日本のヘルメットブランドであるカブトが手掛けるアイウェア「FA2」。調光レンズを採用し、軽量かつ快適なアイウェアを編集部員の高木がインプレッションしていく。

カブト FA2(クリスタルクリアフレーム/NXTローズクリア調光) photo:Michinari TAKAGI
日本人の頭部形状にフィットするヘルメットづくりで高い評価を得るカブト。ヘルメットだけでなくアイウェアも手掛け、頭部を守るプロテクションアイテムをフルカーボンソールする。
今回紹介する「FA2」は、同社のアイウェアの中でも軽量モデルに位置づけられる一着だ。ハーフリムフレームに大型一眼レンズを搭載し、軽さと視界の広さ、そして高い保護性能を兼ね備えた。

NXT素材はポリカーボネートを超える軽量さ、耐衝撃性、耐久性を有する photo:Michinari TAKAGI

昼夜を通して使用可能な調光性能を持つNXT調光レンズ photo:Michinari TAKAGI
アイウェアの要となるレンズにはNXT調光レンズを採用。昼夜を通して使用可能な調光性能と、歪みや劣化の少ないハイクオリティな光学特性を両立する高性能なレンズが奢られている。
クリアな視界をもたらす光学特性だけでなく、優れたプロテクション性能も実現。NXT素材は超軽量防弾プロテクター開発プロジェクトをルーツとしており、ポリカーボネートを超える軽量さ、耐衝撃性、耐久性を有していることが特徴だ。
この性質を活かして強度基準を十分にクリアしながら、従来比でレンズ厚を大幅に削減することで軽量化を果たした。さらに、レンズ内面には映り込みや眩しさを抑える乱反射防止コートを採用する。
FA2には、NXT調光レンズの中でも可視光線透過率の変化幅が最も広いレンズを採用。可視光線透過率が80%~10%まで幅広く変化するNXTローズクリア調光レンズとNXTシルバークリア調光レンズを搭載する。調光剤をレンズ原料に混ぜて成型するため、従来のコーティングタイプ調光レンズに比べて、調光性能の耐久性に優れていることもメリットの一つだ。

アジア人にフィットする円柱型のシリンドリカルワイドレンズを採用 photo:Michinari TAKAGI
日本人を含むアジア人の顔にフィットしやすいように設計された円柱型のシリンドリカルワイドレンズを採用。レンズのサイズも縦60mm、横143mmとワイドであり、広大な視界を提供する。
レンズとフレームは特殊材料を用いて接着することで高い耐久性と軽量化を実現。NXT薄型レンズには適度な弾性を持たせることにより、軽量性を維持しながらあらゆるライドシーンに適した装着感を実現している。

テンプルは可能な限り無駄を削いだ細身のデザインを採用 photo:Michinari TAKAGI

テンプルには凹凸があるシリコングリッパーを搭載 photo:Michinari TAKAGI
テンプルは可能な限り無駄を削いだ細身のデザインを採用し、ソフトパッドを搭載することで、軽量さとズレにくさを両立した。ノーズパッドの高さは3段階で調整可能。
FA2は環境に配慮したプロダクトでもあり、フレームには植物原料を45%含むエコ素材Rilsan® Clear G850 Rnew(ポリアミド)を使用している。

セミハードケースとサングラスバッグを同梱 photo:Michinari TAKAGI
フレームカラーはクリスタルクリアとブラッククリアの2色が展開される。レンズはNXTローズクリア調光とNXTシルバークリア調光、NXTスカイクリア調光がラインアップされる。価格は27,500円(税込)。
それでは、編集部インプレッションに移っていこう。
―編集部インプレッション

実測重量は20g photo:Michinari TAKAGI
カブトのハーフフレームデザインアイウェアの「FA2」のインプレッションを担当するのはCW編集部員の高木。Jプロツアーで稲城FIETSクラスアクトに所属し、カブトのヘルメットやアイウェアをレースやトレーニングでも普段から使用している。
カブトのアイウェアでは大型一眼レンズを採用した「122」、フルリムモデル「ICU」、ハーフリムモデル「FA1」など多種多様なアイウェアを使用してきた。

実際にFA2を手に取ると驚くほど軽い photo:Naoki Yasuoka
実際にFA2を手に取ると驚くほど軽い。最近のアイウェアのトレンドである大型レンズのボリューム感からは想像できないレベルの軽さだ。FA1の重量は23gとすでに非常に軽量なアイウェアだったが、今回のFA2は20gとさらに3gも軽くなっている。
FA1ではテンプルの角度を変えられたが、FA2ではテンプルの仕様変更によって調整できなくなっている。一方ノーズパットは引き続き調整可能。3段階で調整でき、今回は一番低い位置がしっくりきた。

