イタリア・ミラノ発のアイウェアブランドであるアルバオプティクスから調光レンズの新作「VZUM F-LENS FIR」が新たにラインアップされた。全天候対応の調光レンズを編集部員がインプレッションしていく。



新型調光レンズ「VZUM F-LENS FIR」を搭載したアルバオプティクス JUMBO photo:Naoki Yasuoka

東京ライフが取り扱うイタリア・ミラノ発の新鋭のアイウェアブランド、ALBA OPTICS(アルバオプティクス)。1980~90年代のレースシーンで使われていたレトロなサングラスをモチーフに現代的な解釈を加えたデザインの「DELTA」や「JUMBO」など個性的なアイウェアをラインアップしている。

今回リリースされたのは、DELTAやJUMBOのスペアレンズとして登場した新型調光レンズ「VZUM F-LENS FIR」。F-LENS FIRは、紫外線量に応じてレンズの濃度が変化する調光機能が備わった、レッドミラーコートレンズだ。

新型調光レンズ「VZUM F-LENS FIR」は赤いミラーコートが施されている photo:Naoki Yasuoka

サンプルはJUMBO仕様の「VZUM F-LENS FIR」で、ジャンボジェット機に由来するモデル名が示すとおり、翼のような流線型のテンプルデザインが一際特徴的なJUMBO。フレームレスデザインと球面レンズによって、広く歪みの少ないクリアな視界を実現した一着だ。

調光機能としては可視光透過率が14%から64%まで幅広く変化するため、様々な状況に対応できる懐の深さを備えている。更に、紫外線透過率1.0%以下を誇るUV400カット機能と16%のブルーライト透過率を備え、有害な光線から目をしっかりと保護してくれる。

センターベンチレーションが備わり、換気性も高い photo:Naoki Yasuoka

レンズ素材には、耐衝撃性と軽量性に優れたポリカーボネートを採用している。また、中央のエアインテークが空気の流れを生み出し、アクティビティ時のレンズの曇りを防ぐ設計だ。レンズ単体の価格は20,900円(税込)、今回のサンプルの組み合わせではフレームとセットで価格は41,900円(税込)。取り扱いは東京ライフだ。

それでは、編集部インプレッションに移っていこう。



―編集部インプレッション

新型調光レンズ「VZUM F-LENS FIR」のインプレッションを担当するのはCW編集部員の高木 photo:Naoki Yasuoka

アルバオプティクス JUMBO用の新型調光レンズ「VZUM F-LENS FIR」のインプレッションを担当するのはCW編集部員の高木。アルバオプティクスのアイウェアは、これまでJUMBOやDELTAなど多くのモデルを使用してきたが、総じてアジアンフィットでかけ心地は抜群。

前回のJUMBOのインプレッションでは調光のグリーンミラーレンズ「VZUM JF-LENS BTL」とパープル系ミラーレンズ「VZUM ML PLASMA」を使用したが、コントラストを高めてくれるレンズで気に入っていた。

新カラーとなるVZUM JF-LENS FIRは、屋内や日陰では薄いレッドミラーとなっている。そこまで反射率は高くなく、クリアレンズに近い状態で、外から見てもレンズを通して目元の様子も窺うことができる。

路面の凹凸や周りの状況を捉えやすい photo:Naoki Yasuoka

早速、アイウェアを掛けてみるとうっすらと青みがかった視界が広がる。紫外線を受けていない、レンズが最もクリアな状態でもうっすらと青色の視界になり、路面の凹凸や周りの状況を捉えやすく、鮮明さを向上しているように感じる。

一方、日中の屋外に出て紫外線を受けると色は全体的に濃くなり、レッドミラーの反射効果も強くなる。外側からだとレンズの内側(目元)も見えづらくなるくらいしっかりと暗くなる。日差しの強い真夏のライドで試したが、直射日光を遮りながらシャープな印象。丁度良い明るさに自然と調整されており、眼を眩しさから守ってくれた。レンズカラーは紫外線による変化前、つまり暗い場所ではクリア(可視光線透過率64%)で、光を浴びるにつれてレッドミラー(可視光線透過率14%)へと変わっていく。

日差しの強い真夏のライドで試したが、丁度良い明るさの視界でライドできる photo:Naoki Yasuoka

明るい時間帯から、夕方、そして夜にかけてライドしてみたが、レンズの色はしっかりと薄くなっていき、クリアレンズのような視界で走りやすい。最近はヘッドライトが明るい車が多いが、眩しく感じにくく、夜の街中でも走りやすかった。

JUMBOのレンズにはセンターベンチレーションが備わり、換気能力に優れている。湿度が高く、蒸し暑い日本の夏では、信号待ちや低速時、ヒルクライム時にレンズが曇ってしまうアイウェアが多い。しかし、JUMBOは蒸し暑いライドでもレンズが曇ることはなく、一度も外さず走り続けられた。

スプリントやエアロポジションなどの深い前傾姿勢でも、JUMBOはフレームの上部と下部のフレームがないため、邪魔するものがなく視界が広い photo:Naoki Yasuoka

スプリントやエアロポジションなどの深い前傾姿勢となっても、上部と下部のフレームがないJUMBOは、邪魔するものなく視界が広い。視界の広さはライド中の安全度にも寄与してくれるだろう。高さが6cmで、幅が13.7cmと大きめのレンズは、砂埃や飛び石などが目にあたるリスクを最小限に抑えてくれる。

新型調光レンズ「VZUM F-LENS FIR」は日の出前の暗い時間帯にライドを開始し、日差しが降り注ぐ日中を走る週末サイクリストやあらゆる環境下でトレーニングに励むレーサー、朝や夜に自転車で通勤通学する方におすすめできる調光レンズだ。



アルバオプティクス 調光レンズ「VZUM F-LENS FIR」(JUMBO専用)
素材:ポリカーボネート
原産国:イタリア
重量:17g
高さ:6cm
幅:13.7cm
価格:20,900円(税込、レンズ単体)
   41,900円(税込、フレームとレンズセット)

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