2014/12/18(木) - 09:00
アメリカを拠点にする総合ヘルメットメーカーのベルより、オールマウンテン/エンデューロレース向けの「Super 2R」が登場。その最大の特徴はチンガードを着脱可能としたことで、登りではハーフシェルとして、下りではより安全性が高いフルフェイスとして使用できるモデルだ。
近年、アメリカやヨーロッパで人気を集め、日本でも徐々に注目度が高まっているMTBエンデューロレース。クロスカントリーやDHの要素が詰め込まれたレースにおいて、ヘルメットには平坦や登りセクションでの軽量性と通気性、DH時のプロテクション性が求められる。そんなエンデューロレースで必要な性能を備えたのが、ベルの「Super 2R」だ。
Super 2Rの最大の特徴は着脱可能なチンガードを搭載することで、1つで2種類のヘルメットの役割を果たす。登りセクションではチンガードを外すことで、ヘルメットの軽量性と通気性を発揮することができる。具体的にはフルフェイス時の重量が734gに対してハーフシェル時の重量は380g(いずれも実測値)であり、頭部への負担をほぼ半分減らすことができるのだ。ちなみにSuper 2は前モデルSuperとの比較でも10g軽量化されている。
チンガードはDHセクションなど転倒の恐れがある場面で使用することで、フルフェイスヘルメットと同等のプロテクション性能を発揮する。頬部分にはクッション性に優れるチークパッドが備えることで、振動吸収性と快適性を高めた。チークパッドは厚みが異なる2種類用意されているため、フィットする人の幅は広いはずだ。チンガードは側頭部と後頭部に設けられた3つのロックで脱着することができ、工具は不要。外したチンガードはバックパックに入れたり、首にかけて移動する。
もちろんSuper 2RはアウターシェルとEPSフォームを強固に接着することで、高いプロテクション性能を実現しCPSC、CE EN1078という、厳格な安全基準をクリア。また、後頭部まで覆うような形状とすることで、保護性能を高めている。
通気性に関しては、ロード用ハイエンドにも用いられるオーバーブローベンチレーションテクノロジーが採用されている。これは額部分にも通気口を備えることで、バイザーを下ろした際も前頭部のクーリングを可能としたテクノロジーのこと。額のブリッジは専用設計でエアフローの効果を高める。また、計23つ備えられたベンチレーションホールと帽体内の頭頂部分に設けられた溝によって、優れた通気性を実現した。もちろんチンガードにもベント穴が設けられている。
帽体内に装備されている「X-スタティック パッド」には、ニオイの原因となるバクテリアや菌の発生を防ぐ銀繊維が編みこまれている。また、パッドは吸汗速乾性に優れ、暑い季節でも快適性を維持できるという。
クロージャーは片手で調節可能なTAGフィットシステムだ。頭の締め付け具合に加えて、アジャスターの高さを3段階で調節でき、より幅広いライダーにフィットするはずだ。また、新設計のブレークアウェイカメラマウントは衝撃で外れるようになっており、落車時に頭部とカメラを保護する。
サイズはM(55~59cm)、L(58~62cm)という2サイズの展開。Mサイズの寸法は左右幅17cm、前後の長さ18.9cm~21.4cm(アジャスターの位置による)、帽体の深さ(パッド無し、こめかみ部分)11cmだ。頭囲56cmの編集部員が実際にMサイズを試着したところ、ジャストサイズだった。ブランドのサイズチャート通りをチョイスしていいはずだ。帽体の形状は楕円型。
ちなみに、ベルのロードハイエンドモデル「GAGE」Mサイズの寸法は、左右幅17cm、前後の長さ(アジャスター調整幅)18.4cm~21.2cm、帽体の深さ10cmとスーパー2Rとほぼ変わりない。「VOLT RL」Mサイズの寸法は左右幅17cm、前後の長さ(アジャスター調整幅)18.4cm~21.2cm、帽体の深さ10cmだ。
カラーはインフレッド、マットブラック、ホワイト、ブラック、マットチタニウム/レッドハイパーという5カラーだ。価格は26,000円(税抜)。
ベル Super 2R
サイズ:M(55~59cm)、L(58~62cm)
ベンチレーションホール:23個
重量:734g(合計)、380g(ヘルメット)、354g(チンガード、いずれも実測値)
安全規格:CPSC、CE EN1078
