2015/05/22(金) - 19:27
宇都宮ブリッツェンのレースクイーン、ブリッツェンフェアリーの4名から結成された自転車競技部が、4月末に開催された「うつのみやサイクルピクニック」でイベントデビュー。「人生初の75kmロングライドに挑んだというNENE(寧音/ねね)さんのレポートをお届けします。
ブリッツェンフェアリーのNENEです。2年ほど前から宇都宮ブリッツェンの専属レースクイーンとして活動をさせていただいております。自転車歴は約2ヶ月。過去にサイクリングをしたことはありますが、今までで一番長く走ったのは40kmぐらいの平坦コースでした。
そんな私ですが、2月に結成されたブリッツェンフェアリーの自転車競技部に入部しました!
自転車競技部のメンバーは5人。キャプテンはREIこと伊藤怜さん。自転車の経験も豊富にあり、とちぎテレビで「Ride ON!」という自転車番組に廣瀬GMと一緒に出演しているのはご存知のとおりです。常に笑顔のキャプテンはチームの中でも、癒し系アイドル的存在です。
副キャプテンは高坂美歩(MIHO)さん。見た目はヤンキーで怖いですが(笑)、とても優しく、さりげなく言う冗談が面白いです。ロードバイク経験が半年くらいとは思えないほどのヒルクライムセンスを持っていると思います。
同じ初心者として入部したあずさ(AZUSA)は、スタート地点が一緒だったにも関わらず、驚く速さで成長中です。いつも明るいあずさは、ムードメーカー的存在です。私も頑張らないと(>_<)
そして、棚橋麻衣監督。「まい監督」は、ロードバイク歴6年もあるだけあって流石です。常に1人1人に合った的確なアドバイスをしてくれます。アネゴ肌で皆をまとめ、引っ張ってくださる監督で、とてもカッコイイ女性です。
さて、私、NENE(寧音)ですが、自転車をはじめたのは約2ヶ月前。サイクルピクニック当日までは都内の多摩川付近を監督と40km弱をゆっくりのペースでライドした以外に、長距離サイクリングの経験は無し。その時は監督が私のペースに合わせてくださり、内心「これくらのペースなら70kmは行けるな」と正直ナメておりました(笑)。ちなみに、ライドしたコースは平坦がほとんどで、登り坂はありませんでした。
そしてサイクルピクニック当日。「ヤバい、ヤバいよ~。完走できるか心配だよ~。」と言いながらも、「まぁ、何とかなるでしょ」と思っていました。今回の参加はフェアリーとしてではなく、自転車競技部としての参加。今まで70kmなんて走ったことないのに、本番を迎えてしまった私...。
70kmコースがスタートし、走り出し5km地点で気がつきました。「皆スピードが速い!ついていけない!」。
一番最初に出発したのに、最初のエイドステーションで、すでに真ん中くらいの組で到着。焦りと不安で最初のエイドステーションで既にメンタルブレイクに。
最初のエイドステーションではスープが配られていました。若干寒かったので、汁物がとてもありがたかった覚えがあります。ある程度休憩し出発。チームの皆が自転車を漕ぐスピードを合わせてくれるも、前を走っていたREIさんとAZUSAとはどんどん距離がひらく一方。
そんな時、後ろからMIHOさんが「大丈夫?無理しないでね」「よし!行こう☆」とフォローしつつ、何度も何度も私を後ろから押してくれました。REIさんは小まめに後ろを振り返り、私にまだ走れるか状況を確認しながらペースを合わせて走行してくれました。AZUSAは元気な声で「ネネ、大丈夫か~い?頑張れー!」「NENE、風景が綺麗だよ☆」などと、たくさん声をかけて、はげましてくれました(T-T)
ヒーヒーと声をあげるくらい呼吸と太ももが辛く、私は45kmを過ぎた地点でリタイアをしようと考えていました。
エイドステーションで休んでいるとき、REIさんに「最後まで走れる気がしません。もう無理かもしれないです」と言ったら「ここまで来たから大丈夫。ゆっくりで良いからもう少し走ろうよ!」と返された矢先、監督からもメッセージが!「NENE、ワガママになっていいよ!気を遣わずマイペースでね!」と。
自分の力の無さに「悔しさ」と「情けなさ」を強く感じました。まい監督と40kmを走った事を思いだし「ここは、あの時の折り返し地点。そう考えれば行ける!」と思い、最後まで走ることを決めました。
後半には森永ミルクと“とちおとめ”が振る舞われるエイドステーションがあり、皆が「苺と練乳美味しそうだよ。無くなる前に早く行かないと!」と食べ物で私を動かしました。REIキャプテン、MIHOさん、AZUSA…流石です(^^;笑
他にもエイドステーションではおまんじゅう、きゅうり、トマト、肉団子、おいなりさん、バナナ等々が振る舞われていました。普段は大盛り餃子定食を食べてしまう私ですが、この時はさっぱりした物しか喉を通りませんでした。そのぶん農家の方々がつくった、きゅうりやトマトが本当に美味しかったです!
