2015/05/18(月) - 09:07
12月に新作「フォースの覚醒」の公開を控えるSF映画の金字塔、スター・ウォーズ。その世界観をデザインに落とし込んだシングルスピードクルーザーが「HELMZ STAR WARS COLLECTION」である。今回はデザイナーを務めたブリヂストンサイクルの瀬戸慶太さんと、charifuriの福永弦生さんへのインタビューで制作秘話を伺った。
「HELMZ(ヘルムズ)」は「街で自転車をスマートに乗る」をコンセプトにブリヂストンサイクルと、アパレルブランドnarifuriがコラボレーションしたバイクブランド。スポーティーなフレームデザインながらも、街乗りに特化したアッセンブルのバイクで、スポーツバイク愛好家のみならず、トレンドに敏感な層からも支持されてきた。
そんなHELMZが、今冬に新作「エピソード7 フォースの覚醒」の公開を控えるタイミングで発表したスター・ウォーズモデル。モチーフとなったのは、同作の永遠のテーマである「反乱軍と帝国軍」だ。反乱軍はブルー、帝国軍はレッドと各軍のライトセイバーのカラーをあしらった2モデルがラインアップされる。
ベースとなったのは、パンツの裾を汚しにくくメンテナンスフリーなカーボンベルトドライブを採用した「SR1」。TTバイクの様な造形のフレームデザインや、クイックレリーズを使用可能としながら前後移動によってベルトの張力を調整可能とした、一般的なロードホイールを使用することができるリアの「ストドロエンド」が特徴の1台だ。
通常モデルと異なる点は大きく4つ。1つはペイントで、その工程は反乱軍で12回、帝国軍で10回と非常に手がこんでいる。そして、ヘッドチューブにはアルミ削り出しの重厚感あるバッジを、サドルにはカシマックスのスター・ウォーズモデル専用品をアッセンブル。ハンドルは通常モデルでは設定されていないブルホーンバーとされている。(HELMZスター・ウォーズモデルの詳細はこちらの記事から)
今回は5月上旬に、東京・恵比寿にあるnarifuriの直営店「charifuri」にて開催されたHELMZスター・ウォーズモデルの展示会にて、デザイナーを務めたブリヂストンサイクルの瀬戸慶太さんと、charifuriの福永弦生さんにおこなったインタビューをお届けする。
― HELMZブランドでスター・ウォーズモデルを作成することになったキッカケを教えて下さい
瀬戸さん:まず、HELMZはnarifuriさんとのコラボモデルであり、そしてnarifuriさんが兼ねてよりスター・ウォーズをモチーフとしたウェアを展開してきたという背景があります。narifuriさんについてはルーカス・フィルムズ社の重役も来日の際に恵比寿のショップに来店していくほど、本家からも認められている存在の様ですね。スターウォーズモデルについては、ライセンスを管理するディズニーさんから「HELMZでやりたい」というご指名がありました。
― ということは、narifuriさんの中に熱心なスターウォーズファンがいるということですね?
福永さん:実はそうでもないんですよ。しかし、スター・ウォーズは誰しもが知っているカルチャーの1つですし、スター・ウォーズギークという程ではありませんが、映画好きというスタッフは多いです、私自信も年に100本弱位は映画を見ます。スター・ウォーズモデルを手がけるにあたっては、色々と勉強しました。
元々、narifuriがスター・ウォーズのウェアを手がけ始めたのは、ディズニーさんからオファーを頂いたからなのです。普通に考えてみると、こちらからお願いしても門前払いを食らってしまうはずですし、予算的にも厳しいでしょうから、ありがたいことです。
瀬戸さん:うち(ブリヂストンサイクル)は何人か熱心なファンがいて、スター・ウォーズモデルの企画が立ち上がると聞いて目を輝かせていましたよ。中には担当でもないのに「僕だったら、こういうのが創りたいです」とスケッチを持ってくるスタッフもいました。本当に「お前、ちゃんと自分の仕事しろよ」状態でしたね(笑)
― 「帝国軍と反乱軍」という構図をテーマに選んだ理由とは?
