最終山岳でアタックしたタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG)が18kmを独走。食らいつくフロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)を振り切り、今大会区間3勝目と共に総合リードを拡大させた。

総合リーダージャージを着るタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG) photo:Tour de Romandie

ツール・ド・ロマンディ第4ステージ image:Tour de Romandie 連日ワールドツアーにふさわしい激戦が続くツール・ド・ロマンディも残すところあと2日。翌日に今大会のクイーンステージかつ唯一の山頂フィニッシュを控えるなか、第4ステージの舞台は149.6kmの比較的短いレイアウトとなった。しかし序盤に2級と1級山岳を立て続けに越え、平坦路を挟んで終盤にも2級、そして1級山岳が設定されたタフなステージだ。
山岳賞ジャージを着るローランド・テールマン(スイス、チューダープロサイクリング)が入った逃げ集団は、今年限りで引退するバウケ・モレマ(オランダ、リドル・トレック)を含め8名。しかし最初の2級山岳で逃げ集団はシャッフルされ、その中にプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)が入る珍しい展開に。再構成された6名集団に対し、メイン集団はUAEチームエミレーツXRGが牽引を担った。
平坦区間を経て、最後から2つ目の2級山岳でも逃げ集団からは遅れる選手が現れ始め、残り24.7km地点から始まる1級山岳(距離8.1km/平均7.9%)で3名に絞られる。そこにはログリッチと、共に逃げ集団に合流したヴァランタン・パレパントル(フランス、スーダル・クイックステップ)、そして今年イネオス・グレナディアーズから加入した22歳のマイケル・レオナード(カナダ、EFエデュケーション・イージーポスト)が残った。

逃げ集団に合流したプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) photo:CorVos
レオナードが遅れるも何とか食らいつく逃げ集団の後方では、UAEチームエミレーツXRGがハイペースでタイム差を縮めていく。そして頂上まで残り3.2km地点、フィニッシュまで20km地点でフェリックス・グロスシャートナー(オーストリア、UAEチームエミレーツXRG)が役割を終え、タデイ・ポガチャル(スロベニア)が集団先頭に立って踏み始めた。その時点でレオナードが遅れ、先頭を行くログリッチとパレパントルとの差は僅かに5秒だった。
ログリッチたちに追いつき、追い抜いたポガチャルには、何とか総合2位のフロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)が追従する。一方で総合3位レニー・マルティネス(フランス、バーレーン・ヴィクトリアス)や総合4位のヨルゲン・ノードハーゲン(ノルウェー、ヴィスマ・リースアバイク)は遅れ、先頭は総合トップツーだけに。しかし頂上まで1km地点でリポヴィッツが遅れ、世界王者が単独で頂上を通過した。

リポヴィッツを振り切ったタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG) photo:CorVos

18km独走を決め、今大会3勝目を飾ったタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG) photo:CorVos
急勾配の下りでもポガチャルにミスはなく、登りで作ったリードを削られることなく平坦路を進んでいく。そのままフィニッシュに到着し、今大会2日目、3日目に続く区間3勝目を手にした。単独追走になっても粘りを見せたリポヴィッツが14秒遅れでフィニッシュしたため、ポガチャルは総合リードを17秒から35秒まで拡大している。
「最初の2つの登りを7名全員で越えることを計画していて、そこからステージ優勝を狙うことができた。チームのみんなに脱帽だよ。今日はライバルたちのレベルが本当に高く、強力だった。最後にフロリアンを引き離すのは本当に大変だった。彼はとても強かったよ」と、ポガチャルは仲間への感謝とライバルへの称賛を述べた。


山岳賞ジャージを着るローランド・テールマン(スイス、チューダープロサイクリング)が入った逃げ集団は、今年限りで引退するバウケ・モレマ(オランダ、リドル・トレック)を含め8名。しかし最初の2級山岳で逃げ集団はシャッフルされ、その中にプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)が入る珍しい展開に。再構成された6名集団に対し、メイン集団はUAEチームエミレーツXRGが牽引を担った。
平坦区間を経て、最後から2つ目の2級山岳でも逃げ集団からは遅れる選手が現れ始め、残り24.7km地点から始まる1級山岳(距離8.1km/平均7.9%)で3名に絞られる。そこにはログリッチと、共に逃げ集団に合流したヴァランタン・パレパントル(フランス、スーダル・クイックステップ)、そして今年イネオス・グレナディアーズから加入した22歳のマイケル・レオナード(カナダ、EFエデュケーション・イージーポスト)が残った。