優しく頭を包み込むようなフィット感でかけ心地が良い photo:Naoki Yasuoka

テンプルのシリコングリッパーがしっかりとホールドしてくれる photo:Naoki Yasuoka
NXTレンズは厚みが薄く、アイウェアが全体的にしなるのが特徴。アイウェアをかけてみると、優しく頭を包み込むようなフィット感でかけ心地が良い。締め付け具合も日本人の頭にピタリとフィットしてくれ、長時間のライドでも頭が痛くなることはなかった。
軽量なアイウェアでは、ホールド感が弱く走行中にずれやすい物もある。いっぽう、一見リムレスモデルに見えるFA2だが、レンズ上部に接着された細身のリムがしっかりと補強としての役割を果たしているのだろう。適度な締め付け感はスタンダードなアイウェアと遜色ない掛け心地で、ライド中にポジションを直す必要はゼロ。

ダンシングでもアイウェアがずれることがない photo:Naoki Yasuoka

エアロポジションなどの深い前傾姿勢でも視界を邪魔するものは無い photo:Naoki Yasuoka
大型レンズのおかげでスプリントやエアロポジションなどの深い前傾姿勢においても、視界を邪魔するものは無く、広い視界を得られる。道路状況はもちろん周りの様子まで確認しやすく安全性も高い。
調光レンズの性能も良く、NXT調光レンズの中でも最も広い80%~10%の可視光線透過率の変化幅を備える。1年を通して通勤やトレーニングで乗る私にとって、必然的に暗い時間帯の早朝や夜も走るシーンがあるが、レンズを交換することなくずっとかけ続けられるだけの対応力がある。
リムとレンズが接着されているという構造もあいまってレンズ交換ができないが、NXT調光レンズであればそのデメリットはデメリットとならない。むしろ、レンズ交換を可能とする複雑な機構を廃することで生まれる軽量性やかけ心地の良さといったメリットが際立つ。

ロードレースでも使用してみたが、プロトンの様子やコースの状況を確認しやすい photo:Michinari TAKAGI
長時間走るロードレースでも使用してみたが、レースペースでもずれることがなくストレスを感じることは一切なし。頭を包み込むようにフィットしてくれ、かけていることを忘れるほど軽量なため、1gでもくしたいサイクリストにとって強い味方になってくれる。
FA2はロードレースやヒルクライムに参戦するレーサーはもちろん、朝晩に通勤通学する社会人や学生も使いやすい。多くのライドシーンにマッチしてくれるアイウェアだった。
カブト FA2
フレームカラー:クリスタルクリアフレーム、ブラッククリアフレーム
レンズカラー(可視光線透過率)
NXTローズクリア調光(80%~10%)
NXTシルバークリア調光(80%~10%)
NXTスカイクリア調光(80%~10%)
重量:20g
付属品:セミハードケース:サングラスバッグ
価格:27,500円(税込)

日本人の頭部形状にフィットするヘルメットづくりで高い評価を得るカブト。ヘルメットだけでなくアイウェアも手掛け、頭部を守るプロテクションアイテムをフルカーボンソールする。
今回紹介する「FA2」は、同社のアイウェアの中でも軽量モデルに位置づけられる一着だ。ハーフリムフレームに大型一眼レンズを搭載し、軽さと視界の広さ、そして高い保護性能を兼ね備えた。


アイウェアの要となるレンズにはNXT調光レンズを採用。昼夜を通して使用可能な調光性能と、歪みや劣化の少ないハイクオリティな光学特性を両立する高性能なレンズが奢られている。
クリアな視界をもたらす光学特性だけでなく、優れたプロテクション性能も実現。NXT素材は超軽量防弾プロテクター開発プロジェクトをルーツとしており、ポリカーボネートを超える軽量さ、耐衝撃性、耐久性を有していることが特徴だ。
この性質を活かして強度基準を十分にクリアしながら、従来比でレンズ厚を大幅に削減することで軽量化を果たした。さらに、レンズ内面には映り込みや眩しさを抑える乱反射防止コートを採用する。
FA2には、NXT調光レンズの中でも可視光線透過率の変化幅が最も広いレンズを採用。可視光線透過率が80%~10%まで幅広く変化するNXTローズクリア調光レンズとNXTシルバークリア調光レンズを搭載する。調光剤をレンズ原料に混ぜて成型するため、従来のコーティングタイプ調光レンズに比べて、調光性能の耐久性に優れていることもメリットの一つだ。