今回、チームの皆は大自然の風景も楽しんでいたみたいですが、残念ながら私にはそんな余裕がありませんでした。
最終エイドステーション付近、体力的、精神的にズタボロになった時に、ロングライド熟練者の方々と遭遇。アドバイスをしていただいたり、向かい風、横風が強い時に自らが盾となって、私が走りやすいように誘導してくださいました。
最後に結構長い峠があったのですが、私は断念して自転車を押して行くことにしました。そんな時も皆さんのフォローのお陰で止まることなく自転車を押すことができました。正直太ももがパンパンだったので、止まって休みたいとも思いましたが…。
峠を越え、坂道を下り、ゴールまであと少し。ゴールと監督の姿が見えた時は本当に嬉しかったです。無事にチーム全員でゴール出来た時は、嬉しさで泣いてしまいました(;_q)
今回完走出来たのは、たくさんの方の支えがあったからです。本当に皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。途中「悔しさ」と「情けなさ」で目頭を熱くした気持ちを忘れず、今後も練習したいと思います。
皆さん、これからもどこかのイベントで私達を見かけたら、優しく見守ってください。これからもピンク軍団の応援をよろしくお願いします!
text:NENE(ブリッツェンフェアリー 自転車競技部)
photo:STUDIO NOUTIS、Gakuto.Fujiwara
ブリッツェンフェアリー自転車競技部 フェイスブック
ブリッツェンフェアリーのNENEです。2年ほど前から宇都宮ブリッツェンの専属レースクイーンとして活動をさせていただいております。自転車歴は約2ヶ月。過去にサイクリングをしたことはありますが、今までで一番長く走ったのは40kmぐらいの平坦コースでした。
そんな私ですが、2月に結成されたブリッツェンフェアリーの自転車競技部に入部しました!
自転車競技部のメンバーは5人。キャプテンはREIこと伊藤怜さん。自転車の経験も豊富にあり、とちぎテレビで「Ride ON!」という自転車番組に廣瀬GMと一緒に出演しているのはご存知のとおりです。常に笑顔のキャプテンはチームの中でも、癒し系アイドル的存在です。
副キャプテンは高坂美歩(MIHO)さん。見た目はヤンキーで怖いですが(笑)、とても優しく、さりげなく言う冗談が面白いです。ロードバイク経験が半年くらいとは思えないほどのヒルクライムセンスを持っていると思います。
同じ初心者として入部したあずさ(AZUSA)は、スタート地点が一緒だったにも関わらず、驚く速さで成長中です。いつも明るいあずさは、ムードメーカー的存在です。私も頑張らないと(>_<)
そして、棚橋麻衣監督。「まい監督」は、ロードバイク歴6年もあるだけあって流石です。常に1人1人に合った的確なアドバイスをしてくれます。アネゴ肌で皆をまとめ、引っ張ってくださる監督で、とてもカッコイイ女性です。
さて、私、NENE(寧音)ですが、自転車をはじめたのは約2ヶ月前。サイクルピクニック当日までは都内の多摩川付近を監督と40km弱をゆっくりのペースでライドした以外に、長距離サイクリングの経験は無し。その時は監督が私のペースに合わせてくださり、内心「これくらのペースなら70kmは行けるな」と正直ナメておりました(笑)。ちなみに、ライドしたコースは平坦がほとんどで、登り坂はありませんでした。
そしてサイクルピクニック当日。「ヤバい、ヤバいよ~。完走できるか心配だよ~。」と言いながらも、「まぁ、何とかなるでしょ」と思っていました。今回の参加はフェアリーとしてではなく、自転車競技部としての参加。今まで70kmなんて走ったことないのに、本番を迎えてしまった私...。
70kmコースがスタートし、走り出し5km地点で気がつきました。「皆スピードが速い!ついていけない!」。
