2012/04/25(水) - 21:35
4月19〜22日の4日間、アメリカはカリフォルニア州モントレーで開催されたシーオッター・クラシック。ラグナセカサーキットを舞台に、あらゆるジャンルのイベントが続く。そして各ブランドが新製品を展示するエキスポではアメリカのバイクの流行がわかる。
シクロワイアードでは初のレポートとなるシーオッター・クラシック。イベントから気になるプロダクツまで、数回に分けて徹底的にレポートする。
開催22年目。5万人が来場するマンモスイベント
シーオッター・クラシックは今年でじつに22回目の開催。会場となるラグナセカ・サーキットのレクレーショナルエリアには、4日間の会期中に5万人が詰めかけるという全米最大、いや、世界最大規模のマンモスイベントだ。メインスポンサーはフォルクスワーゲンとスラム。そして最寄りに本社を構えるスペシャライズド社の地元でもある。
「シーオッター」とはラッコのこと。近くの海岸には愛嬌たっぷりのラッコたちが海藻の間をプカプカ浮かびながら日向ぼっこする姿が見られる。もちろん大会マスコットもラッコだ。
プロダクツを展示するエキスポには325のベンダーがテント村をつくって自転車やアクセサリーを展示する。
4日間の期間中は、ロードレース、MTBクロスカントリー、デュアルスラローム、ダウンヒル、スピードゲーム、BMXフリースタイル、ダートジャンプ競技など、数えきれないほど多くのあらゆるイベントが各カテゴリーに分けて断続的に開催されている。今年からは新イベントのシクロクロスとダウンヒル・スケートボードが加わり、あらゆるジャンルと層のサイクルスポーツ愛好者が参加する。
サーキット中のスペースで開催されるEXPOは、各自転車ブランドが新製品の展示として、また試乗会も開催。見て・乗って、買って楽しめる。
ビジネスショーではなく、あくまでコンシュマーとしてのサイクリストが中心のエキスポであるため、ベンダーとサイクリストが等身大で話をしてプロダクツを選定する、自由な雰囲気が魅力だ。
昨年は日曜日に設定されたレディースデイは、今年から4日間毎日に拡大。メンテナンスやバイクフィッティング、ニュートリション(栄養学)、MTBクリニックなどに女性サイクリストを招待。連日各ブースでセミナーが行われていた。
会場にはもちろんキッズエリアも用意され、乳幼児からバイクに乗って楽しめる。もしくは、子供が遊べる遊戯スペースも用意され、子供がバイクに乗らなくても両親が自転車を楽しめる環境も完備されている。
会場脇にはキャンプグラウンドも完備。近くには保養地として知られるモントレーやカーメルがあるため、家族連れで訪れて楽しむ姿も多い。イベント規模は年々大きくなっている。今年、出場アスリートは25%増加。比較的新しいイベントのグランフォンド(20・46・96マイル)には1200〜1500人の参加があるという。多くのイベントが当日申し込みによる参加が可能だ。
そして各イベントにはプロクラスが用意され、全米からトップアスリートが招待され、競う。土曜・日曜に決勝やハイライトが設定され、魅せる競技としても華を添える。
EVXPO会場から見渡せる斜面にコースが設定されるデュアルスラロームはもっとも人気のあるイベントだ。そしてシクロクロスはシーズン的には終了後だが、シクロクロス東京にも来日して優勝したベン・ベルデンらも出場。アメリカ独特の盛り上がりで会場を沸かせる。
日本からはプロライダーの小野寺健(スペシャライズド)、池田佑樹(ERGON TOPEAK)、小笠原崇裕(BIKE JOURNAL)が参加。また現地在住ホビーライダーも数人が参加した。
すべてのサイクリストを楽しませる工夫に満ちたシーオッター・クラシック。各レースやEXPOの模様をビデオダイジェストを含むレポートでお届けします。またプロダクツは各ジャンルで気になったものをトレンド解説とともにお届けします。お楽しみに。
text&photo:Makoto.AYANO
シクロワイアードでは初のレポートとなるシーオッター・クラシック。イベントから気になるプロダクツまで、数回に分けて徹底的にレポートする。
開催22年目。5万人が来場するマンモスイベント
シーオッター・クラシックは今年でじつに22回目の開催。会場となるラグナセカ・サーキットのレクレーショナルエリアには、4日間の会期中に5万人が詰めかけるという全米最大、いや、世界最大規模のマンモスイベントだ。メインスポンサーはフォルクスワーゲンとスラム。そして最寄りに本社を構えるスペシャライズド社の地元でもある。
「シーオッター」とはラッコのこと。近くの海岸には愛嬌たっぷりのラッコたちが海藻の間をプカプカ浮かびながら日向ぼっこする姿が見られる。もちろん大会マスコットもラッコだ。
プロダクツを展示するエキスポには325のベンダーがテント村をつくって自転車やアクセサリーを展示する。
4日間の期間中は、ロードレース、MTBクロスカントリー、デュアルスラローム、ダウンヒル、スピードゲーム、BMXフリースタイル、ダートジャンプ競技など、数えきれないほど多くのあらゆるイベントが各カテゴリーに分けて断続的に開催されている。今年からは新イベントのシクロクロスとダウンヒル・スケートボードが加わり、あらゆるジャンルと層のサイクルスポーツ愛好者が参加する。
サーキット中のスペースで開催されるEXPOは、各自転車ブランドが新製品の展示として、また試乗会も開催。見て・乗って、買って楽しめる。
ビジネスショーではなく、あくまでコンシュマーとしてのサイクリストが中心のエキスポであるため、ベンダーとサイクリストが等身大で話をしてプロダクツを選定する、自由な雰囲気が魅力だ。
昨年は日曜日に設定されたレディースデイは、今年から4日間毎日に拡大。メンテナンスやバイクフィッティング、ニュートリション(栄養学)、MTBクリニックなどに女性サイクリストを招待。連日各ブースでセミナーが行われていた。
会場にはもちろんキッズエリアも用意され、乳幼児からバイクに乗って楽しめる。もしくは、子供が遊べる遊戯スペースも用意され、子供がバイクに乗らなくても両親が自転車を楽しめる環境も完備されている。
会場脇にはキャンプグラウンドも完備。近くには保養地として知られるモントレーやカーメルがあるため、家族連れで訪れて楽しむ姿も多い。イベント規模は年々大きくなっている。今年、出場アスリートは25%増加。比較的新しいイベントのグランフォンド(20・46・96マイル)には1200〜1500人の参加があるという。多くのイベントが当日申し込みによる参加が可能だ。
そして各イベントにはプロクラスが用意され、全米からトップアスリートが招待され、競う。土曜・日曜に決勝やハイライトが設定され、魅せる競技としても華を添える。
EVXPO会場から見渡せる斜面にコースが設定されるデュアルスラロームはもっとも人気のあるイベントだ。そしてシクロクロスはシーズン的には終了後だが、シクロクロス東京にも来日して優勝したベン・ベルデンらも出場。アメリカ独特の盛り上がりで会場を沸かせる。
日本からはプロライダーの小野寺健(スペシャライズド)、池田佑樹(ERGON TOPEAK)、小笠原崇裕(BIKE JOURNAL)が参加。また現地在住ホビーライダーも数人が参加した。
すべてのサイクリストを楽しませる工夫に満ちたシーオッター・クラシック。各レースやEXPOの模様をビデオダイジェストを含むレポートでお届けします。またプロダクツは各ジャンルで気になったものをトレンド解説とともにお届けします。お楽しみに。
text&photo:Makoto.AYANO
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