カラー:インフレッド、マットブラック、ホワイト、マットブラック/ホワイトバイパー、マットチタニウム/レッドハイパー
価格:26,000円(税抜)
近年、アメリカやヨーロッパで人気を集め、日本でも徐々に注目度が高まっているMTBエンデューロレース。クロスカントリーやDHの要素が詰め込まれたレースにおいて、ヘルメットには平坦や登りセクションでの軽量性と通気性、DH時のプロテクション性が求められる。そんなエンデューロレースで必要な性能を備えたのが、ベルの「Super 2R」だ。
Super 2Rの最大の特徴は着脱可能なチンガードを搭載することで、1つで2種類のヘルメットの役割を果たす。登りセクションではチンガードを外すことで、ヘルメットの軽量性と通気性を発揮することができる。具体的にはフルフェイス時の重量が734gに対してハーフシェル時の重量は380g(いずれも実測値)であり、頭部への負担をほぼ半分減らすことができるのだ。ちなみにSuper 2は前モデルSuperとの比較でも10g軽量化されている。
チンガードはDHセクションなど転倒の恐れがある場面で使用することで、フルフェイスヘルメットと同等のプロテクション性能を発揮する。頬部分にはクッション性に優れるチークパッドが備えることで、振動吸収性と快適性を高めた。チークパッドは厚みが異なる2種類用意されているため、フィットする人の幅は広いはずだ。チンガードは側頭部と後頭部に設けられた3つのロックで脱着することができ、工具は不要。外したチンガードはバックパックに入れたり、首にかけて移動する。
もちろんSuper 2RはアウターシェルとEPSフォームを強固に接着することで、高いプロテクション性能を実現しCPSC、CE EN1078という、厳格な安全基準をクリア。また、後頭部まで覆うような形状とすることで、保護性能を高めている。
通気性に関しては、ロード用ハイエンドにも用いられるオーバーブローベンチレーションテクノロジーが採用されている。これは額部分にも通気口を備えることで、バイザーを下ろした際も前頭部のクーリングを可能としたテクノロジーのこと。額のブリッジは専用設計でエアフローの効果を高める。また、計23つ備えられたベンチレーションホールと帽体内の頭頂部分に設けられた溝によって、優れた通気性を実現した。もちろんチンガードにもベント穴が設けられている。
帽体内に装備されている「X-スタティック パッド」には、ニオイの原因となるバクテリアや菌の発生を防ぐ銀繊維が編みこまれている。また、パッドは吸汗速乾性に優れ、暑い季節でも快適性を維持できるという。
クロージャーは片手で調節可能なTAGフィットシステムだ。頭の締め付け具合に加えて、アジャスターの高さを3段階で調節でき、より幅広いライダーにフィットするはずだ。また、新設計のブレークアウェイカメラマウントは衝撃で外れるようになっており、落車時に頭部とカメラを保護する。
サイズはM(55~59cm)、L(58~62cm)という2サイズの展開。Mサイズの寸法は左右幅17cm、前後の長さ18.9cm~21.4cm(アジャスターの位置による)、帽体の深さ(パッド無し、こめかみ部分)11cmだ。頭囲56cmの編集部員が実際にMサイズを試着したところ、ジャストサイズだった。ブランドのサイズチャート通りをチョイスしていいはずだ。帽体の形状は楕円型。
ちなみに、ベルのロードハイエンドモデル「GAGE」Mサイズの寸法は、左右幅17cm、前後の長さ(アジャスター調整幅)18.4cm~21.2cm、帽体の深さ10cmとスーパー2Rとほぼ変わりない。「VOLT RL」Mサイズの寸法は左右幅17cm、前後の長さ(アジャスター調整幅)18.4cm~21.2cm、帽体の深さ10cmだ。
カラーはインフレッド、マットブラック、ホワイト、ブラック、マットチタニウム/レッドハイパーという5カラーだ。価格は26,000円(税抜)。
ベル Super 2R
サイズ:M(55~59cm)、L(58~62cm)
ベンチレーションホール:23個
重量:734g(合計)、380g(ヘルメット)、354g(チンガード、いずれも実測値)
安全規格:CPSC、CE EN1078
カラー:インフレッド、マットブラック、ホワイト、マットブラック/ホワイトバイパー、マットチタニウム/レッドハイパー
価格:26,000円(税抜)
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