2011/07/20(水) - 21:53
2011年全日本マウンテンバイク選手権大会DHIが7月16日長野県富士見で開催され、男子エリートは清水一輝(AKI FACTORY TEAM)が初めてのエリート参戦で優勝、女子はケガを押して走った末政美緒(FUNFANCY/INTENSE)が大会12連覇を達成した。
第24回全日本マウンテンバイク選手権大会DHIは、昨年のチャンプ安達靖(Team Ikuzawa)が引退し、ディフェンディングチャンピオンが不在。さらに前回Jシリーズ第1戦富士見で優勝した井本はじめ(Team Transition Racing/小川輪業/NINJYA TV)が怪我で欠場という本命を欠く中でスタートした。
金曜のタイムドセッションは清水一輝(AKI FACTORY TEAM)が転倒で足を怪我するというアクシデント。土曜予選は青木卓也(TEAM GIANT)が3:42.510でトップ、井手川直樹(Devinci/SUNSPI.com)・小山 航(BANSHEE)・清水と続いた。予選上位者に聞くとコースは砂が浮くドライコンディションで、日が照りすぎてラインが見えないとのこと。
決勝では、上位に入ると思われた永田隼也(A&F/ROCKY MOUNTAIN)が転倒、4番手スタートの清水が3:38.291と予選から5秒を縮めトップタイムを叩き出す。小山・井手川・青木の3人もタイムを伸ばせず、清水がシニアエリート初参戦初優勝という快挙を成し遂げた。
清水一輝(AKI FACTORY TEAM)のコメント
「今回は同い年の井本選手が怪我で出られない分、気合い入れて走って結果が出て良かったです。アメリカ遠征で同い年の子とも紙一重・ギリギリの走りができ、日本にその感覚を持ち込んで結果が出ました。」
女子は末政美緒(FUNFANCY/INTENSE)が左肩の怪我が完治せず、まともに走れない状態ながら、2位の中村美佳(MSC / 福井和泉 MTB PARK)を6秒という僅差で破り12連覇を成し遂げた。
末政美緒(FUNFANCY/INTENSE)
「今までにあまり怪我の経験も無かったので、こういうこともあるのだなと思い焦らず集中して走りました。左肩の様子はまだ分からなくて、方向性を見て全日本は出るようにしました。全日本の連覇を途絶えさせられないというのが、自分の中では大きかったです。こういう出来事が人間を大きくさせるとプラスに考えて、まず怪我を直すようにします」
DHI表彰後は安達靖の引退式があり、チームオーナーの生沢徹からチームの思い出話や関係者のエピソードが語られた。最強のライバルだった内嶋亮とのビールかけを楽しんだ安達は、今後はポルシェのチューナーとして、また内嶋とレース復帰したいと語ってくれた。
全日本選手権2011 DHIシニアエリート
1位 清水 一輝(AKI FACTORY TEAM) 3:38.291
2位 井手川 直樹(Devinci/SUNSPI.com)+0.988
3位 青木 卓也(TEAM GIANT)+1.207
4位 和田 良平(RINGOROAD.com)+2.160
5位 小山 航(BANSHEE)+2.960
6位 黒沢 大介(Team GT/FUST)+3.711
7位 九島 賛汰(KHS/重力技研)+6.381
8位 金子 真吾(TRANSITION)+6.529
9位 浅野 善亮(HottSpin/KSR)+7.300
10位 栗瀬 裕太(team mongoose)+7.697
DHI女子
1位 末政 実緒(FUNFANCY/INTENSE)4:14.671
2位 中村 美佳(MSC / 福井和泉 MTB PARK)+5.844
3位 中川 弘佳(RINGO ROAD)+9.745
DHIジュニア
1位 九島 勇気(KHS/重力技研)3:50.701
2位 秋吉 圭(ナカザワジム)+6.400
3位 倉林 快明(MonsterRiders セオ)+23.135
DHIマスター
1位 三山 孝幸(Team・FRS)3:58.075
2位 白井 了史(Team MARSH)+0.947
