ウィンスペースが、タイムトライアルおよびトライアスロン向けの新型フラッグシップ「TT5」を発表した。UCIルールに準拠したフレーム設計を採用し、空力性能と剛性、そしてフィッティング性を両立させたモデルだ。



ウィンスペース TT5 (c)ウィンスペース

設計から解析、製造までを自社完結で手がける体制を、中国・厦門の拠点に置くのがウィンスペースだ。国内ではスパークルおおいたへの機材供給を通じてレースの現場で鍛えられてきたほか、海外でも女子チームを介してツール・ド・フランス・ファムに参戦するなど、活動の舞台を着実に広げている。

ウィンスペースはこれまで、エアロロードやオールラウンドモデルを軸にラインアップを広げてきたブランドだが、TT5はその中でも純粋にタイムトライアル競技へ照準を絞った専用設計のモデルとなる。ロードバイクの開発で積み重ねてきた空力ノウハウをTT専用のUCIルールのプラットフォームへ落とし込み、しろさとTTのようなローカルレースからUCIレース、トライアスロンまでカバーできる一台となっている。

エアロを意識したダウンチューブ (c)ウィンスペース
完成車にはバトンホールがアセンブルされる (c)ウィンスペース



フレームは各チューブの前面投影面積を抑え込むことで高速域での巡航性能を高めている。フロントフォークも専用設計とし、フロント周りの気流を乱れなく後方へ流すことで空力効率を追求した。ダウンチューブのヘッド側は細く、ボトルが搭載される部分は太く作り分け、エアロと剛性を両立。チェーンステーを短く設計しており、踏み込んだ際の反応性とパワー伝達効率を高めている。

フィッティング面では、コックピットにパッド高、リーチ、角度を細かく調整できるエアロバーを採用。サドル側もスライド式レールによって細かい前後位置調整が可能となっている。フレームサイズもXXSからXLまで6段階で用意しており、ライダーの体型に合わせたポジションに設定しやすいはずだ。

細かく調整できるエアロバーが備えられる (c)ウィンスペース

エアロとフィット性を高めたシートポスト (c)ウィンスペース

完成車のコンポーネントは、L-TWOOのERXによる電動変速(フロント2速×リア12速)を基本としながら、クランクとカセットにはシマノ105 FC-R7100(50-34T)とCS-R7101(11-34T)、ブレーキにはシマノ105グレードの油圧ディスクを組み合わせている。ホイールはKronosのトライスポーク(フロント)とディスクホイール(リア)の組み合わせで、タイヤにはミシュラン POWER CUPの700×28Cを採用した。



ウィンスペース TT5
フレーム:T700+T800 カーボン
フォーク:T700+T800 カーボン
サイズ:XXS、XS、S、M、L、XL
コンポーネント:L-TWOO ERX 電動変速(2×12速)
クランク:Shimano 105 FC-R7100(50-34T)
スプロケット:Shimano 105 CS-R7101(11-34T)
ブレーキ:SHIMANO 7120 油圧ディスクブレーキ
ホイール:Kronos トライスポーク/ディスクホイール
タイヤ:Michelin POWER CUP 700×28C
ハンドル:カーボンベースバー+TTエクステンションバー
サドル:SELLE ITALIA SLR
シートポスト:専用エアロシートポスト
ボトムブラケット:T47(68mm・外装式)
完成車重量:約9.65kg(Mサイズ・ペダルなし)
価格:フレームセット528,000円(税込)/L-TWOO ERX完成車898,000円(税込)

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