2013/02/11(月) - 04:49
砂場での走りが勝負に大きく影響するシクロクロス東京。アメリカとヨーロッパの遠征から帰国したばかりの豊岡英子(パナソニックレディース)が、エリート女子レースで圧勝した。同日行なわれたマスターズとキッズの模様も含めてお伝えします。
エリート男子と同じ2月10日に、L1(エリート女子)やL2、キッズレース、そして40歳以上の選手を対象としたマスターズが開催された。
2ヶ月におよぶヨーロッパ遠征&アメリカでの世界選手権出場から帰国した豊岡英子(パナソニックレディース)がスタート最前列に並ぶ。その隣には、シクロクロス全日本選手権で4位に入り、妹の坂口楓華とともに今年パナソニックレディース入りした坂口聖香の姿も。招待選手として、全日本チャンピオンの宮内佐季子(CLUBviento)と福本千佳(同志社大学)も出場。13人によるレースが始まった。
合計7周回で争われたエリート女子。砂浜で乗車出来るか否かによって周回タイムに大きな影響が出る。高い乗車率を誇る豊岡が前半から大きくリードし、福本が単独で追う展開に。その後方に坂口聖香や齋藤磨実(TEAM-MASA+/BOMA)。スタートで出遅れた宮内が徐々にポジションを上げる。
レース中盤に1分近いリードを得た豊岡は、スムーズな走りで周回を重ねる。やがて宮内が福本を追い抜いて2位に浮上。豊岡は「ラスト2周はずっと脚がつりそうだった」と言うが、後続とのタイム差は縮まらない。
最終的に豊岡は宮内を1分04秒引き離して勝利。3位には僅かに宮内に届かなかった福本が入り、招待選手3名が表彰台に登った。
大会連覇を果たした豊岡は「ヨーロッパで走って来た意地もあり、自分が得意とするテクニカルな砂のコースだったので、絶対に一番になると自信をもって走りました。思い描いた通りのレースになった」と言う。
表彰台の上で舌戦を繰り広げた豊岡と宮内、そして福本が現在の日本の女子シクロクロス界を牽引する3人。今後は、ここに今シーズン大きな成長を見せた17歳の坂口聖香が加わることになるだろう。
同時スタートのL2は、ダウンヒル全日本選手権13連覇中の末政実緒(ダートフリーク)が他を圧倒。世界の第一線で闘う末政が他選手を全員周回遅れにする走りで優勝している。
マスターズの優勝は小田島貴弘(Club SY-Nak)の手に。関西から参戦した大河内二郎(シルクロード)が猛烈な追い上げで2位。岡田修一が3位に入っている。また、ロードバイク&ロードタイヤで砂コースを駆け抜けたマイケル・ライス(ニールプライドバイク)が6位に入った。
L1
1位 豊岡英子(パナソニックレディース) 43'35"
2位 宮内佐季子(CLUBviento) +1'04"
3位 福本千佳(同志社大学) +1'08"
4位 坂口聖香(パナソニックレディース) +3'00"
5位 齋藤磨実(TEAM-MASA+/BOMA) +4'45"
6位 坂口楓華(パナソニックレディース) +5'51"
7位 吉田千春子(八ヶ岳CYCLOCROSS CLUB) +6'43"
8位 上田順子(TEAM884獣遊/シルベスト) -1Lap
9位 川崎路子(CLUBviento) -1Lap
10位 武田和佳(ARAI MURACA) -1Lap
L2
1位 末政実緒(ダートフリーク) 50'33"
2位 今井美穂(Cycle club CX) -1Lap
3位 橋口陽子(TEAM 轍屋) -1Lap
4位 木下礼子(轍屋FEED Dept.&MTB婦人界) -1Lap
5位 綾野桂子(チバポンズ) -1Lap
6位 武田和美(ARAI MURACA) -1Lap
7位 菱田恵美子(STRADA RACING) -1Lap
8位 森美穂子 -2Laps
9位 生方麻希(MTB婦人界/CRC) -2Laps
10位 三浦朋子(MTB婦人界) -2Laps
マスターズ
1位 小田島貴弘(Club SY-Nak) 29'16"
2位 大河内二郎(シルクロード) +24"
3位 岡田修一 +25"
4位 ジャンフランソワ・フラム +35"
5位 鏑木裕(TEAM 轍屋) +41"
6位 マイケル・ライス(ニールプライドバイク) +42"
7位 富田道夫(シロクマCafe Racing) +1'05"
8位 巳波一郎(ユーロワークス) +1'27"
9位 佐々木正(ミズタニ自転車) +1'40"
10位 武田秀明(イナーメアイランド信濃山形) +2'12"
キッズ2(小学校高学年)
1位 川口幸之助(Sonic-Racing) 20'47"
2位 細田悠太(ニュアンスハート) +49"
3位 大島正一(チーム亀さんズ) +1'12"
キッズ1(小学校低学年)
1位 鈴木皓士(Team ProRide) 10'25"
2位 添田健人(二宮フェニックス) +33"
