スペシャライズドが、エアロロードヘルメットの「S-Works Evade 4」を発表した。自社風洞施設WinTunnelと100時間を超える熱解析テストを経て、前作Evade 3比で冷却性能を2.4%向上。エアロ性能を妥協することなく涼しさを引き上げたヘルメットを実現した。



風を綺麗に流すことでエアロとクーリング性能を両立した スペシャライズド S-Works Evade 4 (c)スペシャライズド

スペシャライズドはバイクからシューズ、ヘルメットに至るまであらゆるプロダクトを自社開発することでお馴染み。特に自社で保有する風洞実験施設「WinTunnel」がアドバンテージとなり、エアロの開発では大きな武器となっている。

ロード用ヘルメットのEvadeシリーズは、その風洞で磨き上げられてきたエアロモデルとして、軽量・通気性を重視するPrevailと並び、レースシーンで選択肢の中心を担ってきたモデルだ。

WinTunnelによって鍛え上げられているEvade 4 (c)スペシャライズド

そんなEvadeの第4世代がデビューする。S-Works Evade 4の最も大きなポイントは、前作Evade 3比で2.4%の冷却性能向上だ。エアロ性能を維持したままクーリング性能を伸ばすことで、真夏のレースでもEvade 4を選びやすくなったということ。エアロロードがツールの山岳ステージでも選択されるほどエアロが求められる現状において、快適に着用できるエアロヘルメットはライダーの味方となってくれるはずだ。

Evade 4の開発はWinTunnelでの風洞テストに加え、100時間を超える空力・熱解析テストで行われた。さらにスペシャライズドを使う選手たちによるワールドツアーでの実戦を通じて性能が磨き上げられた。

スペシャライズド S-Works Evade 4(ホワイト/レッド) (c)スペシャライズド
TT5に着想を得たテール部分の造形 (c)スペシャライズド



Evade 4の空力性能は、ベント形状とヘルメット表面の気流コントロールを最適化。冷却のための通気孔がエアロを阻害しないよう設計された「NACAベント」、スムースな気流を維持するための細く長いサイドベント、そしてTT用ヘルメット「TT5」に着想を得たフラットトップとテールフィンを備えたシルエットによって、乱流を抑え込んでいる。

冷却面のポイントは額部のエアインテーク「MouthPort」の導入だ。MouthPortから取り込まれた空気は、「4Dクーリング内部チャネル」によってヘルメット内部の深い位置まで導かれ、後頭部の「リアディフューザー」から排出される。前方から取り入れ、頭部全体を抜ける風の流れに設計することで、ヘルメット内に熱がこもらず、快適な状態を維持する。

Mouth Portによって風を取り込む (c)スペシャライズド
新デザインの「Mips Air Node Proパッド」 (c)スペシャライズド



フィット面では、アジア市場のライダーとともに開発を重ねた「Round Fit」を採用。全方向の形状調整によって頭部へのフィットを向上させると同時に、ヘルメット内での収まりを見直し、従来よりも深く安定して被れる設計へと進化させている。

アジャスターには「BOA FS2フィットシステム」を搭載。新デザインの「Mips Air Node Proパッド」で、汗の流れをコントロールしながら、回転衝撃に対する保護性能も確保している。エアウェイ確保のためのリッジ形状はアイウェアのホールドも兼ねており、実用性も備えられている。

スペシャライズド S-Works Evade 4(ホワイト/レッド、マットホワイト、マットブラック) (c)スペシャライズド

サイズはS、M、Lで、ラウンドフィットのMサイズの重量は約320g。カラーはホワイト/レッド、マットホワイト、マットブラックの3種類。価格は49,500円(税込)。

実戦でのテストを経てリリースされたEvade 4 (c)スペシャライズド



スペシャライズド S-Works Evade 4
カラー:ホワイト/レッド、マットホワイト、マットブラック
サイズ:Round S、Round M、Round L
参考重量:約280g(CE-Mサイズ)、約320g(Round Fit-Mサイズ)
価格:49,500円(税込)

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