最終コーナーでの落車を回避し、勝利したダヴィデ・バッレリーニ(イタリア、XDSアスタナ)は「予想外な形ではあったけど、念願の勝利だ」と喜んだ。2位ストゥイヴェンや落車したフルーネウェーヘンなど、選手のコメントで波乱のジロ6日目を振り返る。



ステージ優勝 ダヴィデ・バッレリーニ(イタリア、XDSアスタナ)

思わぬ形でのジロ初勝利となったダヴィデ・バッレリーニ(イタリア、XDSアスタナ) photo:CorVos

勝利は予想していない時にやってくるものだ。僕らの作戦はマッテオ(マルチェッリ)でスプリント勝負に挑むことだったが、最終コーナーで左側にいた選手たちが落車し、僕は内側(右)を通ることができた。すると無線から『行け!』という声が聞こえた。おそらくマッテオからだったと思う。だからコーナーを抜けてスプリントを開始し、100%の力でフィニッシュまで先頭を守れることを願いながら踏み込んだ。

結果的にそれが上手くいき、本当に信じられない気持ちだよ。毎年ジロ・デ・イタリアに来るたび、ステージ優勝を争いたいと願っていた。それが僕の目標だった。そして今回、予想外の形ではあったけれど、ついにそれが実現したんだ。

6度目のジロで念願のステージ優勝を果たしたダヴィデ・バッレリーニ(イタリア、XDSアスタナ) photo:CorVos

僕たちはこのジロを、本当に良い形でスタートできている。チーム全体がモチベーションに満ち溢れており、雰囲気も素晴らしい。全員が同じ目標に向かって力を合わせ、互いに支え合っている。だからまず、今日のステージだけでなく、高いレベルで走れているこのジロ1週目を通して、チームメイトたちに感謝したい。そして僕を支えてくれた、そして今も支え続けてくれているすべての人たち、特に家族とガールフレンドに心から感謝したい。今日はただただ素晴らしい1日だ。

ステージ2位 ヤスペル・ストゥイヴェン(ベルギー、スーダル・クイックステップ)

バッレリーニに食らいつくヤスペル・ストゥイヴェン(ベルギー、スーダル・クイックステップ) photo:CorVos

僕らはポール(マニエ)を前方に送り込むべく良い走りができていた。なのであの落車が起きて本当に残念だ。僕はペダルが外れてしまい、立て直した時にはバッレリーニとの差を詰めるのが難しくなっていた。予想外のチャンスで、それを掴もうとしたけれど、ああいう結末になったのは少し悔しい。結局のところ、起きたことは仕方がない。

ステージ3位&マリアチクラミーノ(ポイント賞) ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)

もしあの落車がなければ、もっと良い結果を得られたと思う。チーム全体が懸命に働いてくれたし、ヤスペルが僕を完璧な位置に送り込んでくれた。でも残念ながら、あの落車を避けることは不可能だった。それでもスプリントして3位を取ることができたけれど、今日の結果には少し悔しさがある。一方で、ポイント賞首位の座を固められたことは嬉しい。

落車に見舞われたディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ユニベット・ローズ・ロケッツ)

最終コーナーで落車したフルーネウェーヘン photo:CorVos

時に不運は起こるものだが、チームは素晴らしい走りを見せてくれた。この後は回復に努め、次なるチャンスを掴みに行く。僕らは何のミスも犯していないし、ただ僕らの前輪が滑ってしまっただけ。それは石畳では起こることだ。

マリアローザ アフォンソ・エウラリオ(ポルトガル、バーレーン・ヴィクトリアス)

マリアローザを守ったアフォンソ・エウラリオ(ポルトガル、バーレーン・ヴィクトリアス) photo:CorVos

今日、チーム全員と監督陣は完璧な仕事をしてくれたと思う。僕たちは安全に、常に前方で走ることができたし、僕自身も少し脚を回して、昨日からの回復に努めることができた。昨日のような1日の後では、そうすることが重要だった。人生で初めてグランツールの先頭に立ち、マリアローザと白いジャージを着て走るのは本当に特別だった。良い気分だったよ。今はあと1日、あと2日、あと3日とどうなるかは分からないけれど、ただもっと長くこのジャージを着ていたい。

もちろん、これからのステージはものすごく厳しくなる。明日は長いステージで、フィナーレもとても厳しい。でも僕たちは苦しみ、戦い、このジャージを守るつもりだ。

昨日はかなり慌ただしかった。ホテルに着いたのがすごく遅くて、家族や親しい友人、ガールフレンドといった身近な人たちに電話することだけを考えていた。それ以外は、あまりに忙しすぎてスマホを見ることもほとんどできなかった。

text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, RCS Sport

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