2012/05/28(月) - 22:28
国内の耐久系MTBレースの頂点に君臨するのがSDA王滝。5月27日に開催された5月大会の100kmクラスは、アメリカから帰国したばかりの池田祐樹が優勝を飾った。
御岳山を頂く長野県王滝村を舞台に開催される「セルフディスカバリーアドベンチャー・イン(SDA)王滝」は、毎年5月と9月の2回に渡って開催される国内長距離MTBの頂点にランク付けされる大会だ。全行程にわたって続くアップダウンとガレたダブルトラックは非常に難易度が高い。
この日はオリンピック選考会となったJ八幡浜インターナショナル クロスカントリーと同日開催となったためエリートライダー他、王者・松本駿はエントリーせず。アメリカのマラソンレースを主戦場とする池田祐樹(TOPEAK・ERGON)、山中真(GT/One on One)たちの走りに注目が集まった。
レースは朝6時に会場となる松原スポーツ公園から先導車にリードされる形でニュートラル走行へ。舗装路を数キロ走った地点からダートの林道へ入ると、ここからレースが始まった。
スタートでペースアップを図ったのは山中真。これには池田祐樹と國井敏夫(Mile Post Racing)が続いた。池田祐樹が最初の上りで積極的にペースメイクをすると、先頭はこの3名となる。強さを見せる池田は20km地点手前で独走体勢に持ち込むと、後続選手の追随を許さなかった。
2位には山中真が浮上し、トップスリーはそれぞれ単独走に。この日は路面コンディションも比較的整っていたため、レースはハイスピードで進行した。
先頭をひた走る池田祐樹はコースの分岐点で転倒。数針を縫うケガを負うがその勢いは衰えなかった。終始トップを走り抜き、4時間42分46秒の大会最速レコードでゴールゲートをくぐった。
2位には山中真が4時間49分35秒、3位は國井敏夫が5時間4分30秒の好タイムで入っている。
優勝した池田祐樹(TOPEAK・ERGON)のコメント
最初の登坂で抜け出し、自分のペースでレースメイクを試みました。勝った今だから言えることですが、アメリカへと1ヶ月半の遠征を行い5週末連続でレースに出場し、このレースの直前に帰国しました。
疲れと体調を崩していたことで不安要素は多くありましたが、コンディションを整えることができ、脚の調子も比較的良く大会に臨めました。途中、脚の攣りや落車によるケガはありましたが、幸いバイクトラブルもなくゴールすることができました。
レース中は5時間切りを目指し、チェックポイントなどでタイムの確認をしつつ走り、結果好タイムに繋げることができました。今回は王者・松本選手が参加していませんでしたが、皆が納得してくれるタイムを出せたことに満足しています。
2位 山中真(GT/One on One)
ずっと今日は一人旅でした。先頭の池田選手がいつかタレるかと思って頑張っていました。けれど気配を感じないままゴールという展開。池田選手が速く、まさに圧巻の走りでした。私自身は去年のタイムを短縮でき、走り自体には満足しています。9月の120kmではこの差を少しでも縮めるよう練習に励みます。
3位 國井敏夫(Mile Post Racing)
途中脚が完全に無くなってしまいリタイアを考えるほどでした。その後体力が復活し、踏みなおしてゴールを目指しました。最後の下りでは落車もありましたが、大きなケガもなくそのままフィニッシュ。トップから離されましたが、自分の力は出しきって走れました。9月の100kmは優勝を狙っていきます。
セルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝 クロスマウンテンバイク100km 総合順位
1位 池田祐樹(TOPEAK・ERGON) 4h42'46"
2位 山中真(GT/One on One) 4h49'35"
3位 國井敏夫(Mile Post Racing) 5h04'30"
4位 毛利元(One on One) 5h13'11"
5位 北山恵一(e-Bridge) 5h16'31"
text:So.Isobe
photo:So.Isobe,Akihiko,Harimoto,powersports
御岳山を頂く長野県王滝村を舞台に開催される「セルフディスカバリーアドベンチャー・イン(SDA)王滝」は、毎年5月と9月の2回に渡って開催される国内長距離MTBの頂点にランク付けされる大会だ。全行程にわたって続くアップダウンとガレたダブルトラックは非常に難易度が高い。
この日はオリンピック選考会となったJ八幡浜インターナショナル クロスカントリーと同日開催となったためエリートライダー他、王者・松本駿はエントリーせず。アメリカのマラソンレースを主戦場とする池田祐樹(TOPEAK・ERGON)、山中真(GT/One on One)たちの走りに注目が集まった。
レースは朝6時に会場となる松原スポーツ公園から先導車にリードされる形でニュートラル走行へ。舗装路を数キロ走った地点からダートの林道へ入ると、ここからレースが始まった。
スタートでペースアップを図ったのは山中真。これには池田祐樹と國井敏夫(Mile Post Racing)が続いた。池田祐樹が最初の上りで積極的にペースメイクをすると、先頭はこの3名となる。強さを見せる池田は20km地点手前で独走体勢に持ち込むと、後続選手の追随を許さなかった。
2位には山中真が浮上し、トップスリーはそれぞれ単独走に。この日は路面コンディションも比較的整っていたため、レースはハイスピードで進行した。
先頭をひた走る池田祐樹はコースの分岐点で転倒。数針を縫うケガを負うがその勢いは衰えなかった。終始トップを走り抜き、4時間42分46秒の大会最速レコードでゴールゲートをくぐった。
2位には山中真が4時間49分35秒、3位は國井敏夫が5時間4分30秒の好タイムで入っている。
優勝した池田祐樹(TOPEAK・ERGON)のコメント
最初の登坂で抜け出し、自分のペースでレースメイクを試みました。勝った今だから言えることですが、アメリカへと1ヶ月半の遠征を行い5週末連続でレースに出場し、このレースの直前に帰国しました。
疲れと体調を崩していたことで不安要素は多くありましたが、コンディションを整えることができ、脚の調子も比較的良く大会に臨めました。途中、脚の攣りや落車によるケガはありましたが、幸いバイクトラブルもなくゴールすることができました。
レース中は5時間切りを目指し、チェックポイントなどでタイムの確認をしつつ走り、結果好タイムに繋げることができました。今回は王者・松本選手が参加していませんでしたが、皆が納得してくれるタイムを出せたことに満足しています。
2位 山中真(GT/One on One)
ずっと今日は一人旅でした。先頭の池田選手がいつかタレるかと思って頑張っていました。けれど気配を感じないままゴールという展開。池田選手が速く、まさに圧巻の走りでした。私自身は去年のタイムを短縮でき、走り自体には満足しています。9月の120kmではこの差を少しでも縮めるよう練習に励みます。
3位 國井敏夫(Mile Post Racing)
途中脚が完全に無くなってしまいリタイアを考えるほどでした。その後体力が復活し、踏みなおしてゴールを目指しました。最後の下りでは落車もありましたが、大きなケガもなくそのままフィニッシュ。トップから離されましたが、自分の力は出しきって走れました。9月の100kmは優勝を狙っていきます。
セルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝 クロスマウンテンバイク100km 総合順位
1位 池田祐樹(TOPEAK・ERGON) 4h42'46"
2位 山中真(GT/One on One) 4h49'35"
3位 國井敏夫(Mile Post Racing) 5h04'30"
4位 毛利元(One on One) 5h13'11"
5位 北山恵一(e-Bridge) 5h16'31"
text:So.Isobe
photo:So.Isobe,Akihiko,Harimoto,powersports
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