今回で30回目という記念すべき開催となったホノルルセンチュリーライド。昨年に引き続き常夏のロングライドに参加した編集部員かやばたかしの実走レポート。晴れやかなイベントに、何やら出発前から暗雲が立ちこめる編集部。その理由とは。

憧れのハワイの絶景のなか、リゾート気分満載で1日たっぷりと走れるホノルルセンチュリーライド。仕事とはいえ、こんな素晴らしいことはない。

こんな夢のような景色をバックに走れるイベントに参加できることは、なんとも喜ばしいこんな夢のような景色をバックに走れるイベントに参加できることは、なんとも喜ばしい
編集業務という性質上、普段はインドアで夜型の仕事が多く、とても健康的とはかけ離れた生活を送る我々にとって、このホノルル取材は規則正しく晴れやかな毎日が送れる数少ない機会だ。

例年なら喜び勇んで取材に向かうところ、そう例年通りなら。でも今年は出発前から事情がちょっと違っていた。なんせあのメタボ会長がやる気満々。いつの間にやら参加表明をしていたからだ・・・。

今年は実走無しのバイクレポート!?

底抜けに明るいロコに出会えるのもハワイの魅力底抜けに明るいロコに出会えるのもハワイの魅力 「ところで国際免許は持っているのか?」思えば、メタボ会長の怪しいアプローチはこの発言から始まった。日頃から参加者の皆さんをくまなく取材するためには、オートバイでの取材活動も視野に入れようと発案していた、我がメタボ会長。

晴れやかで健康的なイベントのホノルルセンチュリーライド晴れやかで健康的なイベントのホノルルセンチュリーライド 日々の編集業務に忙しい毎日を送るうち、すっかりパソコンの前で午前さまがあたり前となったワタシ。自慢のカーボンロードも、このところすっかり自宅のオブジェとなりつつある。正直なところ、抜群に気持ちいいハワイのシチュエーションの中でも、100マイル=160kmを無事に走り切る自信はあまりない。だから現地でスクーターを借りて随行取材するのもアリだと、少しばかり納得したワタシが未熟でした。

その後、みんなに内緒でトップツアーの事前講習会に参加していたことが発覚したメタボ会長。どうやらホノルルでのバイク取材の提案には、本来の取材以外のあんなことやら、こんなことやら、そのほか諸々を我々に託そうとするオヤジの大きな構想が渦巻いていたのかもしれない・・・

「ホノルルセンチュリーライド」という本来はとても晴れやかで健康的なイベントに、今年は出発前から大きな暗雲が編集部内に立ちこめているようでした。

今年もホノルル目指して機上の人となった今年もホノルル目指して機上の人となった やっぱり今年も実走取材決定!

出発前にワタシが抱いた勝手な妄想とは裏腹に、結論はあっけなく訪れた。「会長は行かないことになりました」編集長からのなんてことない業務連絡メールが、心無しか踊って見えたのはワタシだけではなかったはず。

ということで、昨年同様に綾野編集長との実走取材が決定。無事に受付を済ましてゼッケンをゲット。今年のゼッケンは1117実走取材が決定。無事に受付を済ましてゼッケンをゲット。今年のゼッケンは1117 今年のホノルルセンチュリーライド。晴れて本来の仕事と、ちょっとばかりの開放感を心に抱きつつホノルルに向かうワタシ。口には出さずとも、同じような思いを抱いた人が少なくとも、もう1人はいたことでしょう。

今年の開催日は9月25日。ちょうど世間では9月23日の金曜日が秋分の日となって、金、土、日の三連休!なんとも素晴らしい週末に開催されるのだ。

シクロワイアードは今年もトップツアーのホノルルセンチュリーライド参加ツアーに同行して、現地での取材を行なった。我々の使命は、皆さんの笑顔をカメラに納め、微力ながら皆さんのサポート役も努めること。直前になって実走取材が決定した今回、なまった体にムチを打ち果たして完走出来るのだろうか。

サポート体制がさらにパワーアップ!

トップツアーのホノルルセンチュリーライド参加ツアーといえば、豪華ゲストと万全のサポート体制で定評のあるツアーだ。今回もご存知インターマックス代表の今中大介さんと、サイクルライフナビゲーターとして活躍するタレントの絹代さん、そしてご夫婦でこのホノルルセンチュリーライドをひとつの目標としているという、俳優の鶴見辰吾さんご夫婦も参加。大会当日だけではなく各種のツアーイベントにも参加され、参加者の皆さんと別け隔てなく交流しイベントを満喫されていた。

お馴染みサイクルライフナビゲーター絹代さんとインターマックス代表の今中大介さんお馴染みサイクルライフナビゲーター絹代さんとインターマックス代表の今中大介さん 俳優の鶴見辰吾さんご夫婦も参加俳優の鶴見辰吾さんご夫婦も参加


昨年初めてのホノルルセンチュリーライドを経験したワタシ。思い起こせば右も左も、自転車の運搬方法さえも知らなかったワタシでも、滞りなく現地に降り立つことができたのは、やはり経験豊富なトップツアーならではの手厚いサポートのおかげ。出発前の事前講習会に加え、配布されるガイドブックなどで事前に抱いていた不安は見事に解消。

トップツアーなら心配は無用。安心してイベントを満喫できるトップツアーなら心配は無用。安心してイベントを満喫できる

もし海外イベントへの参加を諸々の手続きや自転車の運搬方法など、いつもの国内とは勝手の違う事柄で躊躇している方がいるのならとても勿体ないことです。その点トップツアーなら数々の不安を解消し、現地での走りに集中できる体制が整っている。今回のホノルルセンチュリーライドの充実したサポートの一部を紹介しよう。

例年通りホテルのロビーに設置されるツアーデスクでは、ツアー情報やイベント前後の現地情報もサポート。プロによるメカニックサービスもバッチリ完備している。到着早々に一通り見てもらったワタシのロードバイクは、主人を差し置いてすっかり絶好調となった。

参加者をサポートしてくれた湘南ベルマーレの橘田脩平・山根理史選手、内山靖樹監督参加者をサポートしてくれた湘南ベルマーレの橘田脩平・山根理史選手、内山靖樹監督 (c)Makoto.AYANOそして実走サポートには、今年も心強いサポートライダーが参加した。神奈川県に本拠地を置く、湘南ベルマーレサイクルロードチームから、内山靖樹監督と山根理史チームキャプテン、それにレーサーにして現役大学生の橘田脩平選手の3人が連日参加者をサポート。ちょっと体力に自信のないアナタやワタシでも、鉄壁のサポートに守られることになる。

サイクルハウスイシダの石田店長がメカニックサポートサイクルハウスイシダの石田店長がメカニックサポート ツアー中のメカニックサポートは、東京都武蔵野市のプロショップ、サイクルハウスイシダの石田道典店長が同行。メカに関するお悩みはもちろんのこと、ワタシの小さな不安まで瞬時に吹き飛ばしてくれそうな明るい店長さんだ。こういったサポート体制があるからこそ、慣れない土地でも安心して走れるというものです。

今年も盤石の布陣でイベント当日を迎えたホノルルセンチュリーライド。不安なことといえばただひとつ、不健康きわまりない毎日を送っていたワタシ自身。そんなこととは関係なく、今年で30回目を迎えるホノルルセンチュリーライドは幕を開けるのでした。

次回は、いよいよイベント当日の模様をお送りします。

photo:Makoto.AYANO Takashi.KAYABA
text&edit :Takashi.KAYABA

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