9月12日に行われた第13回クリテリウムin舞洲。年に2回、春と秋に行われる「舞州クリテ」として関西のロードレースファンにはお馴染みの存在だ。JCF登録レースは初出場の辻善光(宇都宮ブリッツェン)が優勝。BR-1は小石祐馬(masahikomifune.com)が逃げ切りで勝利を掴んだ。

快晴の舞州快晴の舞州 photo:Akihiro Nakao大阪市の湾岸部に位置する舞州スポーツアイランドで、年2回行われる舞州クリテリウム。広い平らな敷地に設置された880メートルのオーバルコースで行われる。コース全体を見渡せるので、選手の展開・表情・駆け引き等を見る事ができ、ロードレース観戦入門としても楽しめる。

レース当日は天候が崩れる予報が外れ快晴。日中は蒸し暑く、前週の加東ロードと同じく走る方にとっても観る方にとっても厳しいレースとなった。

JCF登録エリート優勝・辻善光(宇都宮ブリッツェン)JCF登録エリート優勝・辻善光(宇都宮ブリッツェン) photo:Akihiro NakaoJCF登録レース
実業団レースとJCF登録レースにダブルエントリー出来るのが舞州の魅力の一つ。JCF登録エリートには、辻善光(宇都宮ブリッツェン)が初出場した。

20周のレースはディラン・クーパー(TEAM☆ルパン・ttm)が終始逃げる積極的に動きを見せたが、最終周回のバックストレートで一気に辻が加速。大集団がホームストレートでディランを飲み込み、辻がゴールスプリントで余裕の勝利を飾った。


BR-1優勝 小石祐馬(masahikomifune.com CyclingTeam)BR-1優勝 小石祐馬(masahikomifune.com CyclingTeam) photo:Akihiro NakaoFR・ER・BR-1
FRは強豪選手がいないため、常に8人の集団でポイント争いを行い、ゴールスプリントで堀記理子(クラブシルベスト)が優勝。

ERは「亡くなったチームの先輩の為に勝ちたかった」福田透(ナカガワAS.K'デザイン)が、渾身のスプリントで優勝。

35周回のBR-1は序盤の散発的な逃げから、JCF登録レースでディランと共に逃げた岡崎陽介(トラクターRC)が中盤にかけて逃げ続ける。

残り10周あたりから小山幸次(MUUR ZERO)と小石が抜け出し、小石が単独で逃げ始める。最終周に小石を追うべく集団はバックストレートでペースを上げたが、あと一歩届かず。小石が逃げ切りを決めて優勝した。

FR優勝・堀記理子(クラブシルベスト)FR優勝・堀記理子(クラブシルベスト) photo:Akihiro NakaoER優勝・福田透(ナカガワAS.Kデザイン)ER優勝・福田透(ナカガワAS.Kデザイン) photo:Akihiro Nakao

レースの模様はフォトギャラリーにて!

第13回クリテリウムin舞洲2010結果
BR-1
1位 小石祐馬(masahikomifune.com CyclingTeam)0:44:20
2位 辻貴光(CIERVO NARA PROCYCLINGTEAM)+00:02
3位 西山知宏(Tacurino.net)+00:02
4位 野口忍(TEAM☆ルパン・ttm)+00:02
5位 太田貴明(ストラーダレーシング)+00:02
6位 佐藤信哉(PArabolaイワイシーガル)+00:03

ER
1位 福田透(ナカガワAS.Kデザイン)0:40:30
2位 姫野正(志 まつしまROSE Citta’)+00:00
3位 塩貝哲夫(ナカガワAS.K'デザイン)+00:00

FR
1位 堀記理子(クラブシルベスト)0:36:51
2位 坂口聖香(TEAM POLPO)+00:00
3位 釜下裕子(Sakatani Racing)+00:00

JCF登録エリート
1位 辻善光(宇都宮ブリッツェン)0:23:59
2位 服部健一(GRUPPO ACQUA TAMA)+00:00
3位 伊藤高明(Sakatani Racing)+00:00

JCF登録U23
1位 水間健(TEAMスクアドラ)0:24:01
2位 末松亮平(追手門学院大学)+00:02

JCF登録ジュニア
1位 中武三四郎(城東工科高校)0:25:32
2位 友松昭勝(城東工科高校)+00:22
3位 間瀬勇毅(堺市立堺高等学校)+00:22

JCF登録マスター
1位 松井久(チーム ペダル)0:25:24
2位 布施啓富(クラブシルベスト)+00:01
3位 山本浩史(チーム ペダル)+00:01

text&photo:Akihiro Nakao

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