2011年3月20日、フランスデ開催されたショレ・ペイドロワール(UCI1.1)で、終盤に新城幸也(ユーロップカー)がアタック。吸収後に飛び出したチームメイトのトマ・ヴォクレール(フランス)が勝利を飾った。

ユキヤ手作りの喪章をつけるユーロップカーユキヤ手作りの喪章をつけるユーロップカー photo:TEAM YUKIYAユキヤはラスト20km地点でアタックを仕掛け、ピーター・ヤコブ(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン)と2人でエスケープ。ラスト3km地点でメイン集団に吸収されると、UCIヨーロッパツアーリーダージャージを着るヴォクレールがカウンターアタックを仕掛け、独走に持ち込んで勝利した。

以下はチーム幸也のプレスリリースより。

胸に喪章をつけるトマ・ヴォクレール(フランス、ユーロップカー)が優勝胸に喪章をつけるトマ・ヴォクレール(フランス、ユーロップカー)が優勝 photo:TEAM YUKIYAこの日、新城が手作りした喪章をユーロップカーの出場メンバー全員がつけて走った。日本の地震被災者方に追悼の意を表し、優勝したトマの胸にも喪章が。この優勝でいまだ不便な生活を続けている日本に勇気を与える優勝となりました。

「チームのみんなが日本を心配し、会場ではたくさんの人が日本は大丈夫?家族は大丈夫か?と声をかけてくれる。そんなみんなの思いを背負って、トマが優勝してくれたと思う。僕たちの『頑張れ日本』の気持ちが形になったんだ。やっぱりトマだ!自分も調子が良いので、次のレースも全開で頑張りますよ!だから、皆さんも頑張ってください(新城幸也)」 
 
新城の次のレースは 3月27日(日)のヘント〜ウェベルヘム。今後ともご支援、ご支持のほどよろしくお願いいたします。

ショレ・ペイドロワール2011結果
1位 トマ・ヴォクレール(フランス、ユーロップカー)          4h49'36"
2位 トニー・ギャロパン(フランス、コフィディス)
3位 バンジャマン・ジロー(フランス、VCラポムマルセイユ)
4位 マチュー・ドリュジョン(フランス、ビッグマット・オベール93)
5位 ステファヌ・プーリース(フランス、ソール・ソジャサン)
6位 ヤメス・ファンランドスホート(ベルギー、ベランダス・ヴィレムス)
7位 ジャンリュック・デルペッシュ(フランス、ブルターニュ・シュレー)
8位 エゴイス・ガルシア(スペイン、カハルーラル)
9位 ファビアン・バケ(フランス、ビッグマット・オベール93)
10位 ロメン・アルディ(フランス、ブルターニュ・シュレー)
54位 新城幸也(日本、ユーロップカー)
97位 土井雪広(日本、スキル・シマノ)                 5'49"

text:TEAM YUKIYA assistant Miwa Iijima