受けて再びペースアップした。
ワルスレーベンとフランシス・ムレー(フランス、FDJ.fr)、ケヴィン・パウエルス(ベルギー、サンウェブ・ナポレオンゲームス)とともに先頭アルベルトを追うネイス。ハイペースで砂コースを駆け抜けたが、アルベルトとのタイム差は大きすぎた。
先頭アルベルトのペースは落とさず走りきり、32秒差でフィニッシュ。2位争いのスプリントはムレーが制している。
「コクサイデのレースは特別」と語るアルベルトは、同じコクサイデで開催された2012年シクロクロス世界選手権で優勝している。
「スタート直後から調子の良さを感じていて、独走に持ち込んでからもペースは落ちなかった。明日(スーパープレスティージュ)も勝って良い週末にしたい」という言葉通り、11月24日(日)にオランダのギーテンで行なわれたスーパープレスティージュ第5戦でアルベルトは優勝。シーズン中盤にかけてコンディションを上げている。
UCIワールドカップ開幕2連勝を飾ったファンデルハールは10位に終わったものの、ワールドカップリーダーの座はキープ。今シーズンすでにスーパープレスティージュは第5戦まで、bpost bankトロフェーは第3戦までが終了。UCIワールドカップ次戦は12月22日のベルギー・ナミュールだ。
選手コメントはベルギーのニーウスブラット紙より。
エリート男子
1位 ニールス・アルベルト(ベルギー、BKCP・パワープラス) 1h04'49"
2位 フランシス・ムレー(フランス、FDJ.fr) +32"
3位 フィリップ・ワルスレーベン(ドイツ、BKCP・パワープラス)
4位 スヴェン・ネイス(ベルギー、クレラン・KDL) +34"
5位 ケヴィン・パウエルス(ベルギー、サンウェブ・ナポレオンゲームス) +37"
6位 トム・メーウセン(ベルギー、テレネット・フィデア) +54"
7位 バルト・アールノウト(ベルギー、AAドリンク) +1'05"
8位 クラース・ヴァントルノウト(ベルギー、サンウェブ・ナポレオンゲームス) +1'13"
9位 コルヌ・ファンケッセル(オランダ、テレネット・フィデア) +1'14"
10位 ラルス・ファンデルハール(オランダ、ラボバンクデベロップメント) +1'33"
エリート女子
1位 キャサリン・コンプトン(アメリカ、トレックシクロクロス) 43'32"
2位 サンヌ・カント(ベルギー、エネルタルム・BKCP) +1'08"
3位 ニキ・ハリス(イギリス、ヤングテレネット・フィデア) +1'22"
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