福永さん:スター・ウォーズモデルを作成する準備として、その中で「ザ・ピープルVSジョージ・ルーカス」という映画を見ました。新旧3部作の作風の違いや、旧3部作のオリジナル版からの改変などを嫌う熱狂的なファンと制作側の対立を取り上げたドキュメンタリー映画なのですが、特に古くからのファンに新3部作はひどく気に入られていない様で(笑)。映画のドキュメンタリーで映画ができてしまうなんて、やはりスターウォーズはすごいなと。
また、エピソード6では反乱軍が勝利しましたが、先日公開された「エピソード7 フォースの覚醒」の予告編から推察するに「帝国軍と反乱軍」という構図が継続しているようですから、今の時期にはぴったりではないかなとも。敢えて固有のキャラクターにフォーカスせず、大きなテーマをデザインに落とし込んだほうが、より多くのファンに納得して貰えるだろう考えもありました。
そして、やはり私達が得意としているのは「カッコよい自転車を造ること」。スター・ウォーズファンでなくとも欲しいと思って頂ける自転車でありつつ、映画の世界観を感じて貰えるディテールを実現した完成度の高い1台を目指しています。
瀬戸さん:帝国軍はブラックにレッドの差し色、反乱軍はシルバーをベースにブルーの差し色としました。共に差し色はダース・ベイダーとルーク・スカイウォーカーのライトセーバーの色を表現しています。ちなみに先ほどお話した、弊社のスター・ウォーズファンが作ったデザインはどれも特定のキャラクターをモチーフとしており、より多くのファンに納得して貰えるデザインと言う観点から全てボツにしてしまいました(笑)。
― では、何故反乱軍のライトセーバーの色をグリーンでは無くブルーとしたのでしょうか
福永さん:帝国軍と反乱軍のバランスを考えて決定しました。ブラックの対をシルバーとした様に、レッドの対を考えると、確かに補色はグリーンなのですが、一般的に対になるカラーといえばブルーですよね?ただ、そのブルーも単純にベタッと塗ってしまうといまいちパッとせず、帝国軍モデルに対して見劣りしてしまう印象がありました。帝国軍のブラックとレッドという組み合わせは定番であり、特に凝らなくてもカッコよく見せることができますから。
そこでグラデーションを用いて青に深み持たせています。ブリヂストンサイクルの塗装部門の方に「この塗装はできる?できない?」と何度も繰り返し聞きながらデザインを進めました。
マスキング部を含め、限定モデルとは言っても量産品であり、全てで均一な仕上がりにしなくてはならないため、その条件をクリアできる中で最良の方法を模索し、通常モデルよりも、塗装工程を決定するまでに試作を多く繰り返しています。例えばシルバーにより深みをもたせたり、マットとグロスの塗り分けであったり。価格設定的にはかなり勝負していますが、逆にケチってしまうと、中途半端になってしまいファンを怒らせてしまいますからね。
瀬戸さん:制作の過程では何度か諦めかけたこともありました。ハードマットクリアという意図的に表面をザラっとさせる塗装があるのですが、マスキングを剥がした時に、その縁がどうにも綺麗に仕上がらなくて。加えて塗装の密着強度も確保できず、このままでは量産は難しいという判断をしかけたのですが、塗料を改良しながら、福永さんのイメージに近づけることができました。
上尾工場にいる全員ができるわけではなく、アンカーのRMZ(オーダーモデル)を任せられる僅かな塗装技師のみでスター・ウォーズモデルの作業を担当しています。従って、1日に塗装できるのは1台。塗装工程は帝国軍モデルが10回、反乱軍モデルが12回と、反乱軍モデルの方が手が掛かっています。
― フレーム以外にもヘッドバッジやサドルにこだわりがあるとお聞きしました
瀬戸さん:ディズニーさんが大人向けのスターウォーズグッズを模索しているとのことでしたから、バッジはあえて削り出しとし、質感や厚みを徹底的にこだわりました。このヘッドバッジを含め、スターウォーズを主張しすぎずも、その世界観を体現できているのではと自負しています。
福永さん:コストはかかっていますが、ヘッドバッジは自転車の顔とも言うべきパーツですし、やはり妥協は出来ません。敢えて削りだしとすることで、自転車好きから見ても、スターウォーズファンから見ても、どちらとも喜んで頂けるのではないでしょうか。デザインもこだわって考えました。
