2013/09/20(金) - 11:52
2013-2014シーズンの開幕戦となる東北シクロクロスプロジェクト第1戦が台風18号の接近が心配される中、山形県川西町ダリヤ園にて開催された。
当日は朝から雨。時折激しくなるものの台風の影響と見られる強風はレース終了まで感じられなかった。このコースはマウンテンバイクのレースでも使用されており、東北地方ではクロスカントリーレースのメッカのような位置づけだ。前日の土曜日も大雨の中、クロスカントリーレースが開催され泥区間はほど良く耕されていた。
シクロクロスファン待望の開幕戦だったが、事前のエントリーでは50人ほど。MTBのJシリーズ戦とバッティングした影響か、地域的なものの影響か若干寂しい人数だったが、それでもコアなシクロクロッサーが東京、神奈川、埼玉など関東地方からも駆けつけた。尚、JECXツアーのレースであるため、男子も女子も最高峰クラスにエリートが存在する、但し男子の場合AJOCCの成績としてはC1として加算された。
泥と雨の影響でつるつる滑るタイル貼りの路面、松林の中のシングルトラック、ジープロード、森の中の泥、3箇所のステップと東北CXらしいバリエーションに富んだコース設定だ。中でも森の中の泥セクションはトラクションがかからず乗車が厳しい箇所もあった。
第1レースとなるカテゴリー3(C3)では1周目松林の中で単独クラッシュして順位を大きく落とした織田聖(mistral)が2周目以降トップに出てそのまま優勝。2位にはタイル貼りの路面に苦しめられた児玉敬介(オンザロード)。3位にゴール直前に逆転した長尾宏樹(チーム まげでらんに)がそれぞれ入った。
第2レースはカテゴリー2(C2)、マスターズ(M)、エリート女子(ELW)の混走となった40分レース。スタート直後から根本学(cycleclub3UP)が逃げる。最終的には2位の岩崎恭二(佐多塾)に4分もの大差をつけて優勝。C2の3位にはC1返り咲きを狙う高倉剛(Team12So)が。尚残念ながらこのレース、出走人数が10人に達していないため、優勝の根本はC1に昇格できなかった。
マスターズでは東北マスターズの顔とも言える江川嘉宏(ぺだる小僧)が優勝。2位には小泉信宏(オンザロード)、3位にこれまた東北シリーズの常連である小見英之(39x27)。エリート女子は林口幸恵(B.C.KOZO)ただ一人の出走となった。
第3レースは最高峰クラスであるエリート男子(ELM)、カテゴリー1(C1)。出走は僅かに6人だったが、激しいポジション争いが常時繰り広げられた。スタート直前には雨脚が強まり、ライダー達のジャージはたっぷり水分を含んだ。
1周目、先行する山川惇太郎(ARAI MURACA)をJames Machin(Champion System)が長身を生かした巾の広いストライドでステップ毎に追い詰め、コントロールラインにトップで帰ってきたが、2周目に入る直前にタイル貼りの路面で転倒し山川がトップに出る。続いて影山善明(オンザロード)、Machinは転倒の影響か3位にポジションを落とす。
レースは山川−影山−Machinのオーダーで進み、山川が優勝するかと思われたが、後半で山川がスタミナ切れ。5周目の時点で40秒開いていた差を徐々に詰め、8周目で影山が山川を捉えると最終周は差を一気に広げ優勝。山川は8月にスポーツランド菅生行われたナイトサマークロスに引き続き2戦続けて終盤に逆転されての2位。3位にはMachinが入った。
JECXカテゴリーではELMでは優勝:影山善明(オンザロード)、2位:山川惇太郎(ARAI MURACA)、3位:佐藤利英(エルドラード)となり、JECXのC1優勝はJames Machin(Champion System)。次戦からELMでの出走となる。
東北シクロクロスプロジェクト第2戦は11月3日に南ヶ丘牧場で、続く4日は猪苗代湖で第3戦が開催される。4日の猪苗代湖ラウンドは先ごろ発表されたジャパンシクロクロスシリーズ(JCXシリーズ)にも組み込まれており、JECXのグレード1レースであるため賞金レースとなる。3日の南ヶ丘牧場もXCOのJ1が行えるほどのコースがある。ジンギスカンの美味に舌鼓を打ってみてはいかがであろう。
TOHOKU CX Project 2013 第1戦結果
カテゴリー1
1位 影山善明(オンザロード) 1:04:03
2位 山川惇太郎(ARAI MURACA) +0:31
3位 James Machin(Champion System) +2:26
カテゴリー2
1位 根本学(cycleclub3UP) 41:30
2位 岩崎恭二(佐多塾) +4:02
3位 高倉剛(Team12So) +4:18
カテゴリー3
1位 織田聖(mistral) 29:24
2位 児玉敬介(オンザロード) +0:15
3位 長尾宏樹(チーム まげでらんに) +2:09
カテゴリーL1
1位 林口幸恵(B.C.KOZO) 50:21
カテゴリーマスターズ
1位 江川嘉宏(B.C.KOZO) 47:08
2位 小泉信宏(オンザロード) +1:08
3位 小見英之(39x27) +2:30
