6月25日、ガーミン・バラクーダを運営するスリップストリームスポーツが日系家電メーカー、シャープが共同スポンサーになったことを発表した。チームは「ガーミン・シャープ」と名前を変え、ツール・ド・フランスに新ジャージで登場する。

ガーミン・バラクーダ(写真はジロ・デ・イタリア2012)ガーミン・バラクーダ(写真はジロ・デ・イタリア2012) photo:kei.Tsujiガーミン・バラクーダの新しい冠スポンサーになるのは日本の総合家電メーカーであるシャープ社。欧州のシャープ社とチームが契約を結び、チームの冠スポンサーとして名前を連ねることになった。ネットワーク通信会社バラクーダもチームへのスポンサードを継続するが、スポンサーの序列と、UCIプロチームのチーム名は2企業名までという規則のため、チームは「ガーミン・シャープ」となる。

シャープは今までにもイギリスのコンチネンタルチームであるラファ・コンドール・シャープにスポンサードしたこと、ツアー・オブ・ブリテンのレーススポンサーとなったことなどでサイクリング界にもお馴染みの存在だ。

自らもアメリカ横断自転車レース"Race Across America"に参戦するなど、熱狂的サイクリストでもある欧州シャープのCEOポール・モリノー氏は言う。「ユニークなテクノロジーと製品で社会に真の豊かさをもたらしてきたシャープは今年創業100年を迎えます。世界でもっとも美しいこのスポーツの、最もエキサイティングなチームのテクノロジー・パートナーになれることを心から喜びます。自転車レースは人の努力と技術との完全な融合を目指すショーケースです。シャープはよりブローバルなブランドになることを目指します。これは世界から注目されるまたとない機会。スリップストリームのエシカル、イノベーションなチーム理念とシャープの目指すものは完全に一致する」。

ジョナサン・ヴォーターズ監督&ゼネラルマネジャーは言う。「シャープは我々の情熱と技術の革新をシェアする。日々レースを闘っている我々のライダーたちを、さらにサポートしてくれる技術をもった新たなパートナーに興奮している」。


新デザインのジャージはツール・ド・フランスが開催されるベルギーで開かれる、28日の記者会見において公開される予定だ。

text:Makoto.AYANO