サドルは前職のころより親交があるカシマックスさんに作って頂きました。職人気質なイメージを持たれている方も少なくないと思いますが、ポールスミスとのコラボレーションを造るなど意外にも柔軟。そして今回の企画のことを話したら、こちらの熱意を汲んでくれて二つ返事で快諾して下さいました。限定50個と生産数が少ない上、本革、刺繍、金箔押しなどかなり手間がかかっています。普通なら受け入れてくれないでしょうから、今回のサドルはカシマックスさんの職人魂があったからこそ出来たものといえますね。
― 発表してからの反応というのは如何でしょうか
瀬戸さん:予約受け付けを開始する前に東京インターナショナル・ギフトショーなどで展示を行ったのですが、大きな反響がありました。ディズニーさんとルーカス・フィルムズ社からも喜んでもらえていますし、この5月末に二子玉川で開催されるスターウォーズのイベントからは「完売していても展示させて欲しい」とのオファーを受けています。
― 最後にスター・ウォーズモデルにかける思いを一言で
福永さん:世の中には数多くのスターウォーズグッズがありますが、比較的世界観を強調したアイテムが多いと感じています。そんな中で今回のHELMZも世界観を表現しすぎると、かえって乗り物としての「カッコよさ」が下がってしまう様に感じたのです。だからこそ大人が乗ってもサマになるデザインに仕上がっていることが、今回のスター・ウォーズモデルの特徴ですね。
瀬戸さん:自転車業界からの反応もさることながら、普段はスポーツサイクルに興味がない方に「自転車で何かおもしろい試みをやっている」と気付きを持ってもらえるという意味で、スター・ウォーズは非常に魅力的なコンテンツですね。スター・ウォーズグッズは色々あると思うのですが、その中でも自転車を選んで頂ければという思いを込めています。
単に映画の世界観をデザインに落とし込んだだけではなく、「自転車としてもカッコよく」というコンセプトのもとに制作されたHELMZスター・ウォーズモデル。この日本の職人魂が息づくプレミアバイクは現在、恵比寿にあるcharfuriの店頭限定で予約受付が行われている。是非チェックしてみてほしい。
text&photo:Yuya.Yamamoto
「HELMZ(ヘルムズ)」は「街で自転車をスマートに乗る」をコンセプトにブリヂストンサイクルと、アパレルブランドnarifuriがコラボレーションしたバイクブランド。スポーティーなフレームデザインながらも、街乗りに特化したアッセンブルのバイクで、スポーツバイク愛好家のみならず、トレンドに敏感な層からも支持されてきた。
そんなHELMZが、今冬に新作「エピソード7 フォースの覚醒」の公開を控えるタイミングで発表したスター・ウォーズモデル。モチーフとなったのは、同作の永遠のテーマである「反乱軍と帝国軍」だ。反乱軍はブルー、帝国軍はレッドと各軍のライトセイバーのカラーをあしらった2モデルがラインアップされる。
ベースとなったのは、パンツの裾を汚しにくくメンテナンスフリーなカーボンベルトドライブを採用した「SR1」。TTバイクの様な造形のフレームデザインや、クイックレリーズを使用可能としながら前後移動によってベルトの張力を調整可能とした、一般的なロードホイールを使用することができるリアの「ストドロエンド」が特徴の1台だ。
通常モデルと異なる点は大きく4つ。1つはペイントで、その工程は反乱軍で12回、帝国軍で10回と非常に手がこんでいる。そして、ヘッドチューブにはアルミ削り出しの重厚感あるバッジを、サドルにはカシマックスのスター・ウォーズモデル専用品をアッセンブル。ハンドルは通常モデルでは設定されていないブルホーンバーとされている。(HELMZスター・ウォーズモデルの詳細はこちらの記事から)
今回は5月上旬に、東京・恵比寿にあるnarifuriの直営店「charifuri」にて開催されたHELMZスター・ウォーズモデルの展示会にて、デザイナーを務めたブリヂストンサイクルの瀬戸慶太さんと、charifuriの福永弦生さんにおこなったインタビューをお届けする。
― HELMZブランドでスター・ウォーズモデルを作成することになったキッカケを教えて下さい
瀬戸さん:まず、HELMZはnarifuriさんとのコラボモデルであり、そしてnarifuriさんが兼ねてよりスター・ウォーズをモチーフとしたウェアを展開してきたという背景があります。narifuriさんについてはルーカス・フィルムズ社の重役も来日の際に恵比寿のショップに来店していくほど、本家からも認められている存在の様ですね。スターウォーズモデルについては、ライセンスを管理するディズニーさんから「HELMZでやりたい」というご指名がありました。
― ということは、narifuriさんの中に熱心なスターウォーズファンがいるということですね?
