全5日間のツアー・オブ・スロベニアでレッドブル・ボーラ・ハンスグローエが4勝。2日連続勝利を決めたフロリアン・リポヴィッツ(ドイツ)が総合優勝に輝き、ツール・ド・フランスに向けて好調ぶりを示した。
人口約200万の小国にもかかわらず、タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツXRG)やプリモシュ・ログリッチ(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)など世界トップ選手を輩出しているスロベニア。その国最大のステージレースであるツアー・オブ・スロベニア(UCI2.Pro)が、6月17日から21日まで全5ステージで争われた。

第1ステージ勝者:ローレンス・ピシー(ニュージーランド、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) photo:CorVos
ツール・ド・スイスやバロワーズ・ベルギーツアーと同じく、ツール・ド・フランスの前哨戦に位置づけられる本大会。5日間の大半は丘陵ステージだが、第4ステージには最後に超級山岳が設定されているため、ツールで総合上位を目指すフロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)が出場した。
大会初日は平坦ステージで争われ、逃げを捉えたメイン集団ではレッドブル・ボーラ・ハンスグローエが前方に選手を集めた。しかし最終ストレートに入ると、レッドブルのトレインが崩れてしまう。それでもアルネ・マーリッツ(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)がエーススプリンターのローレンス・ピシー(ニュージーランド)を引き連れ先頭へ。マーリッツの強烈なリードアウトはライバルたちを引き離し、ピシーが先着。マーリッツとのワンツーフィニッシュを決めた。

第2ステージ勝者:ドゥシャン・ラヨビッチ(セルビア、ソリューションテックNIPPOラーリ) photo:Tour of Slovenia
2日目も集団スプリントが予想された平坦ステージ。5名の逃げグループが先行し、それを追うプロトンでは残り30km地点で落車が発生した。エデュアルド・プラデス(スペイン、カハルラル・セグロスRGA)が右脛骨を骨折するなど重傷を負い、レースは一時ニュートラルに。その後レースは再開され、逃げを捉えたプロトンはこの日もレッドブルが先導する。しかし最終ストレートを前にトレインは崩れ、今季5勝と好調のドゥシャン・ラヨビッチ(セルビア、ソリューションテックNIPPOラーリ)がピシーを退け勝利した。
大会3日目もレッドブルの牽引で集団スプリントに突入した。前日の反省を活かすように、レッドブルは終盤にマティア・カッタネオ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)を集団から飛び出す。これをライバルチームに引き戻させると、最後はピシーがスプリントを決め、今大会2勝目を挙げた。

第3ステージ勝者:ローレンス・ピシー(ニュージーランド、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) photo:Tour of Slovenia

第4ステージ勝者:フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) photo:Tour of Slovenia
4日目はラストに超級山岳を登るクイーンステージ。プロトンはその最終山岳で逃げを捉え、リポヴィッツがチームメイトであるジュリオ・ペリツァーリ(イタリア)と共にアタックする。そこに唯一、20歳のスロベニア王者であるヤコブ・オムルゼル(バーレーン・ヴィクトリアス)が追従。しかしリポヴィッツはオムルゼル、そしてペリツァーリを頂上までに引き離した。
下りでペリツァーリがリポヴィッツに追いつき、2名はそのままフィニッシュへ。大会初日に続く今大会2度目のワンツーフィニッシュで、レッドブルが今大会3勝目をマークした。
大会最終日である5日目も、勝ったのはリポヴィッツだった。ラスト10km地点でアタックしたリポヴィッツは精鋭集団を飛び出し、独走を開始。追走集団でピシーがアタックを潰し、リポヴィッツが24秒差をつけてフィニッシュした。さらに追走集団のスプリントではピシーが先着したため、レッドブルは2日連続のワンツーフィニッシュを決めた。

第5ステージ勝者:フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) photo:Tour of Slovenia

区間2勝で総合優勝を飾ったフロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) photo:Tour of Slovenia
2日連続勝利で総合優勝を決めたリポヴィッツ。「チームとして素晴らしい1週間だった。大会を通して僕らは強さを示し、チームが積み重ねてきたハードワークがこうして結果に繋がって本当に嬉しい」と、リポヴィッツは喜んだ。
いまだメンバーの正式発表はされていないが、リポヴィッツはレムコ・エヴェネプール(ベルギー)とダブルエースとしてツールに出場予定だ。
人口約200万の小国にもかかわらず、タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツXRG)やプリモシュ・ログリッチ(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)など世界トップ選手を輩出しているスロベニア。その国最大のステージレースであるツアー・オブ・スロベニア(UCI2.Pro)が、6月17日から21日まで全5ステージで争われた。