text&photo Satoshi.Oda(Kasukabe Vision FILMz)
当日は朝から雨。時折激しくなるものの台風の影響と見られる強風はレース終了まで感じられなかった。このコースはマウンテンバイクのレースでも使用されており、東北地方ではクロスカントリーレースのメッカのような位置づけだ。前日の土曜日も大雨の中、クロスカントリーレースが開催され泥区間はほど良く耕されていた。
シクロクロスファン待望の開幕戦だったが、事前のエントリーでは50人ほど。MTBのJシリーズ戦とバッティングした影響か、地域的なものの影響か若干寂しい人数だったが、それでもコアなシクロクロッサーが東京、神奈川、埼玉など関東地方からも駆けつけた。尚、JECXツアーのレースであるため、男子も女子も最高峰クラスにエリートが存在する、但し男子の場合AJOCCの成績としてはC1として加算された。
泥と雨の影響でつるつる滑るタイル貼りの路面、松林の中のシングルトラック、ジープロード、森の中の泥、3箇所のステップと東北CXらしいバリエーションに富んだコース設定だ。中でも森の中の泥セクションはトラクションがかからず乗車が厳しい箇所もあった。
第1レースとなるカテゴリー3(C3)では1周目松林の中で単独クラッシュして順位を大きく落とした織田聖(mistral)が2周目以降トップに出てそのまま優勝。2位にはタイル貼りの路面に苦しめられた児玉敬介(オンザロード)。3位にゴール直前に逆転した長尾宏樹(チーム まげでらんに)がそれぞれ入った。
第2レースはカテゴリー2(C2)、マスターズ(M)、エリート女子(ELW)の混走となった40分レース。スタート直後から根本学(cycleclub3UP)が逃げる。最終的には2位の岩崎恭二(佐多塾)に4分もの大差をつけて優勝。C2の3位にはC1返り咲きを狙う高倉剛(Team12So)が。尚残念ながらこのレース、出走人数が10人に達していないため、優勝の根本はC1に昇格できなかった。
マスターズでは東北マスターズの顔とも言える江川嘉宏(ぺだる小僧)が優勝。2位には小泉信宏(オンザロード)、3位にこれまた東北シリーズの常連である小見英之(39x27)。エリート女子は林口幸恵(B.C.KOZO)ただ一人の出走となった。
第3レースは最高峰クラスであるエリート男子(ELM)、カテゴリー1(C1)。出走は僅かに6人だったが、激しいポジション争いが常時繰り広げられた。スタート直前には雨脚が強まり、ライダー達のジャージはたっぷり水分を含んだ。
1周目、先行する山川惇太郎(ARAI MURACA)をJames Machin(Champion System)が長身を生かした巾の広いストライドでステップ毎に追い詰め、コントロールラインにトップで帰ってきたが、2周目に入る直前にタイル貼りの路面で転倒し山川がトップに出る。続いて影山善明(オンザロード)、Machinは転倒の影響か3位にポジションを落とす。
レースは山川−影山−Machinのオーダーで進み、山川が優勝するかと思われたが、後半で山川がスタミナ切れ。5周目の時点で40秒開いていた差を徐々に詰め、8周目で影山が山川を捉えると最終周は差を一気に広げ優勝。山川は8月にスポーツランド菅生行われたナイトサマークロスに引き続き2戦続けて終盤に逆転されての2位。3位にはMachinが入った。
JECXカテゴリーではELMでは優勝:影山善明(オンザロード)、2位:山川惇太郎(ARAI MURACA)、3位:佐藤利英(エルドラード)となり、JECXのC1優勝はJames Machin(Champion System)。次戦からELMでの出走となる。
東北シクロクロスプロジェクト第2戦は11月3日に南ヶ丘牧場で、続く4日は猪苗代湖で第3戦が開催される。4日の猪苗代湖ラウンドは先ごろ発表されたジャパンシクロクロスシリーズ(JCXシリーズ)にも組み込まれており、JECXのグレード1レースであるため賞金レースとなる。3日の南ヶ丘牧場もXCOのJ1が行えるほどのコースがある。ジンギスカンの美味に舌鼓を打ってみてはいかがであろう。
TOHOKU CX Project 2013 第1戦結果
カテゴリー1
1位 影山善明(オンザロード) 1:04:03
2位 山川惇太郎(ARAI MURACA) +0:31
3位 James Machin(Champion System) +2:26
カテゴリー2
1位 根本学(cycleclub3UP) 41:30
2位 岩崎恭二(佐多塾) +4:02
3位 高倉剛(Team12So) +4:18
カテゴリー3
1位 織田聖(mistral) 29:24
2位 児玉敬介(オンザロード) +0:15
3位 長尾宏樹(チーム まげでらんに) +2:09
カテゴリーL1
1位 林口幸恵(B.C.KOZO) 50:21
カテゴリーマスターズ
1位 江川嘉宏(B.C.KOZO) 47:08
2位 小泉信宏(オンザロード) +1:08
3位 小見英之(39x27) +2:30
text&photo Satoshi.Oda(Kasukabe Vision FILMz)
リンク