2011/08/10(水) - 03:17
2008年、2009年、そして2010年の世界チャンピオンがBMCレーシングチームに揃う。ツール・ド・フランスでステージ2勝を飾ったトル・フースホフト(ノルウェー)のBMC加入が決定。プレスリリースによると、契約は2014年末までの3年間だ。
ツールでステージ2勝を飾ったトル・フースホフト(ノルウェー、ガーミン・サーヴェロ) photo:Makoto Ayano2010年10月にオーストラリア・メルボルンで開催されたロード世界選手権で優勝し、現在アルカンシェルを着るフースホフトがガーミン・サーヴェロを離れる。先月のツール・ド・フランスでマイヨジョーヌを7日間着用し、ステージ2勝を飾った世界チャンピオンは、アメリカのUCIプロチーム・BMCレーシングチームと3年契約を結んだ。
エヴァンスをツール総合優勝に導いたBMCレーシングチーム photo:Makoto.AYANOチームのジェネラルマネージャーを務めるジム・オショウィッツ氏はプレスリリースの中で「トル(フースホフト)はチームに大きな資質をもたらしてくれる。春のクラシックやグランツールにおいて、彼は欠かせない存在になるだろう。彼の才能や情熱、経験をBMCレーシングチームのファミリーに迎え入れることを光栄に思う」とビッグネームの加入を歓迎する。これにより同チームには2008年のアレッサンドロ・バッラン(イタリア)、2009年のカデル・エヴァンス(オーストラリア)、そして2010年のフースホフトという三代世界チャンピオンが揃うことに。
1978年生まれの33歳フースホフトは、ツールでステージ通算10勝を飾っているスプリンター。2005年と2009年にはマイヨヴェール(ポイント賞ジャージ)を獲得しており、ブエルタ・ア・エスパーニャではステージ3勝&2006年ポイント賞、ジロ・デ・イタリアでもステージ1勝を飾っている。
大集団スプリントで上位に絡む回数は減少したが、ここ数年でスプリンターらしからぬ山岳力を身につけた。今年のツールのステージ2勝はいずれも山岳ステージでの結果だ。
フースホフトはプレスリリースの中で「全てが上手くオーガナイズされたシリアスなチームだと思う。チームに携わる人物全員が何をすべきか理解していて、ライダーを尊重し、ビッグレースに向けた計画が進められている」とチームの印象を語る。
フースホフトがシーズンの目標に掲げるのは、2009年に3位、そして2010年に2位に入っている「北の地獄」パリ〜ルーベだ。「最大の目標、それはパリ〜ルーベで勝つことだ。BMCレーシングチームには手厚くサポートしてくれる選手が揃っている」。
エヴァンスをツール総合優勝に導いたBMCレーシングチームは勢いに乗っている。フィリップ・ジルベール(ベルギー)の獲得にも興味を示すなど、更なるビッグネーム獲得の噂は絶えない。
text:Kei Tsuji


1978年生まれの33歳フースホフトは、ツールでステージ通算10勝を飾っているスプリンター。2005年と2009年にはマイヨヴェール(ポイント賞ジャージ)を獲得しており、ブエルタ・ア・エスパーニャではステージ3勝&2006年ポイント賞、ジロ・デ・イタリアでもステージ1勝を飾っている。
大集団スプリントで上位に絡む回数は減少したが、ここ数年でスプリンターらしからぬ山岳力を身につけた。今年のツールのステージ2勝はいずれも山岳ステージでの結果だ。
フースホフトはプレスリリースの中で「全てが上手くオーガナイズされたシリアスなチームだと思う。チームに携わる人物全員が何をすべきか理解していて、ライダーを尊重し、ビッグレースに向けた計画が進められている」とチームの印象を語る。
フースホフトがシーズンの目標に掲げるのは、2009年に3位、そして2010年に2位に入っている「北の地獄」パリ〜ルーベだ。「最大の目標、それはパリ〜ルーベで勝つことだ。BMCレーシングチームには手厚くサポートしてくれる選手が揃っている」。
エヴァンスをツール総合優勝に導いたBMCレーシングチームは勢いに乗っている。フィリップ・ジルベール(ベルギー)の獲得にも興味を示すなど、更なるビッグネーム獲得の噂は絶えない。
text:Kei Tsuji
Amazon.co.jp