福永さん:実はそうでもないんですよ。しかし、スター・ウォーズは誰しもが知っているカルチャーの1つですし、スター・ウォーズギークという程ではありませんが、映画好きというスタッフは多いです、私自信も年に100本弱位は映画を見ます。スター・ウォーズモデルを手がけるにあたっては、色々と勉強しました。
元々、narifuriがスター・ウォーズのウェアを手がけ始めたのは、ディズニーさんからオファーを頂いたからなのです。普通に考えてみると、こちらからお願いしても門前払いを食らってしまうはずですし、予算的にも厳しいでしょうから、ありがたいことです。
瀬戸さん:うち(ブリヂストンサイクル)は何人か熱心なファンがいて、スター・ウォーズモデルの企画が立ち上がると聞いて目を輝かせていましたよ。中には担当でもないのに「僕だったら、こういうのが創りたいです」とスケッチを持ってくるスタッフもいました。本当に「お前、ちゃんと自分の仕事しろよ」状態でしたね(笑)
― 「帝国軍と反乱軍」という構図をテーマに選んだ理由とは?
福永さん:スター・ウォーズモデルを作成する準備として、その中で「ザ・ピープルVSジョージ・ルーカス」という映画を見ました。新旧3部作の作風の違いや、旧3部作のオリジナル版からの改変などを嫌う熱狂的なファンと制作側の対立を取り上げたドキュメンタリー映画なのですが、特に古くからのファンに新3部作はひどく気に入られていない様で(笑)。映画のドキュメンタリーで映画ができてしまうなんて、やはりスターウォーズはすごいなと。
また、エピソード6では反乱軍が勝利しましたが、先日公開された「エピソード7 フォースの覚醒」の予告編から推察するに「帝国軍と反乱軍」という構図が継続しているようですから、今の時期にはぴったりではないかなとも。敢えて固有のキャラクターにフォーカスせず、大きなテーマをデザインに落とし込んだほうが、より多くのファンに納得して貰えるだろう考えもありました。
そして、やはり私達が得意としているのは「カッコよい自転車を造ること」。スター・ウォーズファンでなくとも欲しいと思って頂ける自転車でありつつ、映画の世界観を感じて貰えるディテールを実現した完成度の高い1台を目指しています。
瀬戸さん:帝国軍はブラックにレッドの差し色、反乱軍はシルバーをベースにブルーの差し色としました。共に差し色はダース・ベイダーとルーク・スカイウォーカーのライトセーバーの色を表現しています。ちなみに先ほどお話した、弊社のスター・ウォーズファンが作ったデザインはどれも特定のキャラクターをモチーフとしており、より多くのファンに納得して貰えるデザインと言う観点から全てボツにしてしまいました(笑)。
― では、何故反乱軍のライトセーバーの色をグリーンでは無くブルーとしたのでしょうか
福永さん:帝国軍と反乱軍のバランスを考えて決定しました。ブラックの対をシルバーとした様に、レッドの対を考えると、確かに補色はグリーンなのですが、一般的に対になるカラーといえばブルーですよね?ただ、そのブルーも単純にベタッと塗ってしまうといまいちパッとせず、帝国軍モデルに対して見劣りしてしまう印象がありました。帝国軍のブラックとレッドという組み合わせは定番であり、特に凝らなくてもカッコよく見せることができますから。
そこでグラデーションを用いて青に深み持たせています。ブリヂストンサイクルの塗装部門の方に「この塗装はできる?できない?」と何度も繰り返し聞きながらデザインを進めました。
マスキング部を含め、限定モデルとは言っても量産品であり、全てで均一な仕上がりにしなくてはならないため、その条件をクリアできる中で最良の方法を模索し、通常モデルよりも、塗装工程を決定するまでに試作を多く繰り返しています。例えばシルバーにより深みをもたせたり、マットとグロスの塗り分けであったり。価格設定的にはかなり勝負していますが、逆にケチってしまうと、中途半端になってしまいファンを怒らせてしまいますからね。