レオナードが遅れるも何とか食らいつく逃げ集団の後方では、UAEチームエミレーツXRGがハイペースでタイム差を縮めていく。そして頂上まで残り3.2km地点、フィニッシュまで20km地点でフェリックス・グロスシャートナー(オーストリア、UAEチームエミレーツXRG)が役割を終え、タデイ・ポガチャル(スロベニア)が集団先頭に立って踏み始めた。その時点でレオナードが遅れ、先頭を行くログリッチとパレパントルとの差は僅かに5秒だった。
ログリッチたちに追いつき、追い抜いたポガチャルには、何とか総合2位のフロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)が追従する。一方で総合3位レニー・マルティネス(フランス、バーレーン・ヴィクトリアス)や総合4位のヨルゲン・ノードハーゲン(ノルウェー、ヴィスマ・リースアバイク)は遅れ、先頭は総合トップツーだけに。しかし頂上まで1km地点でリポヴィッツが遅れ、世界王者が単独で頂上を通過した。


急勾配の下りでもポガチャルにミスはなく、登りで作ったリードを削られることなく平坦路を進んでいく。そのままフィニッシュに到着し、今大会2日目、3日目に続く区間3勝目を手にした。単独追走になっても粘りを見せたリポヴィッツが14秒遅れでフィニッシュしたため、ポガチャルは総合リードを17秒から35秒まで拡大している。
「最初の2つの登りを7名全員で越えることを計画していて、そこからステージ優勝を狙うことができた。チームのみんなに脱帽だよ。今日はライバルたちのレベルが本当に高く、強力だった。最後にフロリアンを引き離すのは本当に大変だった。彼はとても強かったよ」と、ポガチャルは仲間への感謝とライバルへの称賛を述べた。
ツール・ド・ロマンディ2026第4ステージ結果
| 1位 | タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG) | 3:40:24 |
| 2位 | フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +0:14 |
| 3位 | パブロ・カストリーリョ(スペイン、モビスター) | +1:42 |
| 4位 | ロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、XDSアスタナ) | |
| 5位 | セルヒオ・イギータ(コロンビア、XDSアスタナ) | +1:47 |
| 6位 | ヤニス・ヴォワザール(スイス、チューダープロサイクリング) | |
| 7位 | ルーク・タックウェル(オーストラリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | |
| 8位 | ジュニオール・ルセルフ(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | |
| 9位 | ジェフェルソン・セペダ(エクアドル、モビスター) | |
| 10位 | ジェフェルソン・セペダ(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト) |
個人総合成績
| 1位 | タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG) | 15:47:00 |
| 2位 | フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +0:35 |
| 3位 | レニー・マルティネス(フランス、バーレーン・ヴィクトリアス) | +2:23 |
| 4位 | ヨルゲン・ノードハーゲン(ノルウェー、ヴィスマ・リースアバイク) | +2:30 |
| 5位 | ルーク・プラップ(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー) | +2:48 |
| 6位 | ルーク・タックウェル(オーストラリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +2:49 |
| 7位 | ジェフェルソン・セペダ(エクアドル、モビスター) | |
| 8位 | ジュニオール・ルセルフ(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | +2:54 |
| 9位 | アルバート・ウィゼンフィリプセン(デンマーク、リドル・トレック) | +2:56 |
| 10位 | ロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、XDSアスタナ) | +3:03 |
その他の特別賞
| ポイント賞 | タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG) |
| 山岳賞 | ローランド・テールマン(スイス、チューダープロサイクリング) |
| ヤングライダー賞 | レニー・マルティネス(フランス、バーレーン・ヴィクトリアス) |
| チーム総合成績 | レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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