2017/03/27(月) - 08:57
デローザやシディ、ミシュランといった多くの人気ブランドを取り扱う日直商会。新城と別府という2人の日本人選手が今季着用するスポーツフルを中心に据えた展示会のレポートをお届けしよう。
東京都千代田区にある3331Arts Chiyoda。小学校を改装したコミュニティスペースにて日直商会の展示会が行われた。今回の目玉となるのはイタリアのアパレルブランド、スポーツフルの秋冬モデルだ。
ティンコフ・サクソを何年にもわたってサポートしてきたスポーツフルだが、2017シーズンは新たに2つにチームをサポートすることとなる。一つは共に歩み続けてきたアルベルト・コンタドールが移籍したトレック・セガフレード。そしてもう一つが、新チームであるバーレーン・メリダだ。
私たちにとっても、この2つのチームは馴染み深いはず。なんといっても、別府史之と新城幸也という2人の日本人が所属するチームである。つまり、今シーズンは2人ともスポーツフルのウエアとともに、ワールドツアーを戦うことになるのだ。
なんだか、スポーツフルというブランドがより身近に感じられるような出来事だが、コンタドール擁するトレック・セガフレード、ヴィンチェンツォ・ニーバリをエースに据えるバーレーン・メリダという、グランツールでの勝利に近い2つのトップチームが選んだブランドであるだけに、その性能は折り紙付きだ。
今回お披露目された秋冬モデルは、既にプロチームの冬季合宿などに投入され、選手からのシビアな評価の中でブラッシュアップされた選手使用モデルを中心に、幅広いラインアップが用意されている。
中でもイチオシなのが、撥水機能を持ち風雨に対するプロテクション性能を与えられた「FIANDRE」シリーズ。なかでも、選手の要望から生まれた半袖ジャージとビブショーツのFIANDRE Light NoRain Top Short Sleeve とFiandre NoRain BibShortの2つだ。
ライバルたちに対して有利にレースを進めるために、 より細かな抵抗を減らし少しでも無駄なパワーロスを無くすために、多くの要求が供給ブランドに寄せられている。その中で、新たな定番製品となってきた防水裏起毛半袖ジャージ&ビブショーツだが、その真価を体感したことがある人は少ないのではないだろうか。
バタつくレインウエアから解放されるばかりか、ビブショーツの濡れによる不快な擦れも軽減してくれる、春や秋の天気の変わりやすい時期にぴったりのアイテムなのだが、いかんせん新たな分野のプロダクトであり、これまで限られたブランドしかラインアップしてこなかったため、手頃な商品が存在しなかった。
その状況を打破してくれるのが、この2つのアイテムである。プロが使用するのと同じ性能を持った撥水ジャージが16,000円、ビブショーツが18,000円(どちらも税抜)と手に取ってみやすい価格を実現しているのだ。
一方、レースシーンで活躍するようなモデルだけがラインアップされているわけではなかった。グラベルライドを中心に、様々なツーリングにぴったりはまるようなゆったり目のフィットとシンプルでまとまりの良いグラフィックを与えられた「GIARA」シリーズも注目だ。既に、春夏モデルも展開されているシリーズだが、街中でも違和感の少ないデザインで、レーサーパンツの上から着用するオーバーショーツなども用意されており、輪行サイクリングなどにはもってこいだろう。
そして、今回の展示会のもう一つのテーマが、「カスタムオーダー・イタリアンブランド特集」である。先述したスポーツフルはもちろん、ウエアのサンティ―ニ、ヘルメットのカスク、シューズのSIDI、キャップのアピスにボトルのエリートなど、名だたるイタリアンブランドがカスタムオーダーに対応してくれるというもの。
もちろん数量などの条件はあるが、ショップやチームのオリジナルモデルを純正品として製作することができるというのは非常にうれしいシステムだろう。特にヘルメットなどはオフィシャルでカスタムに対応してくれるブランドも少なく、興味のある方も多いのではないだろうか。
ジャージについても、オーダージャージブランドは数あれど、2つのプロチームに供給するスポーツフルや、マリアローザを製作するサンティーニといったトップブランドでチームジャージを製作できるというのは、やはり嬉しいもの。チームジャージの製作を考えている人は、ぜひ選択肢に加えてみてはいかがだろうか。