日本人を含むアジア人の顔にフィットしやすいように設計された円柱型のシリンドリカルワイドレンズを採用。レンズのサイズも縦60mm、横143mmとワイドであり、広大な視界を提供する。
レンズとフレームは特殊材料を用いて接着することで高い耐久性と軽量化を実現。NXT薄型レンズには適度な弾性を持たせることにより、軽量性を維持しながらあらゆるライドシーンに適した装着感を実現している。


テンプルは可能な限り無駄を削いだ細身のデザインを採用し、ソフトパッドを搭載することで、軽量さとズレにくさを両立した。ノーズパッドの高さは3段階で調整可能。
FA2は環境に配慮したプロダクトでもあり、フレームには植物原料を45%含むエコ素材Rilsan® Clear G850 Rnew(ポリアミド)を使用している。

フレームカラーはクリスタルクリアとブラッククリアの2色が展開される。レンズはNXTローズクリア調光とNXTシルバークリア調光、NXTスカイクリア調光がラインアップされる。価格は27,500円(税込)。
それでは、編集部インプレッションに移っていこう。
―編集部インプレッション

カブトのハーフフレームデザインアイウェアの「FA2」のインプレッションを担当するのはCW編集部員の高木。Jプロツアーで稲城FIETSクラスアクトに所属し、カブトのヘルメットやアイウェアをレースやトレーニングでも普段から使用している。
カブトのアイウェアでは大型一眼レンズを採用した「122」、フルリムモデル「ICU」、ハーフリムモデル「FA1」など多種多様なアイウェアを使用してきた。

実際にFA2を手に取ると驚くほど軽い。最近のアイウェアのトレンドである大型レンズのボリューム感からは想像できないレベルの軽さだ。FA1の重量は23gとすでに非常に軽量なアイウェアだったが、今回のFA2は20gとさらに3gも軽くなっている。
FA1ではテンプルの角度を変えられたが、FA2ではテンプルの仕様変更によって調整できなくなっている。一方ノーズパットは引き続き調整可能。3段階で調整でき、今回は一番低い位置がしっくりきた。


NXTレンズは厚みが薄く、アイウェアが全体的にしなるのが特徴。アイウェアをかけてみると、優しく頭を包み込むようなフィット感でかけ心地が良い。締め付け具合も日本人の頭にピタリとフィットしてくれ、長時間のライドでも頭が痛くなることはなかった。
軽量なアイウェアでは、ホールド感が弱く走行中にずれやすい物もある。いっぽう、一見リムレスモデルに見えるFA2だが、レンズ上部に接着された細身のリムがしっかりと補強としての役割を果たしているのだろう。適度な締め付け感はスタンダードなアイウェアと遜色ない掛け心地で、ライド中にポジションを直す必要はゼロ。


大型レンズのおかげでスプリントやエアロポジションなどの深い前傾姿勢においても、視界を邪魔するものは無く、広い視界を得られる。道路状況はもちろん周りの様子まで確認しやすく安全性も高い。
調光レンズの性能も良く、NXT調光レンズの中でも最も広い80%~10%の可視光線透過率の変化幅を備える。1年を通して通勤やトレーニングで乗る私にとって、必然的に暗い時間帯の早朝や夜も走るシーンがあるが、レンズを交換することなくずっとかけ続けられるだけの対応力がある。
リムとレンズが接着されているという構造もあいまってレンズ交換ができないが、NXT調光レンズであればそのデメリットはデメリットとならない。むしろ、レンズ交換を可能とする複雑な機構を廃することで生まれる軽量性やかけ心地の良さといったメリットが際立つ。

長時間走るロードレースでも使用してみたが、レースペースでもずれることがなくストレスを感じることは一切なし。頭を包み込むようにフィットしてくれ、かけていることを忘れるほど軽量なため、1gでもくしたいサイクリストにとって強い味方になってくれる。
FA2はロードレースやヒルクライムに参戦するレーサーはもちろん、朝晩に通勤通学する社会人や学生も使いやすい。多くのライドシーンにマッチしてくれるアイウェアだった。
カブト FA2
フレームカラー:クリスタルクリアフレーム、ブラッククリアフレーム
レンズカラー(可視光線透過率)
NXTローズクリア調光(80%~10%)
NXTシルバークリア調光(80%~10%)
NXTスカイクリア調光(80%~10%)
重量:20g
付属品:セミハードケース:サングラスバッグ
価格:27,500円(税込)
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