3位 館 正訓(body architect)+3.336
text&photo:Akihiro.NAKAO
第24回全日本マウンテンバイク選手権大会DHIは、昨年のチャンプ安達靖(Team Ikuzawa)が引退し、ディフェンディングチャンピオンが不在。さらに前回Jシリーズ第1戦富士見で優勝した井本はじめ(Team Transition Racing/小川輪業/NINJYA TV)が怪我で欠場という本命を欠く中でスタートした。
金曜のタイムドセッションは清水一輝(AKI FACTORY TEAM)が転倒で足を怪我するというアクシデント。土曜予選は青木卓也(TEAM GIANT)が3:42.510でトップ、井手川直樹(Devinci/SUNSPI.com)・小山 航(BANSHEE)・清水と続いた。予選上位者に聞くとコースは砂が浮くドライコンディションで、日が照りすぎてラインが見えないとのこと。
決勝では、上位に入ると思われた永田隼也(A&F/ROCKY MOUNTAIN)が転倒、4番手スタートの清水が3:38.291と予選から5秒を縮めトップタイムを叩き出す。小山・井手川・青木の3人もタイムを伸ばせず、清水がシニアエリート初参戦初優勝という快挙を成し遂げた。
清水一輝(AKI FACTORY TEAM)のコメント
「今回は同い年の井本選手が怪我で出られない分、気合い入れて走って結果が出て良かったです。アメリカ遠征で同い年の子とも紙一重・ギリギリの走りができ、日本にその感覚を持ち込んで結果が出ました。」
女子は末政美緒(FUNFANCY/INTENSE)が左肩の怪我が完治せず、まともに走れない状態ながら、2位の中村美佳(MSC / 福井和泉 MTB PARK)を6秒という僅差で破り12連覇を成し遂げた。
末政美緒(FUNFANCY/INTENSE)
「今までにあまり怪我の経験も無かったので、こういうこともあるのだなと思い焦らず集中して走りました。左肩の様子はまだ分からなくて、方向性を見て全日本は出るようにしました。全日本の連覇を途絶えさせられないというのが、自分の中では大きかったです。こういう出来事が人間を大きくさせるとプラスに考えて、まず怪我を直すようにします」
DHI表彰後は安達靖の引退式があり、チームオーナーの生沢徹からチームの思い出話や関係者のエピソードが語られた。最強のライバルだった内嶋亮とのビールかけを楽しんだ安達は、今後はポルシェのチューナーとして、また内嶋とレース復帰したいと語ってくれた。
全日本選手権2011 DHIシニアエリート
1位 清水 一輝(AKI FACTORY TEAM) 3:38.291
2位 井手川 直樹(Devinci/SUNSPI.com)+0.988
3位 青木 卓也(TEAM GIANT)+1.207
4位 和田 良平(RINGOROAD.com)+2.160
5位 小山 航(BANSHEE)+2.960
6位 黒沢 大介(Team GT/FUST)+3.711
7位 九島 賛汰(KHS/重力技研)+6.381
8位 金子 真吾(TRANSITION)+6.529
9位 浅野 善亮(HottSpin/KSR)+7.300
10位 栗瀬 裕太(team mongoose)+7.697
DHI女子
1位 末政 実緒(FUNFANCY/INTENSE)4:14.671
2位 中村 美佳(MSC / 福井和泉 MTB PARK)+5.844
3位 中川 弘佳(RINGO ROAD)+9.745
DHIジュニア
1位 九島 勇気(KHS/重力技研)3:50.701
2位 秋吉 圭(ナカザワジム)+6.400
3位 倉林 快明(MonsterRiders セオ)+23.135
DHIマスター
1位 三山 孝幸(Team・FRS)3:58.075
2位 白井 了史(Team MARSH)+0.947
3位 館 正訓(body architect)+3.336
text&photo:Akihiro.NAKAO
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