text&photo:Naoki.YASUOKA
東京都千代田区にある3331Arts Chiyoda。小学校を改装したコミュニティスペースにて日直商会の展示会が行われた。今回の目玉となるのはイタリアのアパレルブランド、スポーツフルの秋冬モデルだ。
ティンコフ・サクソを何年にもわたってサポートしてきたスポーツフルだが、2017シーズンは新たに2つにチームをサポートすることとなる。一つは共に歩み続けてきたアルベルト・コンタドールが移籍したトレック・セガフレード。そしてもう一つが、新チームであるバーレーン・メリダだ。
私たちにとっても、この2つのチームは馴染み深いはず。なんといっても、別府史之と新城幸也という2人の日本人が所属するチームである。つまり、今シーズンは2人ともスポーツフルのウエアとともに、ワールドツアーを戦うことになるのだ。
なんだか、スポーツフルというブランドがより身近に感じられるような出来事だが、コンタドール擁するトレック・セガフレード、ヴィンチェンツォ・ニーバリをエースに据えるバーレーン・メリダという、グランツールでの勝利に近い2つのトップチームが選んだブランドであるだけに、その性能は折り紙付きだ。
今回お披露目された秋冬モデルは、既にプロチームの冬季合宿などに投入され、選手からのシビアな評価の中でブラッシュアップされた選手使用モデルを中心に、幅広いラインアップが用意されている。
中でもイチオシなのが、撥水機能を持ち風雨に対するプロテクション性能を与えられた「FIANDRE」シリーズ。なかでも、選手の要望から生まれた半袖ジャージとビブショーツのFIANDRE Light NoRain Top Short Sleeve とFiandre NoRain BibShortの2つだ。
ライバルたちに対して有利にレースを進めるために、 より細かな抵抗を減らし少しでも無駄なパワーロスを無くすために、多くの要求が供給ブランドに寄せられている。その中で、新たな定番製品となってきた防水裏起毛半袖ジャージ&ビブショーツだが、その真価を体感したことがある人は少ないのではないだろうか。
バタつくレインウエアから解放されるばかりか、ビブショーツの濡れによる不快な擦れも軽減してくれる、春や秋の天気の変わりやすい時期にぴったりのアイテムなのだが、いかんせん新たな分野のプロダクトであり、これまで限られたブランドしかラインアップしてこなかったため、手頃な商品が存在しなかった。
その状況を打破してくれるのが、この2つのアイテムである。プロが使用するのと同じ性能を持った撥水ジャージが16,000円、ビブショーツが18,000円(どちらも税抜)と手に取ってみやすい価格を実現しているのだ。
一方、レースシーンで活躍するようなモデルだけがラインアップされているわけではなかった。グラベルライドを中心に、様々なツーリングにぴったりはまるようなゆったり目のフィットとシンプルでまとまりの良いグラフィックを与えられた「GIARA」シリーズも注目だ。既に、春夏モデルも展開されているシリーズだが、街中でも違和感の少ないデザインで、レーサーパンツの上から着用するオーバーショーツなども用意されており、輪行サイクリングなどにはもってこいだろう。
そして、今回の展示会のもう一つのテーマが、「カスタムオーダー・イタリアンブランド特集」である。先述したスポーツフルはもちろん、ウエアのサンティ―ニ、ヘルメットのカスク、シューズのSIDI、キャップのアピスにボトルのエリートなど、名だたるイタリアンブランドがカスタムオーダーに対応してくれるというもの。
もちろん数量などの条件はあるが、ショップやチームのオリジナルモデルを純正品として製作することができるというのは非常にうれしいシステムだろう。特にヘルメットなどはオフィシャルでカスタムに対応してくれるブランドも少なく、興味のある方も多いのではないだろうか。
ジャージについても、オーダージャージブランドは数あれど、2つのプロチームに供給するスポーツフルや、マリアローザを製作するサンティーニといったトップブランドでチームジャージを製作できるというのは、やはり嬉しいもの。チームジャージの製作を考えている人は、ぜひ選択肢に加えてみてはいかがだろうか。
text&photo:Naoki.YASUOKA
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