ツール・ド・スイスやバロワーズ・ベルギーツアーと同じく、ツール・ド・フランスの前哨戦に位置づけられる本大会。5日間の大半は丘陵ステージだが、第4ステージには最後に超級山岳が設定されているため、ツールで総合上位を目指すフロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)が出場した。
大会初日は平坦ステージで争われ、逃げを捉えたメイン集団ではレッドブル・ボーラ・ハンスグローエが前方に選手を集めた。しかし最終ストレートに入ると、レッドブルのトレインが崩れてしまう。それでもアルネ・マーリッツ(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)がエーススプリンターのローレンス・ピシー(ニュージーランド)を引き連れ先頭へ。マーリッツの強烈なリードアウトはライバルたちを引き離し、ピシーが先着。マーリッツとのワンツーフィニッシュを決めた。

2日目も集団スプリントが予想された平坦ステージ。5名の逃げグループが先行し、それを追うプロトンでは残り30km地点で落車が発生した。エデュアルド・プラデス(スペイン、カハルラル・セグロスRGA)が右脛骨を骨折するなど重傷を負い、レースは一時ニュートラルに。その後レースは再開され、逃げを捉えたプロトンはこの日もレッドブルが先導する。しかし最終ストレートを前にトレインは崩れ、今季5勝と好調のドゥシャン・ラヨビッチ(セルビア、ソリューションテックNIPPOラーリ)がピシーを退け勝利した。
大会3日目もレッドブルの牽引で集団スプリントに突入した。前日の反省を活かすように、レッドブルは終盤にマティア・カッタネオ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)を集団から飛び出す。これをライバルチームに引き戻させると、最後はピシーがスプリントを決め、今大会2勝目を挙げた。


4日目はラストに超級山岳を登るクイーンステージ。プロトンはその最終山岳で逃げを捉え、リポヴィッツがチームメイトであるジュリオ・ペリツァーリ(イタリア)と共にアタックする。そこに唯一、20歳のスロベニア王者であるヤコブ・オムルゼル(バーレーン・ヴィクトリアス)が追従。しかしリポヴィッツはオムルゼル、そしてペリツァーリを頂上までに引き離した。
下りでペリツァーリがリポヴィッツに追いつき、2名はそのままフィニッシュへ。大会初日に続く今大会2度目のワンツーフィニッシュで、レッドブルが今大会3勝目をマークした。
大会最終日である5日目も、勝ったのはリポヴィッツだった。ラスト10km地点でアタックしたリポヴィッツは精鋭集団を飛び出し、独走を開始。追走集団でピシーがアタックを潰し、リポヴィッツが24秒差をつけてフィニッシュした。さらに追走集団のスプリントではピシーが先着したため、レッドブルは2日連続のワンツーフィニッシュを決めた。


2日連続勝利で総合優勝を決めたリポヴィッツ。「チームとして素晴らしい1週間だった。大会を通して僕らは強さを示し、チームが積み重ねてきたハードワークがこうして結果に繋がって本当に嬉しい」と、リポヴィッツは喜んだ。
いまだメンバーの正式発表はされていないが、リポヴィッツはレムコ・エヴェネプール(ベルギー)とダブルエースとしてツールに出場予定だ。
ツアー・オブ・スロベニア2026
| 第1ステージ | ||
| 1位 | ローレンス・ピシー(ニュージーランド、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | 3:14:10 |
| 2位 | アルネ・マーリッツ(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | |
| 3位 | エドアルド・ザンバニーニ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
| 第2ステージ | ||
| 1位 | ドゥシャン・ラヨビッチ(セルビア、ソリューションテックNIPPOラーリ) | 4:20:49 |
| 2位 | ローレンス・ピシー(ニュージーランド、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | |
| 3位 | ニキフォロス・アルヴァニトゥ(ギリシャ、ユナイテッドシッピング) | |
| 第3ステージ | ||
| 1位 | ローレンス・ピシー(ニュージーランド、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | 3:27:20 |
| 2位 | イバン・コーボ(スペイン、エキポ・ケルンファルマ) | |
| 3位 | ステファノ・オルダーニ(イタリア、カハルラル・セグロスRGA) | |
| 第4ステージ | ||
| 1位 | フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | 4:40:29 |
| 2位 | ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | |
| 3位 | ヤコブ・オムルゼル(スロベニア、バーレーン・ヴィクトリアス) | +1:26 |
| 第5ステージ | ||
| 1位 | フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | 4:03:16 |
| 2位 | ローレンス・ピシー(ニュージーランド、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +0:24 |
| 3位 | アレッサンドロ・ファンチェル(イタリア、MBHバンクCSBテレコムフォート) |
個人総合成績
| 1位 | フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | 19:45:44 |
| 2位 | ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +0:42 |
| 3位 | ヤコブ・オムルゼル(スロベニア、バーレーン・ヴィクトリアス) | +2:06 |
その他の特別賞
| ポイント賞 | ローレンス・ピシー(ニュージーランド、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) |
| 山岳賞 | フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) |
| ヤングライダー賞 | ヤコブ・オムルゼル(スロベニア、バーレーン・ヴィクトリアス) |
| チーム総合成績 | レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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