3位 小暮玄太(悪ガキッズ) +1'02"
text&photo:Kei Tsuji
エリート男子と同じ2月10日に、L1(エリート女子)やL2、キッズレース、そして40歳以上の選手を対象としたマスターズが開催された。
2ヶ月におよぶヨーロッパ遠征&アメリカでの世界選手権出場から帰国した豊岡英子(パナソニックレディース)がスタート最前列に並ぶ。その隣には、シクロクロス全日本選手権で4位に入り、妹の坂口楓華とともに今年パナソニックレディース入りした坂口聖香の姿も。招待選手として、全日本チャンピオンの宮内佐季子(CLUBviento)と福本千佳(同志社大学)も出場。13人によるレースが始まった。
合計7周回で争われたエリート女子。砂浜で乗車出来るか否かによって周回タイムに大きな影響が出る。高い乗車率を誇る豊岡が前半から大きくリードし、福本が単独で追う展開に。その後方に坂口聖香や齋藤磨実(TEAM-MASA+/BOMA)。スタートで出遅れた宮内が徐々にポジションを上げる。
レース中盤に1分近いリードを得た豊岡は、スムーズな走りで周回を重ねる。やがて宮内が福本を追い抜いて2位に浮上。豊岡は「ラスト2周はずっと脚がつりそうだった」と言うが、後続とのタイム差は縮まらない。
最終的に豊岡は宮内を1分04秒引き離して勝利。3位には僅かに宮内に届かなかった福本が入り、招待選手3名が表彰台に登った。
大会連覇を果たした豊岡は「ヨーロッパで走って来た意地もあり、自分が得意とするテクニカルな砂のコースだったので、絶対に一番になると自信をもって走りました。思い描いた通りのレースになった」と言う。
表彰台の上で舌戦を繰り広げた豊岡と宮内、そして福本が現在の日本の女子シクロクロス界を牽引する3人。今後は、ここに今シーズン大きな成長を見せた17歳の坂口聖香が加わることになるだろう。
同時スタートのL2は、ダウンヒル全日本選手権13連覇中の末政実緒(ダートフリーク)が他を圧倒。世界の第一線で闘う末政が他選手を全員周回遅れにする走りで優勝している。
マスターズの優勝は小田島貴弘(Club SY-Nak)の手に。関西から参戦した大河内二郎(シルクロード)が猛烈な追い上げで2位。岡田修一が3位に入っている。また、ロードバイク&ロードタイヤで砂コースを駆け抜けたマイケル・ライス(ニールプライドバイク)が6位に入った。
L1
1位 豊岡英子(パナソニックレディース) 43'35"
2位 宮内佐季子(CLUBviento) +1'04"
3位 福本千佳(同志社大学) +1'08"
4位 坂口聖香(パナソニックレディース) +3'00"
5位 齋藤磨実(TEAM-MASA+/BOMA) +4'45"
6位 坂口楓華(パナソニックレディース) +5'51"
7位 吉田千春子(八ヶ岳CYCLOCROSS CLUB) +6'43"
8位 上田順子(TEAM884獣遊/シルベスト) -1Lap
9位 川崎路子(CLUBviento) -1Lap
10位 武田和佳(ARAI MURACA) -1Lap
L2
1位 末政実緒(ダートフリーク) 50'33"
2位 今井美穂(Cycle club CX) -1Lap
3位 橋口陽子(TEAM 轍屋) -1Lap
4位 木下礼子(轍屋FEED Dept.&MTB婦人界) -1Lap
5位 綾野桂子(チバポンズ) -1Lap
6位 武田和美(ARAI MURACA) -1Lap
7位 菱田恵美子(STRADA RACING) -1Lap
8位 森美穂子 -2Laps
9位 生方麻希(MTB婦人界/CRC) -2Laps
10位 三浦朋子(MTB婦人界) -2Laps
マスターズ
1位 小田島貴弘(Club SY-Nak) 29'16"
2位 大河内二郎(シルクロード) +24"
3位 岡田修一 +25"
4位 ジャンフランソワ・フラム +35"
5位 鏑木裕(TEAM 轍屋) +41"
6位 マイケル・ライス(ニールプライドバイク) +42"
7位 富田道夫(シロクマCafe Racing) +1'05"
8位 巳波一郎(ユーロワークス) +1'27"
9位 佐々木正(ミズタニ自転車) +1'40"
10位 武田秀明(イナーメアイランド信濃山形) +2'12"
キッズ2(小学校高学年)
1位 川口幸之助(Sonic-Racing) 20'47"
2位 細田悠太(ニュアンスハート) +49"
3位 大島正一(チーム亀さんズ) +1'12"
キッズ1(小学校低学年)
1位 鈴木皓士(Team ProRide) 10'25"
2位 添田健人(二宮フェニックス) +33"
3位 小暮玄太(悪ガキッズ) +1'02"
text&photo:Kei Tsuji
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