瀬戸さん:制作の過程では何度か諦めかけたこともありました。ハードマットクリアという意図的に表面をザラっとさせる塗装があるのですが、マスキングを剥がした時に、その縁がどうにも綺麗に仕上がらなくて。加えて塗装の密着強度も確保できず、このままでは量産は難しいという判断をしかけたのですが、塗料を改良しながら、福永さんのイメージに近づけることができました。
上尾工場にいる全員ができるわけではなく、アンカーのRMZ(オーダーモデル)を任せられる僅かな塗装技師のみでスター・ウォーズモデルの作業を担当しています。従って、1日に塗装できるのは1台。塗装工程は帝国軍モデルが10回、反乱軍モデルが12回と、反乱軍モデルの方が手が掛かっています。
― フレーム以外にもヘッドバッジやサドルにこだわりがあるとお聞きしました
瀬戸さん:ディズニーさんが大人向けのスターウォーズグッズを模索しているとのことでしたから、バッジはあえて削り出しとし、質感や厚みを徹底的にこだわりました。このヘッドバッジを含め、スターウォーズを主張しすぎずも、その世界観を体現できているのではと自負しています。
福永さん:コストはかかっていますが、ヘッドバッジは自転車の顔とも言うべきパーツですし、やはり妥協は出来ません。敢えて削りだしとすることで、自転車好きから見ても、スターウォーズファンから見ても、どちらとも喜んで頂けるのではないでしょうか。デザインもこだわって考えました。
サドルは前職のころより親交があるカシマックスさんに作って頂きました。職人気質なイメージを持たれている方も少なくないと思いますが、ポールスミスとのコラボレーションを造るなど意外にも柔軟。そして今回の企画のことを話したら、こちらの熱意を汲んでくれて二つ返事で快諾して下さいました。限定50個と生産数が少ない上、本革、刺繍、金箔押しなどかなり手間がかかっています。普通なら受け入れてくれないでしょうから、今回のサドルはカシマックスさんの職人魂があったからこそ出来たものといえますね。
― 発表してからの反応というのは如何でしょうか
瀬戸さん:予約受け付けを開始する前に東京インターナショナル・ギフトショーなどで展示を行ったのですが、大きな反響がありました。ディズニーさんとルーカス・フィルムズ社からも喜んでもらえていますし、この5月末に二子玉川で開催されるスターウォーズのイベントからは「完売していても展示させて欲しい」とのオファーを受けています。
― 最後にスター・ウォーズモデルにかける思いを一言で
福永さん:世の中には数多くのスターウォーズグッズがありますが、比較的世界観を強調したアイテムが多いと感じています。そんな中で今回のHELMZも世界観を表現しすぎると、かえって乗り物としての「カッコよさ」が下がってしまう様に感じたのです。だからこそ大人が乗ってもサマになるデザインに仕上がっていることが、今回のスター・ウォーズモデルの特徴ですね。
瀬戸さん:自転車業界からの反応もさることながら、普段はスポーツサイクルに興味がない方に「自転車で何かおもしろい試みをやっている」と気付きを持ってもらえるという意味で、スター・ウォーズは非常に魅力的なコンテンツですね。スター・ウォーズグッズは色々あると思うのですが、その中でも自転車を選んで頂ければという思いを込めています。
単に映画の世界観をデザインに落とし込んだだけではなく、「自転車としてもカッコよく」というコンセプトのもとに制作されたHELMZスター・ウォーズモデル。この日本の職人魂が息づくプレミアバイクは現在、恵比寿にあるcharfuriの店頭限定で予約受付が行われている。是非チェックしてみてほしい。
text&photo:Yuya.Yamamoto
フォトギャラリー
Amazon.co.jp
スター・ウォーズ Xウイング・スターファイター ムービングエディション 1/48スケール プラモデル
BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)