一番最初に出発したのに、最初のエイドステーションで、すでに真ん中くらいの組で到着。焦りと不安で最初のエイドステーションで既にメンタルブレイクに。
最初のエイドステーションではスープが配られていました。若干寒かったので、汁物がとてもありがたかった覚えがあります。ある程度休憩し出発。チームの皆が自転車を漕ぐスピードを合わせてくれるも、前を走っていたREIさんとAZUSAとはどんどん距離がひらく一方。
そんな時、後ろからMIHOさんが「大丈夫?無理しないでね」「よし!行こう☆」とフォローしつつ、何度も何度も私を後ろから押してくれました。REIさんは小まめに後ろを振り返り、私にまだ走れるか状況を確認しながらペースを合わせて走行してくれました。AZUSAは元気な声で「ネネ、大丈夫か~い?頑張れー!」「NENE、風景が綺麗だよ☆」などと、たくさん声をかけて、はげましてくれました(T-T)
ヒーヒーと声をあげるくらい呼吸と太ももが辛く、私は45kmを過ぎた地点でリタイアをしようと考えていました。
エイドステーションで休んでいるとき、REIさんに「最後まで走れる気がしません。もう無理かもしれないです」と言ったら「ここまで来たから大丈夫。ゆっくりで良いからもう少し走ろうよ!」と返された矢先、監督からもメッセージが!「NENE、ワガママになっていいよ!気を遣わずマイペースでね!」と。
自分の力の無さに「悔しさ」と「情けなさ」を強く感じました。まい監督と40kmを走った事を思いだし「ここは、あの時の折り返し地点。そう考えれば行ける!」と思い、最後まで走ることを決めました。
後半には森永ミルクと“とちおとめ”が振る舞われるエイドステーションがあり、皆が「苺と練乳美味しそうだよ。無くなる前に早く行かないと!」と食べ物で私を動かしました。REIキャプテン、MIHOさん、AZUSA…流石です(^^;笑
他にもエイドステーションではおまんじゅう、きゅうり、トマト、肉団子、おいなりさん、バナナ等々が振る舞われていました。普段は大盛り餃子定食を食べてしまう私ですが、この時はさっぱりした物しか喉を通りませんでした。そのぶん農家の方々がつくった、きゅうりやトマトが本当に美味しかったです!
今回、チームの皆は大自然の風景も楽しんでいたみたいですが、残念ながら私にはそんな余裕がありませんでした。
最終エイドステーション付近、体力的、精神的にズタボロになった時に、ロングライド熟練者の方々と遭遇。アドバイスをしていただいたり、向かい風、横風が強い時に自らが盾となって、私が走りやすいように誘導してくださいました。
最後に結構長い峠があったのですが、私は断念して自転車を押して行くことにしました。そんな時も皆さんのフォローのお陰で止まることなく自転車を押すことができました。正直太ももがパンパンだったので、止まって休みたいとも思いましたが…。
峠を越え、坂道を下り、ゴールまであと少し。ゴールと監督の姿が見えた時は本当に嬉しかったです。無事にチーム全員でゴール出来た時は、嬉しさで泣いてしまいました(;_q)
今回完走出来たのは、たくさんの方の支えがあったからです。本当に皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。途中「悔しさ」と「情けなさ」で目頭を熱くした気持ちを忘れず、今後も練習したいと思います。
皆さん、これからもどこかのイベントで私達を見かけたら、優しく見守ってください。これからもピンク軍団の応援をよろしくお願いします!
text:NENE(ブリッツェンフェアリー 自転車競技部)
photo:STUDIO NOUTIS、Gakuto.Fujiwara
ブリッツェンフェアリー自転車競技部 フェイスブック
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